2026年4月13日月曜日

兼題「春風」&テーマ「初めて会った時」

風光るデータを超えた生命力

せっかくの独りの時間春陽射し

春深し相手侮りへこまされ

広告は欲しいものへと春北斗

春の月弱い大人がいっぱいだ

 

NHK俳句 兼題「春風」

選者:星野高士 レギュラー:松井玲奈 司会:柴田英嗣

年間テーマは「虚子の近代俳句」

 

近代を代表する俳人 高浜虚子(星野高士先生のひいじいさん)

本名 高浜清(正岡子規がつけた俳号が虚子)

身長 165

好物 煮物(おでんが好きだった)

1874(明治7)年 愛媛県松山市生まれ

1959(昭和34)年 死去 享年85

 

虚子が同近代俳句に影響を及ぼしたか

4月 ホトトギスを継ぐ

春風や闘志いだきて丘に立つ   高浜虚子

虚子が39歳の時に詠んだ俳句

 

中学生の頃、俳人 正岡子規と出会い俳句を始める

明治27(1894)上京 この時行動を共にしたのが河東碧梧桐

同級生の河東碧梧桐と虚子はすごい才能があった

この時詠んでいた俳句は 定型を破ったような句を作っていた

怒涛岩を噛む我を神かと朧の月   高浜虚子 22

神仙体(しんせんたい)(自分を)神格化して俳句を作る が流行っていた

虚子としては自由にやりたい そういう気持ち額に出ていた

遠山に日の当たりたる枯野かな   高浜虚子 26

(自分の事を枯野に仮身と思って作った)

自分は遠山にちょっと日が当たる枯野のような人生でいい

自分を直接的に書くのではなく 裏側に実は人(自分)がいる

表に自分が出ちゃうとダメ

 

子規が結核を患っているとき二人は競い合っていた

子規は死期を悟り虚子にホトトギスを継がせた 虚子24歳の時でした

明治31(1898)俳句雑誌「ホトトギス」の発行人を引き継ぐ

「ホトトギス」明治4412月刊

いかに高浜虚子が小説に力を入れていたか分かる

「ホトトギス」令和83月号

俳句⇨小説 碧梧桐は新しい俳句を発表」⇨新傾向俳句 人気を集める

碧梧桐がやっていたのは 季語(季題)もいらない 字数も自由 字余りでもOK

(それに疑問を持った)虚子が伝統俳句の五七五や季語一つ(という決まり)を守った

日本文学の伝統を守るために虚子は俳壇に復帰 守旧派と呼ばれている

「春風や闘志いだきて丘に立つ   高浜虚子」

39歳でこの句を詠んだ意味が分かったと柴田英継

39歳で決めた行く道を俳句をやろうと 立ち返った かなりの決意

春風という季題 季語の力が強い 春風は穏やかに吹いて

たまに早い風も吹く 春嵐とか 「闘志いだきて」は凄い決意

それが(春風と)ぶつかりあっている 

雰囲気が上の句と下の句で変わっている印象

「しゅんぷう」という読み方もある 「しゅんぷう」は音が力強い

それと闘志が一緒(の意味) 私は逆に「はるかぜ」で

穏やかなところと対比で闘志だと思う 私は「はるかぜ」と読む

 

・特選三席 兼題「春風」

一席 人間の笑う力や春の風   梅澤春雄

二席 春風にやがて相寄る川ふたつ   高橋充

三席 春風(しゅんぷう)や輪郭緩みゆく池心(ちしん)   沼本美穂

(句またがり 写生の句)

 

・特選句 兼題「春風(はるかぜ)

「春風」穏やかな風 息吹が満ちている 強いけど優しい

秋風だとちょっと勢いが弱くなる 木枯らしだと寒い

「春風」は未来への予感

 

春風やガイドブックに載らぬ町   真砂(まさご)光子

春風や初めて並ぶ献血車   板井すみ江

知恵の輪のことりと外れ春の風   ピアニシモ

春風や戸締りなんぞ知らぬ島   坂口峰子(ほうし)

春風に昔の背広着て街へ   堀田福朗

春風に捲(めく)れる地図を押さへけり   檜垣幸雄(ゆきお)

 

・はみだせ!教室俳句

愛媛県愛媛大学 全国教室俳句コンテスト表彰式 日本俳句教育研究会

俳句を使った優れた指導法を表彰

 

宇和島市立明倫小学校 芳谷あゆみ教諭

学級経営の中に俳句という筋を通して 「100句作って卒業しよう」

という目標を 頭から揚げるというのも 1つのアイデア

先生を褒めるコンテストを立ち上げたい 全国の先生を応援したい

アイデアの評価 それを共有して広めていきたい

 

千葉大学教育学部付属中学校 大澤由紀教諭 

タブレットを使った句会

 

済美平成中等教育学校 堀雄貴教諭

AIと俳句をつくる

 

このコンテストの狙いの一つは「はみだすこと」

俳句をやったことで結果 言葉の力がついて

それが心を育てることに繋がる この図式が一番大事

俳句ありきではなく 言葉を育てるために俳句が使える

生成AIを使って タブレットを使って 現状に即した

新しいアイデアをどんどんひねり出していく

ひとりの先生のアイデアと工夫 ワークシートを作る労力

それをみんなで今日共有すれば もっと簡単にやれる

共有しましょうというひとつの教育運動がこのコンテストを

きっかけに広がっていってくれたら 国語科に俳句を

閉じ込めたくない 全ての教科 全ての学校教育活動に

俳句をアイテムとして使っていただきたい 

 

・松井玲奈 今月の一句

春風を顔にうけつつ犬笑う   松井玲奈

(全部言ってしまっている 余韻 見せないというのが俳句の美学

 全部言うと日記になってしまう 日記から俳句 詩の方に変化させる

 何かが余計 「犬笑う」で「顔」の意味は出ている

添削

春風をうけつつ犬の笑うごと

(「ごと」というのは「ごとく」比喩 俳句での使い方は難しい

俳句は省略の文学)

今月のポイント 「省略」

 

NHK短歌 テーマ「初めて会った時」

選者:千葉聡 ゲスト:長嶋有 司会:ヒコロヒー

年間テーマは「きょうの放課後 いつかの放課後」

 

フォルテとは遠く離れてゆく友に「またね」と叫ぶくらいの強さ

千葉聡

 

・入選九首 テーマ「初めて会った時」

母さんにあの世で初めて会ったならあんたは誰とまた言われそう

樋口勉

一席 永遠の類語と思ういつ来ても初めてみたいに思える海は

田中佳(よし)

三席 意外にもポートボールが上手かった自称太宰の生まれ変わりは

立田渓

二席 月光のナイフを胸に抱いているようなあの日のあなたでしたね

星川郁乃(いくの)

皆地方出身なれば唱和する「いらっしゃいませ」から渋谷に染まる

小林竜太

君は僕に弾いて欲しいと言ったよねイシバシ楽器の壁に吊るされ

岩本朗(あきら)

見つめあうと乱反射するようだったきみもわたしも眼鏡かけてた

石川真琴

風の寄り合い所のようなバス停で羽ばたく文字をなでていた指

十条坂(のぼる)

美術室に駆け込む僕ら石膏のシーザーは背後から見ている

里見脩一

 

・ちばさとの放課後短歌部

ゲストの放課後にまつわる思い出を短歌にしていく

長嶋さんの思い出「パソコンと初めて会った時」

 

ちばさとの注目ポイント

多分本人が忘れている最初の出来事

 

ひらがなのキーを探せば「ぬ」はあるが「ぬま」と打つのか、今この俺が

千葉聡

1人で「ぬま」と打ってにんまりわらったかもしれない という事を歌にした

 

短歌づくりのヒント

「初めて会った時」の心に残ったディテールを詠むと良い歌になる

 

Q.短歌や俳句は定型があるから必ず終わりがくる

小説の終わりはどのように決めている?

 

終わりは「便宜」便宜的に終わらないといけないから終わるもの

始まりとか中間部分は「表現」 終わりはテクニック

 

ヒコロヒー著「黙って喋って」

「黙って喋って」は短編小説集だけどいろんな人物が出てくる

取材はしていないが喫茶店で盗み聞きしている

 

・いちご摘み

青空の動脈として伸びていく梅の枝から私へと春

田中翆香

⇩一語つむ

お茶請けの話が長い川岸にだんだんカリカリ梅の優勢

俵匠見(たわらたくみ)

 

カーナビがいいな、君の曲がるほうに合わせて考え直すカーナビ

俵匠見

(短歌会は)自分よりうまい人が同世代でめちゃくちゃたくさんいて

悔しい気持ちにもなるんですけど(歌会で)票がいっぱい入ったりすると

うれしいし楽しい

(大学の)研究でも友達と遊ぶのも読んだりするのも(短歌)」なので

言葉に関する事で生活できたら一番楽しいのかなと思います

 

静脈は青のイメージだけど動脈は赤のイメージで

それが梅の花の色とも合ってて 動脈で戦うと負けそうなので…。()

つんだのは「梅」 

2026年4月12日日曜日

尾崎放哉&「入学」&加賀まりこ

羽海野チカ女史を詠む

強きもの勝者にあらず雪の果

(やな)日和しんどいことを呟かん

暮の春色々な具を入れてみる

石鹸玉他人に聞かせる独り言

常軌した目の中の花春意かな

 

■尾崎放哉(自由律俳人)の俳句

咳をしても一人

入れるものがない両手で受ける

こんなよい月を一人で見て寝る

朝がきれいで鈴を振るお遍路さん

足のうら洗えば白くなる

墓のうらに廻る

ひとりだからひとりごと言う

何も忘れた気で夏帽をかぶつて

何か求むる心海へ放つ

なんにもない机の引き出しをあけて見る

背を汽車通る草ひく顔をあげず

考へ事をしてゐる田にしが歩いて居る

すばらしい乳房だ蚊が居る

なん本もマツチの棒を消し海風に話す

ぴつたりとしめた穴だらけの障子である

雪積もる夜のランプ

霜とけ鳥光る

冷え切つた番茶の出がらしで話さう

何がたのしみに生きてると問はれて居る

針の穴の青空に糸を通す

縁がわあたゝかくて居る木の葉が一枚とんで来た

春の山のうしろから烟が出だした(*辞世の句)

 

池内紀 評

死とつばぜり合いをするようにして俳句が生れた。

おのずと放哉作には死と生とが紅白日本の糸のようによじ合わされている

 

放哉が亡くなられ202647日で百年。

旧制一高、東京帝大を出たエリートでありながら

酒で失敗を重ね、身を崩し41歳で生涯を閉じられたとか…。

酒好きの亡父が好きだったことを思い出す…。

 

参照:https://www.aozora.gr.jp/cards/000195/files/974_318.html

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「入学」

 

この春に新一年生になられる人には 改めておめでとうございます

そんな「入学」という一大イベントも季語になっているわけです

4月頃に日本では「入学」のシーズンを迎えますけれども

この「入学」という季語の傍題として 「入学式や」

その入学する子供の「入学児」でありますとか

「新入生」や「一年生」新しく入って来る「新教師」

というのもこの「入学」の傍題であると

歳時記には分類されております

季語として使う時のポイントとしましては

どの学校への「入学」なのかという事を

他の言葉との組み合わせによって表現する

そういうバランス感覚の大事になってくる季語かもしれません

先行する有名な句としまして

「銀行に口座開きて入学す」という堀之内和子さんの名句もございます

これは銀行に口座を開くっていう状況から

あぁ大学生かな みたいな読みが強くなってくる

さすがの言葉の組み立て方でございます

 

■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん

ゲストは❝和製ブリジット・バルドー❞と言われていた女優・加賀まりこさま。

色紙の言葉は「人生行って来い」

戦時中、病院の防空壕で生まれたとか…。

高校時代、友人のお父様経営の❝キャンティ❞に通っていたら、

川端康成氏や寺山修司氏や篠田正浩氏やアラン・ドロン氏からも

声を掛けられたとか…。

大物女優さんとのエピソードも凄かった。




2026年4月11日土曜日

わたしの日々が、言葉になるまで 桜の魅力

体幹に自分軸すえ春を生く

陽春や今朝が遠くの日のごとく

口開けて昼寝する夫(つま)春の怪

欲張らず身の程を知る星朧

春の月強いだけでは勝てませぬ

 

■わたしの日々が、言葉になるまで 桜の魅力をい言葉にすると?

土居志央梨 朝井リョウ 小渕健太郎 劇団ひとり 桐山照史

 

土居志央梨 「虎に翼」「青天を衝け」細やかな感情表現で魅了

 

朝井リョウ 「何者」「桐島、部活やめるってよ」

「イン・ザ・メガチャーチ」「生殖記」 桜とはカロリーの高い単語

リアルで鋭い心理描写 時代特有の共感を得る作品

 

小渕健太郎(コブクロ) 細部まで計算された歌詞とメロディー 

多くの人に感動を与える 時間と共に会える 枝の持つ魅力 

 

なぜ心を奪われるのか? どんな感情が? 

私たちを惹きつける桜の魅力を言葉にすると?

人が集まる理由として桜を使っている(朝井)

コブクロの「桜」のモチーフは京都の円山公園(小渕) 小渕健太郎=桜博士

 

桜の花びら散るたびに 届かぬ思いがまた一つ 涙と笑顔に消されてく

そしてまた大人になった 追いかけるだけの悲しみは 強く清らかな悲しみは

いつまでも変わることの無い 無くさないで 君の中に 咲く Love

作詞:小渕健太郎/黒田俊介「桜」

 

何十年、何百年の繰り返しにメッセージ

卒業の時に後輩が先輩に告白 後輩の思い 小渕

 

「桜」キレイ、美しい、切ない 小学生には衝撃的だった 土居

 

桜とはカロリーの高い単語 感情を投げ込める 

涙と笑顔が並んでいても不自然じゃない 桜のなせる業 

「強く清らかな悲しみ」も違和感なく心に入って来る 朝井

 

タイトルに「桜」がつく曲数 およそ640曲 スタッフ調べ

 

人気アーティストが表現した桜ソング

いきものがかり「SAKURA」青春時代を描いた桜の表現

さくら ひらひら 舞い降りて落ちて 揺れる 想いのたけを 抱きしめた

君と 春に 願いし あの夢は 今も見えているよ さくら舞い散る

いきものがかり(作詞:水野良樹)SAKURA

 

サザンオールスターズ 天災からの復興への思い「桜、ひらり」

桑田佳祐が描いた桜の表現
桜、希望に萌えて 今も匂ってきます ひらり 風に舞ってる

誰か未来へ言葉 うまく伝えて欲しい ゆらり 忘れえぬ面影 

柳暗花明(りゅうあんかめい)

サザンオールスターズ(作詞:桑田佳祐)「桜、ひらり」

 

桜の匂いっていう感覚はなかった 小渕 (私はあった)

「桜、ひらり」能登半島地震から円年となる2025年元日に配信 小渕

 

「君と」過去「誰か未来へ言葉」未来

託しているのは常に桜の季節に存在する

時系列でも言える 桜を背景に置くだけで10年前の思い出も

100年後の未来も隣同士 時系列を無にできる 共通言語である役割

共通言語としての強さを感じる 朝井

 

「桜が舞う」静ではなく動的 

「舞う」0でも100でもない間を表現できる言葉

舞い始めはPositiveなイメージ 

「舞い降りて」「舞い散る」100に近い終焉 朝井

 

言語化のヒント

「舞う」PositiveからNegativeまでの間のGradationを表現できる言葉

 

咲き終わった途端 誰も桜を見ない 桜の葉っぱは掌より大きい 

殆どあの時期にしか注目されないのが僕は切なくて好き 小渕

 

新海誠ワールドの原点 男女の時間と距離を描いた桜

「秒速5センチメートル」

満開の桜の木の下で交わした言葉

「ねえ 秒速5センチなんだって」

「えっ 何?」

「桜の花の落ちるスピード 秒速5センチメートル」

「ふうん アカリ そういうことよく知ってるよね」

「ふふん ねえ なんだか まるで 雪みたいじゃない?」

「そうかなー」「あっ」

「ねえ!まってよ!アカリ!」

「タカキくん 来年も一緒に桜 見れるといいね!」

 

実際、桜の花びらが落ちるスピードは秒速5センチではない!

*科学的根拠はありません

 

短くて遅いことを良しとしている 一般常識とは反対である

ゆっくり歩いて行こうよ ゆっくり恋が成就するといい

とこの子は思っているのかな? 小渕

科学的な表現の違和感 劇団ひとり

 

そのモノをその言葉を使わずにどう表現するか?試されるので

数学的要素 距離の遠い単語を持ってきて桜を説明するのがお洒落 朝井

 

美しいを使わずにどう伝えるか?苦心している。

心砕いている。書き手は…。名フレーズになる要素を秘めている。 朝井

 

直木賞作家が感じた桜とは?❝桜は○○のような花…❞

千早茜「透明な夜の香り」「桜の首飾り」「男ともだち」

千早茜著「ガーデン」 

桜の美しさそのものだけではなく 心情を桜に託した表現 

長くのびた桜の枝は 風が吹くたびにゆらゆらと揺れて、

泡のような花を散らした。なんだか心許ない。

実態がつかめない。桜は不安の代名詞のような花だと思う。

 

自分の心情によって全く見え方が変わる花 別れの時期でもあるし

新たなスタートの時期でもある 不安定になりがちな時期に咲く

自分の心を灯影してみる 土居

 

1年で1番感情が動く時に咲いているもの なんにでも嵌るのかな 桐山

泡の消えるスピード 桜が散るスピード 泡っぽい花といっても桜が出てくる

 

針金1本くらいの細さの枝 命の先端 枝先は今日を生きている

そこからまだ頑張ろうとしている 切ない・不安 

元には戻れないが 空間でまた重なることがある

会えなかった人と会えるように 時間と共に会える時が来る

枝の持つ魅力 小渕

 

小説の世界ではNegativeな感情を託す花 

梶井基次郎著「桜の樹の下には」「桜の樹の下には屍体が埋まっている!」

桜は不気味 ソメイヨシノはクローン

ソメイヨシノ:挿し木や接ぎ木でしか増やせないため、

遺伝的に同じ性質をもったクローン ソメイヨシノ=スミス?()

花の表現をするときに周辺の言葉から取ってきたり 色で表現する事が多い

泡というだけで白を使わずに表現 時間的な短さを表現 朝井

 

貝殻のように白く光るのは

大方さっきの桜の花がこぼれたのであろう。

芥川龍之介「運」

 

御室(おむろ)の桜も、一目見たら、春の義理がすんだようなもんや。

川端康成「古都」

 

「古都」裁判にかけられる季節 春をやった 春の義理と表すのがかっこいい

夏楽しみましたか?海行った?旅行いたの? 夏裁判

夏は義務を感じる季節 朝井

 

桜は小説家にとってどんなモチーフ?

Positiveな感情よりもNegativeな感情を乗せやすい

頂点が一瞬過ぎて 前後を描きたくなるモノ

ピエロ 真っ赤な口紅 美しいものなんだけど怖さを感じる

 

言語化のヒント

美しいものを怖いシーンに入れるなどあえて真逆の意味合いで言葉を使う 朝井

逆張りだから❝美しい❞前提はある 土居

❝美しい❞を共有している強さ 朝井

 

恋愛小説で描く狂気の桜

「ノルウェイの森()」村上春樹著

春の闇の中の桜の花は、まるで皮膚を裂いてはじけ出てきた

(ただ)れた肉のように僕には見えた。

庭はそんな多くの肉の甘く重い腐臭に充ちていた。

 

桜側に意思がある より不気味さが強く表現されている

自分が病魔に侵されていく中で桜のように生命力のあるものが憎い 朝井

いろんな角度から創作している対象 劇団ひとり

 

お花見タイム!

写真から何を受け取り どんな表現を生み出す?

「花弁で視界が覆われるそれは棺の内側のようで」朝井

満開の桜に行く手を阻まれている様子を表現 桜は不気味

 

「桜が手をつなぐ 満開のアーチの下を」小渕

散ってくれる ちゃんと散ってくれる 34月乗り越えて次頑張っていこう

短い命のようで実は1年中頑張っている 見てもらえたらうれしいな

 

最後は桜側の発言でした 朝井

2026年4月10日金曜日

旅館のご馳走で一句

春の霜八雲の後を漱石が

悲しむな吾は喜ばぬ返り花

跳べ歌え吾が死のうとも春の雲(926)

あっけなく逝ってしまった花の冷え

春暁よ西田(千太郎)を偲ぶ命日よ(315)

 

■プレバト纏め 202649

旅館のご馳走で一句

 

俳句史に残る句集作り 永世名人2人の査定!

千原ジュニア

宿飯の踊る鮑がキュウと鳴く

添削(やや安易 「鮑の踊り焼き」呼び名がある 鮑でhないものを踊らせる)

踊る火に膳の鮑がキュウと鳴く

 

横尾渉

残雪の宿よ黄金のほうとうよ

(残雪とほうとうが季重なり 黄金が好きですねといつき先生

 「黄金」と「ほうとう」が近い 

「残雪」の冷たさと「ほうとう」の熱さを対比させた方が活きる)

残雪の宿ほうとうの椀熱し

 

1位 筒井真理子(知性を感じる)

可借夜の菜の花椀の湯気やわらか

(季語:菜の花 可惜夜(あたらよ):開けてしまうのが惜しい夜のこと

 「の」でずっとつないできて最後余白を残している「やわらか」が続いていく)

 もう一つの選択肢⇩ 

可惜夜湯気やわらかき花菜椀

 

2位 的場浩司(説明によって降格!)

うりずんや黄肌一本抱き戻る

添削(季語:うりずん 沖縄の春から初夏にかけての季節

   黄肌:冬の季語 主役の季語と脇役の季語を考えてやっているか否か

   季語を詠嘆して強める「鮪」じゃなく「黄肌」と書いて鮪感を薄めた

  「 抱き戻る」魚の大きさが分かる)

 

3位 ふくらP(梅沢さんの残念な句みたい)

春の宿小鉢八つの朝餉()かな

添削(旅館、旅、宿をどう表現するか 小鉢の数で表現したのはよい

   助詞「かな」の使い方が残念)

小鉢八()つ春の朝餉の迷い箸

 

4位 蓮見翔(ザ・中途半端)

朝食はバイキング庭の初桜

添削(季語を活かす技術的な工夫 季語を活かすには季語を先に持ってくる)

初桜の席よ朝食はバイキング

 

5位 Aマッソ・加納(単語一つの選択ミス!)

若女将の言われるままに春を食む

添削(たった一語「言われる」は無理強いされているよう)

若女将の勧むるままに春を食む

若女将の勧むる順に春を食む

 

・清水チャレンジ

宿鍋の青き火見つむ卒業期

2026年4月9日木曜日

畠山重篤&ギュッと!四国&宇田喜代子&俵万智

岡本太郎氏を詠む

風光る時代を超えんピカソをも

春の昼すでにピカソを超えている

春更()くや拒否反応が芸術だ

水温む生の心で見てごらん

暮の春我を否定し乗り越えた

 

■あの人に会いたい 畠山重篤(カキ養殖家) 19432025

単に山に木を植えるっていうだけじゃなくて

川の流域に住んでいる人が そういう気持ちにならなきゃいけない

森と川と海はつながっているっていうことで

みんなで自然を大事にしようっていう いわば 人の心に木を植える

文字どおりそういうこと

 

■ギュッと!四国 俳句授業にAIを活用

2回 全国教室俳句コンテスト 2月愛媛大学で開催

 

徳島 松茂町立松茂中学校 城所克弥教諭

 

愛媛 済美平成中等教育学校 堀雄貴教諭

AIで俳句を作るのではなく AIと俳句を作る❞というところに注意

 

❝自分の心が動いた写真❞を題材にする

秋の空路面電車の音が響く   中学3年 山本俊太郎

南風山奥にある中尊寺   中学3年 堀江柊吾

 

(AI)あくまでも質問をする生徒に対して 

どういう所に感動したのか どういう思いだったのか 

そういう言葉を引き出す所に徹して貰っています

 

城所

都倉アナウンサーがAI俳句造りに挑戦

 

他者とのコミュニケーションを取るときにも

非常に大事な要素なのかなと 俳句を作ることを通して

ことば選びやどういうふうにしたら 伝わるかなっていう所を

考えるきっかけにしてくれたらいいなと 考えています。

 

都倉アナウンサー

頭の中の新たなエリアが開拓されていっている気分

 

春の波笑顔で餌木(えぎ)を取る師匠   都倉悠太

 

家藤正人による判定は佳作 

城所先生の先生としての能力・人柄がAIの設計に載っている 

それが素晴らしい所だと思いました

如何に会話を楽しんで 生徒の良い所を引き出してあげるのは

これはあらゆる所で使える技術ではないかと思いました

 

■宇田喜代子先生の記事

テレビにもまた出て欲しいなぁ~。



 












■俵万智女史の短歌

散るという飛翔のかたち花びらはふと微笑んで枝を離れる

 

さくらさくらさくら咲き初め咲き終りなにもなかったような公園