春光やイノベーションが起こる時
土匂う過去の遺産を糧とせり
亀鳴くや答えはいつも吾の中に
春の夢想像力は無限大
■NHKアカデミア
“救いの物語”はどのように生まれるのか 吉本ばなな(前編)
自分を救いたかった
生きにくい自分自身をどうやったら救えるのか
焼く40年数多くの救いの物語を生み出してきた
この世から消えてなくなりたいと思っている人に
生きている時間を長くできたらそれをいつも願っています
読者に寄り添い励まし続ける吉本ばななワールド
その物語世界はどのようにして生まれるのか❓
日本を代表するベストセラー作家の創作の秘密に迫る
生きるヒントがここに
120冊以上の本を出版
小説家 吉本ばななが生まれるまで 1964年東京千駄木で生まれた
父親は戦後を代表する思想家で詩人の吉本隆明
町全体が一つの家のよう 小説を書き始めたのは小学校入学前
初めて書いたのは怖い話 書きかけが20個あるよりも
1個終わったものがある方が勉強になった
1987年「キッチン」海燕新人文学賞受賞
愛する人を失った主人公の成長と回復の物語
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。
どこのでも、どんなのでも、それが台所であれば
食事を作る場所であれば私はつらくない。
こんなに世界がぐんと広くて、闇はこんなにも暗くて、
その果てしない面白さと淋しさに私は最近はじめて
この手でこの目で触れたのだ。
「キッチン」
その後も繊細な文体と独自の世界観で多くの読者を魅了してきた
2003年39歳で出産 2012年に両親を相次いで亡くす
人生の経験は作品に大きな影響を与えてきた
子どもが生まれて絶対を経験
自分の小ささを知ったことが作品の幅を広げた
本当に声は聞けないんだ それを実感したのはとても大きかった
作品の規模が せこくなったけど深みは出た
最新長編「下町サイキック」2024年
東京の下町を舞台に人と違う能力を持った少女が成長していく物語
「友おじさん、どうして人は色とかお金とかに
目がくらむの?だって、今までの暮らしが普通に幸せだったら、
それ以上つけたすべきものはないはずじゃない?(略)
私にわかるようなそんな簡単なことが、
大人になるとどうしてわからなくなるの?」
「下町サイキック」
下町の物語に込めた思いは下町の文化を書き残しておきたかった
主人公キヨカは人には見えないものが見える能力を持つ
ひとりひとりのなかには力が潜んでいる
読者の救いや癒しを意識しているのか?
読んでいる間すべてを忘れて貰いたい
生きている時間を長くできたらと願っている
吉本ばななに聞く創作の秘訣
結論やテーマの答えを自分なりに持っている 見切り発信はしない
エッセーや日記の分量を書く トピックを一人称で書く
強いことだけ濃く書く 弱いところははしょる
とにかく続けること 週に一回何かのトリートメントを受ける
自己投資をする コツコツ型で行く 10年続けたら必ず何かになる
自分をケアする 体が長持ちする
絶対読者に恥じることのないものであろう
アーサー・コナン・ドイル著「シャーロック・ホームズの冒険」
トルーマン・カポーティ「遠い声 遠い部屋」
フランソワーズ・サガン「悲しみよこんにちは」三冊を薦める
■NHKアカデミア
ベストセラー作家が語る❝生きる知恵❞ 吉本ばなな(後編)
40年近く小説を執筆
独自の感性から生まれた人生観が多くの読者を魅了している
価値観が多様化する現代 吉本ばなな流”生きる知恵“
小説の副産物としての”生きる知恵“
テーマが磁石みたいに寄ってくる
吉本のエッセーには独自の”生きるヒント”が記されてきた
昨年出版したエッセーのテーマは幸せの見つけ方
そういう自分のことを自覚して、もう一度、本来の生き物としての
センサーを取り戻していくのが、生きるってことじゃないか。
軸足を自分に戻すことからしか、自分の幸せは始まらないと思うのです。
「幸せへのセンサー」
自分らしさを見つけていくのが人生 大事なのは実験
他人が言ってくる自分らしさと自分の自分らしさをミックスしたものが自分
自分らしさの実験をまめにできるのが幸せになる道
お悩み相談
直感を磨く方法 直感を磨くより違和感に気づく
落ち込んだ時の対処法 時間と空間を変える
昔のスケジュール帳を見てみる
10年経つと大体なくなっている 意外なことが起こることを仕込んでみる
予想がつかないことが入ると生きる本能が蘇る
人と比べず自分の道を歩むには❓この世全体を一つの体と思う
全員がいないと成り立たない 自分から自分を離さない方がいい
安全だと思うのが一番大事 不安の反対は安全
子育てや看取りなどさまざまな経験を経てきた吉本
ここからは人生の節目で直面する悩みについて
子離れの時期をどう乗り越えるか❓めちゃめちゃ甘やかしている
相手を大人扱いしながら唯一絶対の親である そのバランスが大切
大切な人を失うのが怖い 死ぬ直前まで生きているじゃん
還暦後の人生をどう生きるか❓引きこもっていきたい
若い人になるべく譲っていきたい と言いつつ
いざ何かが起きたら立ちあがれる状態を作る
多くの参加者から寄せられた悩み
人間関係で悩まないために 徹底的に自分は一人だと自覚する
人間関係で苦しむのは期待するから 本当に一人と思えたら
他人のせいにしなくなる 人と人って今会えていることの方が奇跡的
最後に今一番伝えたいこと
実験してみること 好奇心を持って実験してみる
自分から自分が離れないようにする
自分自身がいる場所を物理的に確認する
そうやって人生を楽しみましょう
土匂う過去の遺産を糧とせり
亀鳴くや答えはいつも吾の中に
春の夢想像力は無限大
■NHKアカデミア
“救いの物語”はどのように生まれるのか 吉本ばなな(前編)
自分を救いたかった
生きにくい自分自身をどうやったら救えるのか
焼く40年数多くの救いの物語を生み出してきた
この世から消えてなくなりたいと思っている人に
生きている時間を長くできたらそれをいつも願っています
読者に寄り添い励まし続ける吉本ばななワールド
その物語世界はどのようにして生まれるのか❓
日本を代表するベストセラー作家の創作の秘密に迫る
生きるヒントがここに
120冊以上の本を出版
小説家 吉本ばななが生まれるまで 1964年東京千駄木で生まれた
父親は戦後を代表する思想家で詩人の吉本隆明
町全体が一つの家のよう 小説を書き始めたのは小学校入学前
初めて書いたのは怖い話 書きかけが20個あるよりも
1個終わったものがある方が勉強になった
1987年「キッチン」海燕新人文学賞受賞
愛する人を失った主人公の成長と回復の物語
私がこの世でいちばん好きな場所は台所だと思う。
どこのでも、どんなのでも、それが台所であれば
食事を作る場所であれば私はつらくない。
こんなに世界がぐんと広くて、闇はこんなにも暗くて、
その果てしない面白さと淋しさに私は最近はじめて
この手でこの目で触れたのだ。
「キッチン」
その後も繊細な文体と独自の世界観で多くの読者を魅了してきた
2003年39歳で出産 2012年に両親を相次いで亡くす
人生の経験は作品に大きな影響を与えてきた
子どもが生まれて絶対を経験
自分の小ささを知ったことが作品の幅を広げた
本当に声は聞けないんだ それを実感したのはとても大きかった
作品の規模が せこくなったけど深みは出た
最新長編「下町サイキック」2024年
東京の下町を舞台に人と違う能力を持った少女が成長していく物語
「友おじさん、どうして人は色とかお金とかに
目がくらむの?だって、今までの暮らしが普通に幸せだったら、
それ以上つけたすべきものはないはずじゃない?(略)
私にわかるようなそんな簡単なことが、
大人になるとどうしてわからなくなるの?」
「下町サイキック」
下町の物語に込めた思いは下町の文化を書き残しておきたかった
主人公キヨカは人には見えないものが見える能力を持つ
ひとりひとりのなかには力が潜んでいる
読者の救いや癒しを意識しているのか?
読んでいる間すべてを忘れて貰いたい
生きている時間を長くできたらと願っている
吉本ばななに聞く創作の秘訣
結論やテーマの答えを自分なりに持っている 見切り発信はしない
エッセーや日記の分量を書く トピックを一人称で書く
強いことだけ濃く書く 弱いところははしょる
とにかく続けること 週に一回何かのトリートメントを受ける
自己投資をする コツコツ型で行く 10年続けたら必ず何かになる
自分をケアする 体が長持ちする
絶対読者に恥じることのないものであろう
アーサー・コナン・ドイル著「シャーロック・ホームズの冒険」
トルーマン・カポーティ「遠い声 遠い部屋」
フランソワーズ・サガン「悲しみよこんにちは」三冊を薦める
■NHKアカデミア
ベストセラー作家が語る❝生きる知恵❞ 吉本ばなな(後編)
40年近く小説を執筆
独自の感性から生まれた人生観が多くの読者を魅了している
価値観が多様化する現代 吉本ばなな流”生きる知恵“
小説の副産物としての”生きる知恵“
テーマが磁石みたいに寄ってくる
吉本のエッセーには独自の”生きるヒント”が記されてきた
昨年出版したエッセーのテーマは幸せの見つけ方
そういう自分のことを自覚して、もう一度、本来の生き物としての
センサーを取り戻していくのが、生きるってことじゃないか。
軸足を自分に戻すことからしか、自分の幸せは始まらないと思うのです。
「幸せへのセンサー」
自分らしさを見つけていくのが人生 大事なのは実験
他人が言ってくる自分らしさと自分の自分らしさをミックスしたものが自分
自分らしさの実験をまめにできるのが幸せになる道
お悩み相談
直感を磨く方法 直感を磨くより違和感に気づく
落ち込んだ時の対処法 時間と空間を変える
昔のスケジュール帳を見てみる
10年経つと大体なくなっている 意外なことが起こることを仕込んでみる
予想がつかないことが入ると生きる本能が蘇る
人と比べず自分の道を歩むには❓この世全体を一つの体と思う
全員がいないと成り立たない 自分から自分を離さない方がいい
安全だと思うのが一番大事 不安の反対は安全
子育てや看取りなどさまざまな経験を経てきた吉本
ここからは人生の節目で直面する悩みについて
子離れの時期をどう乗り越えるか❓めちゃめちゃ甘やかしている
相手を大人扱いしながら唯一絶対の親である そのバランスが大切
大切な人を失うのが怖い 死ぬ直前まで生きているじゃん
還暦後の人生をどう生きるか❓引きこもっていきたい
若い人になるべく譲っていきたい と言いつつ
いざ何かが起きたら立ちあがれる状態を作る
多くの参加者から寄せられた悩み
人間関係で悩まないために 徹底的に自分は一人だと自覚する
人間関係で苦しむのは期待するから 本当に一人と思えたら
他人のせいにしなくなる 人と人って今会えていることの方が奇跡的
最後に今一番伝えたいこと
実験してみること 好奇心を持って実験してみる
自分から自分が離れないようにする
自分自身がいる場所を物理的に確認する
そうやって人生を楽しみましょう
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