2026年9月15日火曜日

万平ホテル 久米権九郎&わたしの日々が、言葉になるまで 朝井リョウ・西加奈子

盆の月気絶5分で復活す

秋出水対応急ぐ谷津(やづ)地形

地震後の家の片づけ盆休み

秋の日や命静かに腕の中

秋の声不要になった人間は?

 

■新美の巨人たち 万平ホテル・アルプス館

久米権九郎

建築物はその地にはえたものだ

即ち その土地にマッチしたものでなければならない

 

1970年代後半 ジョン・レノンは毎年家族で万平ホテルに宿泊

ジョン・レノンがロイヤルミルクティーの作り方を伝授

 

昭和30年の宿帳 三島由紀夫 「美徳のよろめき」

堀辰雄 「風立ちぬ・美しい村」

 

堀辰雄「美しい村」

誰かがピアノを稽古しているらしい音が聞こえてきた

(中略)

バッハのト短調の遁走曲(ふうぐ)らしかった(原文ママ)

 

1957年 ❝テニスコートの恋❞ 昭和天皇と美智子妃

1972年 ヘンリー・キッシンジャーと田中角栄

 

1977年から79年の間に3度万平ホテルに滞在したジョンは

仕事としての音楽からも離れ自然に囲まれた環境の中で

一目を気にすることなく散歩やサイクリング食事を楽しみ

一般人として家族と自由な時間を堪能しました

 

万平ホテル名物カクテルの名は軽井沢の夕焼け

 

■わたしの日々が、言葉になるまで 言語化力アップ!

朝井リョウ 西加奈子 莉子 高橋久美子 宇垣美里 こっちのけんと

劇団ひとり 桐山照史

 

出来事から距離をとれていることが大事 朝井

 

・オノマトペは意味と音の橋渡しをしてくれるので頼っている 高橋 

恋のオノマトペ

ことん 小川洋子

ごっとんごっとん 井伏鱒二

ふわりと思い 茨木のり子

もちゃもちゃ 寺井奈緒美

 

小野正弘

PositiveなオノマトペはNegativeなオノマトペより数が少ない

 

ふぬふぬふぬ 西

ほぬす ひとり

 

・言語化への道 ~描写力編~

目で見たものを「自分なりの言葉」で表現

 

ゴッホの「星月夜」を描写

「たゆたえども沈まず」原田マハ

明るい、どこまでも明るい夜空。

それは、朝を孕んだ夜、暁を待つ夜空だ。

地球を含む星ぼしの自転、その軌跡が白く長くうねり、

夜空にうずまく引き波を作っている。

太った三日月は煌々と赤く輝き、空を巡る星たちは、

やがて朝のヴェールの中へと引き込まれていく。

 

太宰治「彼は昔の彼ならず」

澄んだ星空の一端が 新宿辺の電燈のせいで

火事のようにあかるくなっている。

 

描写力向上のヒント

実在する地名や物を入れることで

読み手にわかりやすいイメージとして伝わる

 

風景描写のポイント

直接書かず周りのディテールを書く 高橋

 

描写力向上のヒント

周りのディテールから書いてだんだんと全体像を浮かぶ上がらせる 高橋

自分の心情を通して風景がどう見えるかを描写する 言いすぎない 西

 

尾崎放哉

花火があがる空の方が町だよ   

 

言語化のヒントSP

朝井リョウ

世の中になる言葉を借り物で使って表現している時は歯応えがない

自分自身のカロリーを使っていない感じ 自分の体に何が起きたか

言語化のヒント

自分の体で手にした言葉を使えばありきたりな

締めになったとしても自分らしい表現になる

 

言語化のヒント

町田そのこ

私が「好き」と思ったのはどこなのか 視線を流したのか

笑った所にキュンとしたのか 

言葉につまった所が可愛いと思ったのか分析します

細かくどこが私は好きなのか どこにキュンときたのか

言語化のヒント 具体性を持つ

何ページの何行目が死ぬほど泣いた それでも伝わる

 

こっちのけんと

言語化のヒント 食リポだと思う

「あなたのここがかっこよかった」じゃなくて

「あなたのかっこよさによって自分がこうなりました」

全米が泣いた 作品のことは言ってないのに 凄いんだろうなは伝わる

全米が泣いたの自分なりの言葉を作っていくといい

 

西加奈子

言語化のヒント 過去の似た経験を思い出して例えに使う

 

朝井リョウ

しょうもないことを大仰に書くのが好み

テンションは落ち着いていた方がおもしろい

西加奈子から教えてもらった言葉 画家って絵が完成した後に

遠くから見て確かめる 文章書くときも出来事から距離をとれて

いることが大事 その一生懸命ささえも笑えるくらい距離をとる

仕上げる時に出来るだけ遠くにして 物事が仕上がっているか確認する

文章も同じなのでは

 

西加奈子

エリフ・シャファク:イギリス在住のトルコ人女性作家 

多様性や女性の権利をテーマにした作品を多く執筆

 

一歩下がった方が全体が見える 

言語化のヒント

文章も物事も離れて見た方が状況を客観視できる

 

劇団ひとりは日記を30年つけているが本音をさらけ出せない

町田そのこ

すごく悲しくて気持ちが持ち上がらない時はメモ帳とかとにかく

紙を持ってきて

言語化のヒント

思いつく理由をどんどん広げていく

怒っているのか 悲しいのか 事実に傷ついているのか 分析する

今八つ当たり?無力感か?やり続けていくとこの感情に近いとか

客観的にわかるようになる

 

朝井リョウ

何を恥ずかしいと思うかは人によって違う InstagramPR投稿する方が

100倍恥ずかしい 他人が読んだら全然カッコついていない

それかっこいいと思っているんだ かっこつけていると思っている可能性もある

 

西加奈子

鏡に向かって自分に言う 

本音 言語化のヒント 嫌な感情などを鏡に映る自分に対し言う

それを褒めてあげる めちゃくちゃ自分と喋る 

 

桐山照史

書いたり言ったりして成仏させる 

2026年9月14日月曜日

兼題「蜻蛉」&テーマ「私のなかのもう一人の私」

秋の寄付詐欺師の肥やす私腹かな

秋湿り使途不明あり赤い羽根

秋黴雨テレビ募金の抜き取りが

横領や着服重ね秋渇き

中抜きされる善意の資金残暑

 

NHK俳句 兼題「蜻蛉(とんぼ)

選者:星野高士 レギュラー:松井玲奈 司会:柴田英嗣

年間テーマ「虚子の近代俳句」

 

今月は「俳句から小説へ」

此土手で追ひ剝がれしか初桜   夏目漱石

 

漱石は先に俳句の才能を評価された

夏目漱石(1867-1916) 22歳のとき 

第一高等中学校で同級生の正岡子規(1867-1902)と出会う

漱石の俳句は斬新で奇想天外 芝居がかっているのが多い 星野

この句は映像的 物語が始まるような動きを感じる 松井

自分の境涯が写生句に入っている

初桜:その年に始めてみる桜

子規は「滑稽味がある」と評価

 

挨拶や髷(まげ)の中より出る霰(あられ)   夏目漱石

霰:冬の季語 大事な集まりで挨拶したら髷から霰がポロっとこぼれた

クスッと笑ってしまう句

 

物語には緊張と緩和が大事と監督から教わった 松井

漱石の人と違った目線を子規は評価した 

しかし子規は漱石の3分の2にダメ出しをした

 

高浜虚子(1874-1959)

 

1900(明治33)年 漱石 イギリスへ留学

1902(明治35)年 子規 結核を患い死去

1903(明治36)年 漱石 イギリスから帰国

1898(明治31)年 虚子 雑誌「ホトトギス」を引き継ぐ

 

虚子が漱石に「長いもの(文章)でも書いたら?」

「吾輩は猫である」を漱石「ホトトギス」(1905(明治38)1)でデビュー

最初漱石が考えたタイトルは「猫」 高浜虚子がタイトルをつけた

それが「吾輩は猫である」 登場人物の松山弁(伊予弁)も虚子が直した

虚子は自分が小説家として売れたかった虚子

漱石の小説のお陰で「ホトトギス」は結構売れた

「小説では漱石に勝てない」と虚子も思ったかもしれない

虚子は漱石の亡くなった時、電報で弔電を送った

ワガハイノカイミヤウモナキススキカナ   高浜虚子

虚子句集で唯一カタカナだけの俳句

(吾輩の戒名も無き芒かな)

この句の季語は「ススキ」野ざらし ススキは寄る辺(よるべ)ない

戒名のない猫の生涯をススキに見立てた

 

・今週の兼題「蜻蛉(とんぼ)

とんぼ(3) とんぼう(4) 両方ともOK

とんぼは真っすぐ自由に飛ぶ 過去に戻るより未来形と思う

 

赤とんぼ夕暮れはまだ先のこと   星野高士

赤とんぼと一緒に夕暮れになるのは寂しい

夕暮れはもう少し先に延ばしたい

 

・特選三句 兼題「蜻蛉」

一席 里山へ夕日を運ぶ赤蜻蛉   村上修二

二席 蜻蛉の何も決まつてゐない貌(かお)   眩む凡(くらむぼん)

三席 彷徨へる大東京の赤とんぼ   木下風民

 

・特選句 兼題「蜻蛉」

赤蜻蛉島の灯台灯(とも)る頃   名賀孝惠

(はた)仕事終()へて蜻蛉に見送られ   新藤忠司(ただし)

とんぼうや風を探してゐて多忙   広島じょーかーず

私 集落の五軒が空き家赤蜻蛉   後藤久

とんぼうの通り過ぎたる町の午後   森山明

巡礼の先達(せんだつ)となる蜻蛉かな   榧野実(かやのみのり)

 

・松井玲奈 今月の一句

指先をかすめて蜻蛉空を継(つな)ぐ   松井玲奈

説明っぽい 文章っぽくなってる 散文 エッセイ

俳句は切れをもってきたり余韻をもたせてつなげていく

これは「継ぐ」で止まっている 星野 

添削(散文が俳句に消化できる 空間が出る)

とんぼうの指先からも空継ぐ

 

今月のポイント

「散文からも俳句に昇華させる」

 

・はみだせ!教室俳句

千葉大学教育学部付属中学校 大澤由紀先生

玉を打つリング高しや夏まひる

「し」「や」両方で切れた 「リングの高し」「リングは高し」にすると

「や」を入れなくても「高し」で切れている

 

薫風や変わる自分恐れずに

「に」を「を」に 助詞の使い方練れてくるともっと良くなる

 

俳句手帳」を持ち歩くと外の景色を見るようになった

俳句手帳で1年間に蓄積して行った時に学びの足跡が見える

色んな広がりが見られたのが意外な喜びとなった 大澤先生

 

言の葉と戯れし子ら泉湧く   大澤由紀

言葉と遊んでたくさんの感覚を磨いて アイデアが湧いて

表現する楽しみも そんな泉が湧いてくるような授業を目指しています

 

NHK短歌 テーマ「私のなかのもう一人の私」

選者:千葉聡 ゲスト:瀧波(たきなみ)ユカリ 司会:ヒコロヒー

年間テーマ「きょうの放課後 いつかの放課後」

 

我という三百六十五面体ぶんぶん分裂して飛んでゆけ

俵万智

自己肯定の歌 千葉 

力強さと優しさを感じる 瀧波

 

・入選九首 テーマ「私のなかのもう一人の私」

どしらそふぁみれどうなったっていい夜にゆっくりくだる螺旋階段

三月とあ

政治などどうでもよかったあの頃の私を守るための声帯

村崎残滓(ざんし)

三席 根っこごと掘らなかったからまたあなたの若葉だけが芽吹いてしまう

三須絵美

 パーソナルベストを超えた社会性をもって顧客の犬と接する

須山暢彦

呼ばれるは名字ばかり下の名で呼ぶ人だけが知ってる私

寺田智樹

本当はそんなに結婚したくない方の私が頼む焼酎

つきこ

プチプチの本名は気泡緩衝材(きほうかんしょうざい) わたしにも名がふたつあります

星野珠青(たまお)

一席 私 海と空たがいの青を染めあってレシピエントとドナーのように

水沢わさび

二席 ドライヤー強にしてから(もう知らない)(関係ないから)叫べ乾かせ

相内(あいうち)あみ

 

・ちばさとの放課後短歌部

瀧波ユカリさんの「私のなかのもう一人の私」

毒リンゴで握力測定してもいい白雪姫よりカラフルな私

千葉聡

心の中は自由で人に合わせすぎない

 

ちばさとの注目ポイント

意外な自分を見いだす!

 

短歌づくりのヒント

新しい言葉や表現に挑戦すると意外な自分が見いだせる

 

・瀧波ユカリさんが思いを作品にする時に心がけていることは?

最初はぼんやりとした輪郭

モヤモヤした状態を濃縮させていく

自分の言いたいことが一文まで収まったところで

4コマとかストーリーとかエッセイとか

どうやって入れていけばいいのかという作業になる

そこで初めて読者の目というものを意識する

切り詰めたものにプラスしていくという作業になっていく

足りないなって思う時 本屋さんとか自分の本棚の前に立って

適当に1冊スッと出す そこに足りない要素を補うようなことが

書かれてあったりする 

自分では思いつかなかった要素がポッと入ってきてカチっと噛み合う

 

いわゆる「誤配」思いかけずに本に出会うとか文章に出会うって

最近ない ヒコロヒー

ヒントをもらった 千葉

 

・いちご摘み

穴のあいたカーテンを買い替えるとき人生が始まったとおもう

山中千瀬(ちせ)(好きな歌人 寺山修司)

その街のはじまりの名はおしよせる潮のひびきのただそれだけの

佐々木朔(さく)(好きな歌人 山中智恵子)

 

摘んだのははじまり 街が始まったのは遠い記憶

 

朗読をかさねやがては天国の話し言葉に至るのだろう

「往信」書肆侃侃房(しょしかんかんぼう)

 

短歌やってると周りの人とかも 

就職なんて別にいいやとなりがちというか

裏を返せば視野が狭いみたいな感じの 自分だったらもしかしたら

なってたかもなと思うところはあるので そういう意味では

この人生で良かったのかなと思っています

これはもっといろんな人の人生というか 無数のこの世にある人生が

始まるみたいなイメージも膨らんでくる

家を出てひたすら歩いてみたり 来たバスに乗ってみたりして

 

収録歌より

はるのゆめはきみのさめないゆめだからかなうまでぼくもとなりでねむる

いちめんに銀杏つぶれラブコメの最後はかならずラブが勝つこと

関係を名づければもうぼくたちの手からこぼれてゆく鳳仙花

にしんそばと思った幟はうどん・そば 失われたにしんそばを求めて

香港の十分おきに雨が降る映画のなかの雨の香港

参照:https://www.kankanbou.com/books/tanka/0666


2026年9月13日日曜日

佐久間良子&とさ金 宮前義之

頬伝うあの日の涙秋の朝

西欧は自然征服秋の声

共存す自然と日本秋景色

平等と公平の違い螻蛄(けら)鳴く

(北斎と広重)なお呼気の聞こえる美術展示会

 

■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん

ゲストは佐久間良子さま。

幼少期の疎開先での栄養失調の話には絶句。

ご子息の平岳大氏は米のブラウン大学で応用数学を専攻後、

コロンビア大学大学院へ進学後中退。

2002年の舞台『鹿鳴館』で俳優デビュー。

近年はハリウッド、英国で活躍中だとか。




 






■とさ金 土佐のデザイン 宮前義之

自然×文化 デザイン 物語 

ISSEY MIYAKEのデザイナー

 

人々の暮らしにどれだけ寄り添って豊かさというか

便利とか物質的なことではなくて 生活にそのものが

あることによって よりもっと豊かになっていく心が

モノと人の関係性を作っていくのがデザインの仕事

 

土佐のデザイン

製紙会社と作ったのはストール 空気が入るのですごく軽くていいらしい

素材を生かすシンプルなデザイン 全てコウゾの糸で織られており

優しい質感が味わえる ❝伝統を守りたい❞という思いがあった

土佐市・いの町で和紙作りが盛ん 安い海外産の普及 後継者不足

そこで考えられたのが「紙の糸作り」この挑戦の力になりたい

後継者の自信になった いいものを作ろうと妥協せずに進めば

いいものができていくんだって分かってきて この糸が最後のいちばん

良い糸になるのか ワンステップ上に持っていけるのか 今は未完成

ちゃんと素材を理解しないといけない 苗木から育てた

育てている人たちは当然 素材の良い所も悪い所も全部知っている

新たな機能とか価値を加えることによって そもそも素材が

素晴らしいから どうやったら今の生活に寄り添ったものになるか

そこをもう一度しっかり組み立て直すと 絶対に可能性はあるし

それをやることによって時代に合ったものになっていく

 

土佐古代塗 高知市長浜

ザラ地 

土佐古代塗というのは 一見して分かるように ザラ地というものがある

一般的に思われる漆器と違う土佐古代塗の特徴

ザラ地であることで指紋とか気にしなくていい

傷にも強くて扱いやすい 大雑把というか豪快 細かいことは気にしない

ザーッと洗って また次 使う時には同じように使える

💮見つけたデザイン 気軽に使いやすい頑丈さ

高知県の県民性にも合っている

光の当たる角度によって また色合いが変わっていく

💮見つけたデザイン 表情を変えるザラ地の反射

土佐古代塗を持っているお客様でも押し入れにしまいっぱなしの人がいる

ぜひ毎日使っていただいて 

使いこむことによって その人なりのものに完成する

普段の生活で使っていただくだけで気持ちも豊かになる

💮伝統芸能の手間がかかったものって 高価だったりなかなか

手に入らないものが多い ハレの日とか特別な日しか使わない

日常生活と少し遠いものになってしまう どんなふうに誓っても

言い道具って 今の生活にももっと価値が伝わっていいと思う

 

土佐の街路市 300年の歴史あり

海外とか仕事でその町へ行くと 必ず朝市場とかマーケットに

行くのが好きで そこの町とか国の生活が見えてくるじゃないですか

そういうの想像しながら見るのが大好き (街路市が)300年という

長い歴史なんでそんなに長く続いているんだろうという 大切な

理由があるんじゃないかなって思っていて そういうところが見たい

💮見つけたデザイン 店を出す条件が「生産者」に

人間も動物も常連さん 

話すと元気になるの そういうのあるかもしれない

こうやって買い物する時のちょっとした会話が

話すの8割で買ってくれるの2割でも全然いい

物のやり取りなんて何十秒か それでも全然話に来てくれるだけでも

見えない価値があるんですね

💮見つけたデザイン 同じ場所に同じ店を出す決まり

作り手と買う人のコミュニケーションが見れたのが楽しくて

ものだけ欲しければスーパーや自分の近所 ネットでも買える

あえて朝早く来るのは いつも行くところの人と

顔を合わせて話したいから そういうものが暮らしを豊かにしていく

そういうことの積み重ねなんかじゃないかと思う

 

指先ひとつで買い物ができる時代

また、来たくなる

 

💮デザインって本当に幅広い 物を創るだけでなくて

それを使ってもらう人に届ける 物のただ外側の色とか形じゃなくて

もっと見えない価値 人の姿とか歴史とか 本当にデザインとして

価値があって そういうものがここにあるから 長年続いていくと感じた

 

デザインは人と人をつなぐ 私たちの暮らしに喜びを与えてくれる

 

💮今回 見た和紙の仕事も漆の仕事も デザインが特別な誰かの

ためだけではなくて そこに暮らす人たちの生活に繋がっている

というのは本当に素敵 デザインの仕事の原点がある

高知にあるものに関してみんな人も陽気だし 楽しくて楽でというものを

軸に考えているのが伝わった 美味しいものがあって 言い道具があって

「これだけあればいいじゃないか」そういうものがベースにあるのかな

自然の恩恵の中で暮らしている高知の人たちは 改めて羨ましいと思った

2026年9月12日土曜日

杉本博司&夫婦喧嘩で一句

日美コレ同じBaseを持つ二人

身についた上から目線日美コレ

パソコンと寄り添う時間秋の色

AIと議論重ねる星月夜

長き夜や力抜け落つ午前二時

 

■プレバト纏め 2026910

芸能人夫婦対抗「夫婦喧嘩で一句」

 

特別永世名人 締めの一句 梅沢富美男

桃剥いて犬に告げ口してる妻

(季語:桃 が良かった 柔らかいので丁寧に剥かないといけない

 匂い・仕草全部伝わってくる この桃は夫に剥いてあげている?

 この行動をした奥さまが素晴らしい)

 

1位 井戸田潤・蜂谷晏海夫妻

ガレージに漂う秋思仄暗く

(井戸田が「眠い」といった上に逆ギレ

 秋思:秋の季語 秋に何となく感じられる切なさや寂しさ

ガレージと書いたことで家族間のもめ事?想像を与える効果を持っている

喧嘩後の場面に絞って良かった 

秋の理由のない物思いガレージの中・心の状態も仄暗く

仄暗くとくにした事で余韻がたっぷりできた 上手くバランスが取れた句)

 

2位 柿谷曜一朗・丸高愛実夫妻

でもだって火種となりし初嵐

添削(初嵐:秋の季語 立秋を過ぎて吹く強い風の事 焦点が良かった

   となりしは説明)

でも」「だって」が火種残暑の台所

 

3位 武尊・川口葵夫妻

花曇靴下拾う妻の溜息

添削(下五が7)

花曇靴下をまた拾う

 

4位 石原伸晃・里紗夫妻

鈴虫のかそけき音色妻に似ず

添削(ワンオペ育児中:無断で客を招待&伸晃泥酔で大ゲンカ

   かそけき:色や音などがかすかであるさま=鈴虫の中に含まれている)

鈴虫の言葉の鋭き夜

 

5位 辻本達規・松井珠理奈夫妻

虫たちに騒ぐ嫁から退治する

添削(家では暖房使用禁止 ダウンで生活させられた

   季語に対する認識の間違い 

虫:秋の季語 秋に鳴く鈴虫やコオロギなどの総称

   日に集まって来る蛾・カナブン・コガネムシ=火取虫

   嫁:息子の配偶者の事

火取怖がる妻を叱りたり

火取怖がる妻をなだめたり

 

・清水麻椰アナチャレンジ

秋霖や今日もソファで寝てやろう

 

 

■日曜美術館 滅びゆく写真 そして人類 現代美術作家・杉本博司氏

古代人が見ていた風景を現代人も見ることは可能か

 

湘南の海が見えた。それが自分のたどれる一番最初の記憶だった。

その日から記憶が意識が始まった。

 

人間ってどうして動物から人間になれたのかがテーマになった

これが意識の起源となった

 

海だけは古代人と共通のビジョンが分かち合える

 

虚実があいまいな領域を写真で研究してみる

 

見るからに死んでいて作り物なのに片目で見ると本当に本物に近く見える

どんな虚構でも一度写真に撮ってしまえば実像となるのだ

 

映画一本分を写真に撮ってみる 

ジョン・トラボルタ主演「サタデー・ナイト・フィーバー」

2時間という時間を撮ってみた 時間って何なの?

 

絶滅する銀塩写真

 

銀塩写真の終焉と地球破壊の終焉が具体的なプログラムに乗ってきている。

 

私は写真をメディアとして使ってきた。

普通写真は時間を止める。しかし、私は写真をタイムマシンとして使い

自由自在に時間の海を泳いでいたいのだ。

 

2026年9月11日金曜日

髙嶋弘之&嵐山光三郎

ぼんやりとした不安秋の夕焼

空高し田という海を駆け抜けん

枕詞は「あなたのために」秋思

盆波や糟粕(そうはく)嘗める政治家よ

心なき笑みを浮かべた原爆忌

 

■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん

ゲストは髙嶋弘之氏。

高島忠夫氏の弟であり高嶋ちさ子さんのお父様。

ビートルズの日本初代ディレクター。

由紀さおり様の誕生秘話。

音楽プロデューサーとしての❝髙嶋流❞宣伝戦略には

ダンボの耳で聞き入ってしまいました。




 






■あの人に会いたい 嵐山光三郎

1942-2025(令和7)年 83歳没

 

好奇心の赴くままいまを楽しむ

 

不良というのは非行じゃないですから犯罪を犯すわけじゃなくて

日本人って50歳を過ぎると会社の中で 指導的な立場に

ならなきゃいけない という呪縛があるじゃないですか

何かみんなの見本にならなきゃいけない だからそんなことをしなくて

自分で好きなようにやった方がいい 

 

あま鯛の西京漬

なんか優しく雲がたなびいてさ 5月の夕暮れが

ゆっくりじわっと 沈んでいくような そんな味がするよね

 

周りはいわゆる親を亡くした子供たちがいっぱいいてね すごく怖かった

小学校行くまで荷物なんかを「お前いいな」とか 

みんな持っていかれるじゃない 45人でやられちゃうから

こっちも取られまいと思って頑張るしね

 

「古池や蛙飛びこむ水のおと」なんて習うでしょ?先生が「質問は?」

と言うので「はい蛙は何匹でしょう?」なんて言って 先生が

「そんなことはどっちでもいい」と言う それでもう頭にきちゃってさ

それで図書館に行って本読んでも どこにも書いていないんだよ

それを調べるのに20年かかりましたね 

 

1965年大学卒業後 出版社に入社

檀一雄(1912-1976)等を担当

檀先生がなくなる年ぐらい前だったけど 太宰治のふるさとの弘前に

行ったんですよ そうしたらね 身欠きにしんにみそをつけて

そのまま食べるんですね。あちらの方は料理しないで それは太宰治の

好物だったんだって それで暫く黙って汽車に乗りながら海を見てね

「これはね 太宰が好きだったんだよ」と言って遠くをじーっと見ていた

檀先生の姿はまだ心に残っていますね

 

月刊「太陽」編集長時代

定年まで実直な編集者で終わりたいなとは思っていたけれども

何かそういう時にね 背中でコトンと音がしまして「あ ここが

辞め時かな」という 何か動物的な勘がしましてね それで

辞めちゃったんですね 

 

『「不良少年」は楽しい』 1997(平成9)年を発表します

 

僕は38()(会社を)辞める時に❝これからやりたいこと❞というのを

100ぐらい書き出したんですよ バイクの免許を取って乗るとか

それからアフリカのジャングルに行って その中でハンモックを吊って

池波正太郎さんの時代劇を読むとかね またね いま 書き出している

最中だけどね やりたいこと また100ぐらいありますね

 

この杉が樹齢1,000年でしょう?ということは芭蕉が来た時には

この杉があったわけですね ですから芭蕉もこの杉を見上げて

いろんなことを考えたんでしょうね 

 

「奥の細道」は、旅のあとを辿ることによって

立ちあがってくる言霊がある。

芭蕉が句を得た現場に立ち、芭蕉の目玉を拝借して、

光と風を鑑賞するのである。

風景に三百年前の時間が侵食し、句がピチピチと動き出す。

「芭蕉の誘惑-全紀行を追いかける」より

 

「悪党芭蕉」

2006年 泉鏡花文学賞 読売文学賞(評論・伝記賞)受賞

 

閑かさや岩に染み入蝉の声

この場合「蝉の声」は何かと言うと いろんな論争があったんだけど

蝉の声は自分に俳句を教えてくれた「蝉吟(せんぎん)のことを表している

ですから立石寺は石段を上っていくんですよ 暑い中をね 

蝉の声をジリジリ聞きながら 芭蕉さんはここで蝉吟のことを

思い出していたんだなってことをね 考えながら行くと

こちらまで胸に迫ってくる句ですね 

 

俳句 人間の死

去年私の父が死んだんです もう死ぬ寸前まで じーっと

私の父と一緒にいましたけれどもね だけどだれか自分の

友だちが死んで あるいは自分の肉親が死んで

「ああ人間は死ぬんだな」ってことを教えてくれるんだよね

だからね 死ぬことを考えるのは 悪いことではなくて 

いつかは必ず死ぬんだから それならば じゃあ生きている間は

精いっぱい自分のやりたいようにと 今後 逆にかんがえるんだよね

 

昔はできたけど今はできないなと思うことも楽しみなんですよ

できないことが楽しみなんですよ 悔しいけどね 悔しいことも

楽しみになってくるんですよ 自転車で ずーっと坂を上っていくと

嫌じゃないですか 一生懸命 苦しいじゃないですか だけど

てっぺんに行って山で 今度下り坂をシューっとゆっくり下りてくると

楽でしょう?下り坂をマイナスの面で捉えるんじゃなくて 下り坂が

楽しいというふうに考える そういう生き方が大事だと思うのね

 

無理に実直でする(生きる)ことはない 不良でいった方がいい

こっち行ったらポキっと折れて こっち行ってポキっと折れて

そのつど また新しい人生が ひらけるじゃないですか