2026年5月9日土曜日

日曜美術館50年 世界一ミュージアム

雲の峰老いに朗報セノリシス

万緑や老化除去せりセノリシス

(セノリシス)夏の空健康寿命伸ばしけり

病的な老化に別れ青嵐

堂々と街を疾走夏の熊

 

■日曜美術館50年 世界一ミュージアム

世界一長く放送している週間テレビ美術番組

 

・パブロ・ピカソ 1881-1973

ルールより「自分のスタイル」

スペイン美術は世界一「自由」

❝見て 面白いでしょ❞目指したのは子どものような絵

 

・サルバドール・ダリ

反抗期のティーンエイジャー

岸惠子曰く

「あまりにもガラのことを描きすぎ言いすぎ神格化しすぎている

それがひとつの男としてのプライドであった ガラのように

非常に奔放な女性と出会って逃げていく女っていうのは

絶対に捕まえなくてはならない 捕まえならないなら絵の中に

神聖化して描いていかなければならない「執念」に変わっていった

マハ=伊達女 El lele❝操り人形❞ 

天海祐希曰く

自由であるためにはちゃんと責任を負わなきゃいけない

ある種の覚悟をもって自由であるべきだ 自由でいいんだ

 

・ピカソも憧れていたポール・セザンヌ

「水浴」画家・土田麦僊(ばくせん)がパリで購入し愛蔵

以来100年日本で大切にされてきた!

 

フランス美術は世界一❝日本に愛されている❞

クロード・モネ エドゥアール・マネ エドガー・ドガ 印象派

 

・池波正太郎 1923-1990

日本人がルノワールに惹かれる理由は「失われた過去」

ルノワールは本当にいろんなものに喜びを感じる描き方で絵を描いた

今の時代では特に都会ではみんな青白く痩せこけて今はもう失われている

太陽の光線とか自然の恩恵とか人間が一緒になって享受していた時代

だから自然にルノワールの絵に引きつけられる

 

・松任谷由実

アンリ・マティスをミュージシャンの視点で語る

色だけで心打たれますし 画面のリズムが

いろんな画家のなかで いちばん音楽的

マティスが❝自分の手が勝手に歌い出す瞬間❞っていうふうに

言っているんですけど❝勝手に動き出す❞ってところに

至るまでがすごく努力…訓練鍛錬を自分に課して

楽しめる所まで織り込む

❝これでよし❞っていう瞬間が訪れるからだと思う

 

・ロダン「考える人」

頭だけで考えるのではなく肉体的に考える

フランス語には「木漏れ日がない」ので

ピエール=オーギュスト・ルノワールは

「ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会」を描くしかなかった

 

エドゥアール・マネ「エミール・ゾラの肖像」

クロード・モネ「ラ・ジャポネーズ」

ジャポニスムの誕生

 

・イギリス美術は世界一❝高い❞

フィンセント・ファン・ゴッホ「ひまわり」落札1987

美術マーケットの中心

ダミアン・ハースト 1965- 野心が高い 高い包容力

ダミアン・ハーストを超える存在… フランシス・ベーコン1909-1992

20131113日 フランシス・ベーコンの作品 役42億円で落札

美術品史上最高(当時)

 

・大江健三郎 1935-2023

グロテスクであると思いますけど 美しくもあると思います

全体に浮かび上がってくるユーモアとかがあって ベーコンは

この絵を描くことによって救われているという気持ちを僕は持つ

ベーコンの絵を見る僕らが現実から目をそらせないでいながら

暗いものを見ながら明るいものに対する希望を持ちうる 

 

ベーコンの正直さ ベーコンは同性愛者 

 

・天海祐希曰く

見た時に自分が何を感じるのか 

何に着目するのかで「その時の自分」を知る

作品以外の所で評価されたくないでしょうけど

 

・坂本美雨の❝イチオシ❞世界美術

大江健三郎の言葉

現実のなかでベーコンの感じているユーモア おかしさ 陽気さ

我々が勇気を持って生きていることには意味がある

そういう人間として絵を描いている

非常に苦しい時代で だから 家で悲しんでいようというよりは

ベーコンを見ることが どんなに励ましになるかと僕は思っている

 

・とびきり面白い回

谷川俊太郎 19312024

覚えていない わからない 質問をはぐらかし続けていた

その理由は フェルメールの時は感想を持たない

好きな人の顔を見つめている時と同じように他のことは考えられないから

絵そのものを見つめる体験

 

・日本美術は世界一

①奇想

縄文土器 火焔型土器

井浦新 曰く

40005000年という時空を飛び越えても いま 

こんなにも感動できるって すごいと思う

信濃川の水の流れ

縁にある突起が「水面」でそこから「魚」が跳ねているようにも見える

水を表すような造形のものを精密に作って 物を創って乗り越える力

お前たちも頑張れよ と言われているような気がしてくる

 

曾我蕭白(そがしょうはく)「群仙図屏風」

大野一雄 1906-2010 が大先生といったのは 曽我蕭白

宇宙を見せられているような感じがした

即興の踊りは30分に及んだ 

どっちかというと 見たよりも話をしながら そのなかにずっと

いつのまにかはいって ひきつけられて こうして感動を受けて

いままであじわったことない 原点にふれることができた

芸術家同志の会話でした

 

②超越技巧

師匠から弟子へ受け継がれる職人技 全く分からない技

Q.鎌倉時代から江戸時代まで鉄製の何を作っていた❓

鎧を作っていた

 

・天海祐希 曰く

戦いに必要な道具を作るより誰かを楽しませたり

「わぁ!」って思ってもらえるものを作っているということに

ちょっと幸せを感じたかもしれない

 

・❝イチオシ❞日本美術

画家 石田徹也

「燃料補給のような食事」

最後の作品「無題」つながれる

何を描いているのか⇨自分は何を感じているのか

「飛べなくなった人」窮屈な場所に閉じ込められてもそれでも飛びたい

「社長の暈の下」

 

Final Stage ❝世界一の名画❞が持つ力

パブロ・ピカソ「ゲルニカ」1937

 

天海祐希 曰く

恐れ 悲しみ 悔しさ 怒り 何とも言えない思いがばぁーんと

 

現在は様々な感情を起こさせる唯一無二の作品となっています

 

岡本太郎 曰く

歴史的な役割を果たさなければ芸術ではない 無条件であるべきだ

勘定づくで役割を果たすのではなく 無条件に時代をひらいて

展開させるのが芸術の本来のあり方 

 

北野武 曰く

宗教的 達観したような絵になっている

人間そのもの 生き物そのものの本質的な姿

生きていることに対する生き物のはかなさと愚かさ

みんな描いてあるような気がする

 

天海祐希 曰く

文字よりも多くの「色を持った」感情を与えてくれるような

直接見て感じることが大事 生きる力になる

 

私感

素晴らしかった!

以前放送されたものをもっと配信して欲しいと思いました。

2026年5月8日金曜日

100分de名著 ウィトゲンシュタイン④

夏きざす愛でた景色よそのままに

夏浅し背中押されてまた一歩

砂糖抜き作る蕗味噌涎かな

銀行の駐車場には燕の巣

雀の子レッドリストの可能性

 

100de名著 ウィトゲンシュタイン

論理哲学論考”“哲学探究 ④心はどこにある?

伊集院光 阿部みちこ 古田徹也

 

私は、予見不可能が、心的なもののひとつの本質的な性質に違いないと思う。

 

誰かが一秒間だけ、心からの愛や希望を

抱くことなどありうるだろうか。

いま起こっていることには意味がある

ーそれは、この環境においてだ。

いま起こっていることを取り巻く環境が、

そのことに重要性を与えるのである。

そして、「希望している」という言葉は、

人間の生活のなかの現象を指すものだ。

「哲学探究」第1

 

「言葉は生活の流れのなかで初めて意味を持つ」

それが❝心の状態❞の意味にも当てはまる

感情は特定の生活の流れや文脈の中で初めて形をなす

心は秘密の小部屋ではない

コミュニケーションには嘘や演技 誇張の要素を含む

 

子どもは、振りをすることができるようになる前に、

多くのことを学んでいるのでなくてはならない。

「哲学探究」

 

何かが痛みの表出でありうるのは、

それを取り込む特定の環境全体のなかでのみである。

しかし、痛い振りは、

さらにずっと広範な環境全体のさかでのみ存在しうる。

なぜなら、振りをするというのは、

生活という織物のなかの(特定の)パターンだからである。

「ラスト・ライティングス」

 

言語ゲーム=予見し難い実践

虚々実々の言語ゲームをプレイできるようになる

 

予見できないもの

 

私は、予見不可能性が、心的なものの

ひとつの本質的な性質に違いないと思う。

および、表現の果てしない多様性も。

「ラスト・ライティングス」

 

言語ゲームは予見不可能なものであるということを、

よく考えなければならない。

「確実性の問題」

 

それには根拠がない。それは理性的でない(また非理性的でもない)

それはそこにあるー我々の生活と同様に。

 

予見しづらい側面に宿るもの それが心

 

1939年ケンブリッジ大学哲学教授に就任

同年秋に第二次世界大戦

 

尋常でないことが私に起こった。ひと月くらい前から突然、

哲学するのに適した心の状態になったんだ。

それまで私は、もう二度と哲学することはできないと完全に確信していた。

私の脳内の幕が上がることなど、二年以上も絶えて無かったことだ。

―もちろん、それから私は五週間仕事をしているにすぎないし、

明日にも一巻の終わりになるかもしれない。

だが、そう思うと一層張り合いが出てくる。

(亡くなる前夜、看護している人が

あなたの友人たちは明朝には来るでしょうと語りかけると

ウィトゲンシュタインはこう答えました。

素晴らしい人生だった。彼らに伝えて欲しい。」これが最後の言葉となり

翌日62歳で息を引き取りました。)

ノーマン・マルコム「ウィトゲンシュタインーある回想」

 

人は思想に対して値札をつけることができるかもしれない。

値の張る思想もあれば、安い思想もある。

では、思想の代金は何によって支払われるのだろうか。

私の考えでは、それは勇気によってだ。

 

私はもっぱら鏡であるべきだ。

私の読者は、そこに自分自身の思考を

歪んだままの姿で見ることによって、

その歪みを直すことができる。

「文化と価値」

 

私感

田中眠氏の朗読の凄かったこと…。

これが朗読というものなのだとまざまざと魅せつけてくださいました。

このシリーズは多くの人に見て欲しい。

素晴らしかった。心に深く突き刺さりました。

2026年5月7日木曜日

夏井いつきのよみ旅!in熊本 &「潮干潟」&「海松(みる)」

夏の道視線を落とし急ぎ足

子と駆ける時計見ながら夏の朝

総力祭旗なびかせる夏の風

夏を食む赤き大根ふわっふわ

短夜や飲んでも効かぬ痛み止め

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「潮干潟」

 

春の行事として潮干狩りを連想した人もいらっしゃるでしょうね

「塩干潟」というのは春の地理の季語になってきます

陰暦33日頃に最も潮の干満の差が

激しくなる時期だと言われています

潮がずっと遠くまで引いていって地面が露わになった

この状態のことを「塩干潟」というわけです

季語の傍題としては「干潟」「大干潟」あるいは「忘れ潮」

何ていう言い方があるようです

「忘れ潮」というのは潮が引いていった後

そこにまだ忘れられたように残っている海水のことを

「忘れ潮」と言います

注意したいのは「塩干潟」の「汐干」だけを言った場合には「汐干狩」

こちらは春の人事の季語です を扱うことになると

「塩干潟」という地形 地理のことを言いたいのか

そこで「汐干狩」をする人の動き 生活人事の季語として

表現したいのか 自分の表現したい内容に合わせて地理は人事か

どちらか気をつけて使ったいきたい季語です

 

■夏井いつき俳句チャンネル

一分季語ウンチク「海松(みる)

読めない季語シリーズ

春の季語になりまして これは海藻の一種になります

潮がずーっと引いていったその干潮線の底より少し下

潮が引いていくギリギリ下の辺りに生息する

そういう海藻になっております

この「海松(みる)」というのは 綺麗な深い緑色をしておりまして

そのことから「海松色」という日本の和名

そんな色の名前にもなっています

美しい黒髪のことをたとえて海松色と言ったりもします

この「海松」を採ってきたり海松模様などといって

図柄に描いたりなど日本人の生活に深く根ざしてきた

そんな海藻の一種です

 

■夏井いつきのよみ旅!in熊本 熊本地震10年 心ひとつに

こいのぼり心ひとつにエイエイモーン   クマモン

 

2016年熊本地震

熊本城総合事務所 渡辺広樹

着実に2052年の復旧完了に向けて進めている

熊本出身 左官職人 笹淵美里

笹淵さんMEMO:熊本城に携わって6年 これまでに天守閣なども修復

土匂ふ崩れし壁へ塗り重ね   笹淵美里

土壁を作る工程で藁を入れるので発行した独特の香りがするんですけれど

発行すればするほど土壁の強度が増していくので匂いを確かめながら

良い土ができたなと思いながら仲間たちと共に壁を蘇らせていけたらいいな

復旧して蘇らせることでみんなに喜んでもらえて見てもらえることで

私もうれしいしみんなも幸せになってくれたらいいなと

思いながら携わっています

 

1/3

震災の子の推す春の句会かな   北岡和江

 

2/3

給水車瑠璃唐草のひっついて   遠山智美

 

・俳句咲く咲く!

馬で追う寸時の焼野明日を向く   田崎梨紗子

焼野(春の季語):阿蘇の春の風物詩 野焼きの後一面が真っ黒になる景色

添削

あたらしき焼野を馬で追う明日へ

俳句上達ポイント 「明日を向く」⇨「明日へ」短く気持ちを表現

 

木枯らしや胸に灯りしその言葉   山内瑤子

ROLANDの言葉 忘れようとしていないから忘れてる

胸に灯りしその言葉というそのときの自分の心理とかを

表現できる季語を探してきた

 

震災の新採灯す十春夜   西村駿人 

添削

新採の心を灯し春十度(とたび)

俳句上達ポイント「震災」「新採」情報が多い1つの俳句にネタは1つに絞る!

 

三人のウクレレくらぶ春うらら   つーじい

添削

三人のウクレレくらぶ麗らけし

3人のウクレレくらぶというフレーズがとっても明るいし楽しいし

響きもいいでしょ

俳句上達ポイント

「春うらら」季重なり 「うらら」春の季語

 

あるだけの春を切込みカレー煮る   唐草サ行

いちばん上手なのは「を切込み」という表現 いろんな野菜を

切り込んだなっていうのが伝わってくると分かりやすい言葉だけで

光景を切り取るというのがいちばん基本

 

ROLAND 俳句お悩み相談室

サッカーへの未練たらたら春の夜   水村佳樹

人生の選択肢とか決めなきゃいけない時って自分で選択するべき

なぜなら 人が決めたことにまで

全力で何かできるほどお人よ好しではない

正直未練があるんだったらやったほうがいい 

未来の日本代表を育てて欲しい

 

春暑しモチベーションの維持の仕方   前川春彦

人間の原点は動いて飯食って休むだと思っていて

悩んだときはとにかく走って飯食って寝るんですよ

毎日健康でいられると仕事のモチベーションも上がるし

頑張ろうという気持ちになる スマホいじっている暇があったら

さっさとベッドに行って朝起きて走っていっぱい飯食ってください

 

人前で話すのが苦手朧月   吉原聖一

ネガティブな事の中にポジティブな要素を探す

緊張してしまうからこそ伝わる誠意が僕はあると思う

長所と思えばすごくいい長所を持っている

 

3/3

卒業生を送る姿に花が舞う   江藤栄子

2026年5月6日水曜日

わたしの日々が、言葉になるまで 朝井リョウ 小渕健太郎

春悲し鏡に映る吾の心

真実は鏡の中へ映す春

抱え込む睡眠負債朧影

春光やまぶた閉じれば気絶せり

落ちてゆくあ~落ちてゆく春の陽よ

 

■わたしの日々が、言葉になるまで

日々の言葉にできない気持ち 日常言語化バラエティ

4月放送回 見どころぎゅぎゅっと 詰め合わせスペシャル

朝井リョウ 小渕健太郎 土居志央梨 森香澄 劇団ひとり

 

コブクロの「桜」のモチーフは京都の円山公園

桜の花びら散るたびに 届かぬ思いがまた一つ

涙と笑顔の消されてく そしてまた大人になった

追いかけるだけの悲しみは 強く清らかな悲しみは

いつまでも変わることの無い

無くさないで 君の中に 咲く Love

 

コブクロ 小渕健太郎 美しいだけじゃない 桜の魅力を語る

 

新海誠ワールドの原点 男女の時間と距離を描いた桜

「秒速5センチメートル」

満開の桜の木の下で交わした言葉

「ねえ 秒速5センチなんだって」

「えっ 何?」

「桜の花の落ちるスピード 秒速5センチメートル」

「ふうん アカリ そういうことよく知ってるよね」

「ふふん ねえ なんだか まるで 雪みたいじゃない?」

「そうかなー」「あっ」

「ねえ!まってよ!アカリ!」

「タカキくん 来年も一緒に桜 見れるといいね!」

 

実際、桜の花びらが落ちるスピードは秒速5センチではない!

*科学的根拠はありません

 

恋愛小説で描く狂気の桜

「ノルウェイの森()」村上春樹著

春の闇の中の桜の花は、まるで皮膚を裂いてはじけ出てきた

(ただ)れた肉のように僕には見えた。

庭はそんな多くの肉の甘く重い腐臭に充ちていた。

 

小説家が考える 最強の屁理屈とは?朝井リョウ

そういう時って大抵誰かに迷惑をかけられたなとか失敗談とか

心がマイナスの方向に振り切れた思い出の話で結局盛り上がりませんか?

やっぱり人の記憶っていうのはポジティブな方向に触れた方じゃなくて

ネガティブな方向に触れた方が人と話して盛り上がるようにできているんですよね

きっと川島さん今年も忘年会いかれるでしょ?

その時に「いや朝井リョウの担当大変だよ」って

きっと優等生の作家の話をしても盛り上がらないわけですよ

私が勇気を出して締め切りを破ったおかげで

あなたは忘年会で一つ話を盛り上げる事が…

うるせえ 朝井先生うるせえです ひとり

これでも15年小説家やらせてもらっています

 

内容よりも流暢であることが大事 朝井リョウ

 

朝井リョウが教える屁理屈をこねるコツ

屁理屈が必要なときは自分の責任の所在がある時

責任を預けた先で相手が巻き込まれるのがベスト

相手に謝らせることができたら勝ち 朝井

 

まずは責任の所在を決めて論理を組み立てる

 

作家・エッセイスト 岸田奈美

嵐・櫻井翔の魅力をプロが表現

「櫻井翔さんと密室で30分間、対面したら2kg太った」より

すごい。めちゃくちゃカッコいい。

眩しい。直視できない。

目で見るタイプの点滴だった。

ポアポタ、じゃなくて、点滴の袋を力の限り、

押ししぼられてる感じ。ギュウウッ。急患はここだ。

 

「この言葉なんかになるな」と思って生きちゃってる症候群 小渕

 

生活の中にある言葉は❝よさを伝える❞エッセンスだらけ 小渕

 

あの文豪も言葉にしていた❝推しのビジュ❞

三島由紀夫が大切にしていた人は坂東玉三郎

傾城(けいせい) 雲の絶間姫(たえまひめ)の美貌

 

公演のプログラムで三島由紀夫が伝えた言葉

痩せているのに、傾城もできる「ぼんじゃり」した風情があり、

なよやかでありながら、雲の絶間姫もやれる

芯の強さやお茶っぴい気分もある。

―三島由紀夫「玉三郎君のこと」

 

ぼんじゃり:ゆったりとしてやさしい様 

歌舞伎の世界で、よく女形に使われる表現

なよやか:しなやかで、やわらかな様子

お茶っぴい:おしゃべりで出しゃばりな様子 誉め言葉っぽくない

江戸時代の遊郭で、客がつかないため

お茶をひかされていた遊女を指す

「お茶ひき」の変化などの説がある

 

ヲタク用語 けなし愛:悪く言うことで愛を伝える

 

朝井リョウから見た劇団ひとり

歌うことで歓声を遠ざけ 

踊ることで拍子を置き去る

何にも化けぬ素肌の道化

 

5月の出演者は 杏奈、綿矢りさ、こっちのけんと!

またまた楽しみ…。

 

2026年5月5日火曜日

モーリス・ベジャール特集!「3つの視点」

春の野や命支える命あり

生れきた新たな命春日和

ミスワクで歯を磨きたし春の朝

望まれて期待されても花曇

忘れたい忘れられない春の情

 

■モーリス・ベジャール特集!「3つの視点」

モーリス・ベジャールの言葉

人生には常に驚かされます 驚きに満ちた素晴らしい冒険だからです

音楽は私の❝呼吸❞です 無しでは生きられません

魚にとっての❝水❞です だからミュージカルや音楽が題材の劇が大好きです

私のステージの音楽には新たに委託した曲もあります

色あせない過去の音楽もあり 作曲家が生きているかのように

❝対話❞しながら取り組みます 

 

●ディオニソス組曲

元気ですか? 

我らギリシャ人には必要なものがある

ワイン 音楽 太陽 海 そして神々 

ギリシャのいにしえの神々は今でもいる

今でもこの地に我らのそばにいる

村々にあらゆる酒場にあらゆる踊りに

神々は永遠に生きている

 

クレタ島はなんと美しいのか もし私が鷲だったら空を舞いながら

すべてを眺められるのに 不憫なクレタ島よ 長い年月

お前は叫んでいるが 誰か聞いているというのか 奇跡を起こすためには

神でさえ自ら力をふるう 奇跡を起こすためには 神でさえ自ら力をふるう

我らも立ち上がれ! 不屈の力を持て! 

 

神々の王ゼウスは人間に変身する しかし 人間の女は神としての

姿を見たがる 彼は拒む 女は そのギリシャの女は愛ゆえにー

雷神でもあるゼウスに焼かれて死ぬ しかし その子どもは生き続ける

永遠に… ディオニソス! 

 

モーリス・ベジャールの言葉

バレエ作品の命も人の一生のようにさまざまで 長短があります

バレエにも生と死があり死は他の芸術より急に訪れます

絵画・彫刻は空間の芸術ですがバレエは時間の芸術です

具現化するダンサーの肉体と その時代に結びついています

ダンサーや振付家の命とバレエの結びつきはしばしば突然失われます

 

●これが死か

薄暗い墓の中で私はずっと夢見ていた 春よお前の木々や青い空

その香りや鳥のさえずりを 今お前は私の目の前にいる

輝きながら誇り高く あふれるほどの光に包まれて

奇跡のように存在している 今お前は再び私を見いだし

優しく私に誘いかける 神々しいその姿が私の全身を震わせる

なんと貴き その姿よ 

庭は悲しみに沈み 雨が冷たく花々に降り注ぐ

夏は自らの終わりを悟り 静かに身を震わせている 

背の高いアカシアの木から 金色の葉が一枚 また一枚と散る

夏は驚きつつも弱々しく微笑む 消えゆく庭の夢の中で…

それでも夏は暫くバラの傍らにたたずみ 休息を取る

そしてゆっくりと 疲れ果てたその目を閉じる 

今日はとても疲れた 星降る夜空よ 疲れきった子どもを見守るように

私の願いを聞き入れておくれ 手はあらゆる動きを止めよ 

頭はあらゆる考えを捨てよ 今私の体中の感覚が眠りにつくことを

望んでいる 

私の魂は誰に見張られることもなく自由の翼を羽ばたかせ 

空を漂うことだろう 夜の魔法の世界の中で 私の人生は深く

何千倍も豊かに生きるのだ 

私たちは苦しみも喜びも共にし 手に手に携えて歩んできた

今は放浪の旅から解放され 静かな土地で休んでいる

渓谷では日が沈みかけ辺りはすでに暗い ただ2羽のヒバリだけが

夕靄の中で夢見るように羽ばたいている こちらへおいで

好きなだけ飛ぶがいい じきに眠る時間になる 私たちは

この孤独の中で 道に迷わぬようにしなければ ああどこまでも

静かな平穏よ 夕映えの空に染み渡っている 私たちがどれほど

旅に疲れているか もしやこれが死というものだろうか

 

モーリス・ベジャールの言葉

ブーレーズは重要な存在です フランスの現代音楽があるのは

彼のおかげです 現代音楽への関心を呼び起こしました

偉大な作曲家であり現代の作曲かすべてに影響を与えました

私が音楽から知ったすべてはブーレーズのおかげです

 

若さの役で大橋真理さんが踊っておられました。素晴らしかった…。

 

●マラルメⅢ

 

モーリス・ベジャールの言葉

重要なのは私の❝作品❞ではなく 私がダンスへの関心を広めた事でしょう

振付家が突然注目され 担い手や志望者が増えているのは重要な変化です

もし私が後世に記憶されるなら20世紀半ばにダンスへの関心を

復活させたことを語られたいです 個々の作品ではなく… どれも

改めて見ると陳腐に感じます 全てを振り返っても残しておきたいものは

少なく減る一方です 保ち続けたいのは ただ 動きへのある種の衝動です

自分は芸術家だとは思いません 根柢の所で芸術には興味がないからです

芸術的にはなれません 結局 美的感覚がなく センスもない 

唯一あるのはダンスの真実に対するある種の感覚です 

 

カップルで岸本英雄さん 若い男で武岡昂之介さんが踊っておられました

感動しました

 

2025619日ボーリュ劇場(ローザンヌ)

 

■「M」モーリス・ベジャール振付 東京バレエ団

三島由紀夫(19251月生まれ)

19937月 初演時リハーサル

モーリス・ベジャール(1927-2007)(19271月生まれ)

フランスの振付家

「春の祭典」「ボレロ」など多くの画期的な作品を創作

東京バレエ団オリジナル作品は「ザ・カブキ」に続いて2作目

 

モーリス・ベジャールの言葉 19937

重要なメッセージとして今から25年程前に私が三島という

大作家を知り三島の戯曲を舞台作品として演出したのです

人間として作家として三島に心から感嘆しています

私は三島が世界中の人々にもっと知られて欲しいと願っています

 

三島の分身 Ⅰ-イチ Ⅱ-二 Ⅲ-サン Ⅳ-()

 

聖セバスチャン 三島の理想

音楽を手掛けたのは黛敏郎(1929-1997)

20世紀を代表する作曲家 管弦楽曲のほか 

日本の伝統音楽を取り入れた楽曲も多く作曲

黛敏郎の言葉

(ベジャール)の注文で20曲ぐらい

5分間の日本の伝統音楽を基調に開いた曲を作ってくれと

能楽のリズムがもとになっています

和のリズムというのは洋楽と全く違ってアンバランスな8拍子

それを見事に舞踊家しているということにも新たに感動を受けました

 

東京バレエ団

1964年創立 現代作品まで幅広いレパートリーを持つ

 

聖セバスチャン 樋口祐輝

踊りの技術だけじゃなく内面を出していかないと役として成立しない

その内面を自分の踊りでどう表現していくか 内面を作るのは楽しい部分

 

芸術監督 佐野志織

女性合ってない呼吸

 

初演「Ⅲ-サン」役 後藤晴雄

初演「Ⅱ-二」役 木村和夫

ベジャールさん 居るだけでダンサーの気持ちを

1つに引っぱっていける力があった

彼が残した偉大な作品と精神的な部分は

日本人の大切な中身の部分を表現している

これからの人たちがちゃんと受けとって

次の世代に渡していってもらいたい

-() 池本祥真

「シ」は多面的な存在であると言われ踊ってみると

いろいろな顔を見せるシーンがある

自分は今 三島の中の一部分なんだなと思うときもあれば

「死」そのものとして存在しているんじゃないか

しっかり指導してくださった形を自分がとることで

その魅力が出てくるんじゃないかな

-イチ 柄本弾

与えられた振りの中でダンサーがどう演じるか自由

ダンサーの技量が測られるような作品

ベジャールさんが与えてくださった振りの中で

自分がこの作品の中でどう演じていこうか

日に日に感じることが変わってくる

楽しみつつ本番までにブラッシュアップしていきたい

 

現代バレエの父モーリス・ベジャールが三島由紀夫を題材に創作

ストーリーはなく三島の人生・思想・著作をまるごとバレエ化した

 

三島の分身

-イチ 柄本弾

-二 宮川新大

-サン 生方隆之介

-() 池本祥真

三島の理想 聖セバスチャン 樋口祐輝

少年時代の三島 少年 岩崎巧見

 

禁色 午後の曳航 鹿鳴館 鏡子の家 金閣寺 豊饒の海

https://www.nbs.or.jp/stages/0510_m/story.html