2026年3月20日金曜日

プレバト「消せない写真で一句」

(まが)いもの見抜く力や春うらら

春憂う愛で理性が消え失せた

失われたものの復興土匂う

春の夕勝てるものは寿命だけ

春の月遠心力のなき人と

 

■プレバト纏め 2026319

消せない写真で一句

 

永世名人 村上健志 傑作50

狼の像に明るき雨や春

((お犬様)信仰が特徴 埼玉県秩父三峯神社に行ったときの一句

 鮮やかな着地 狛犬を思うかは読者に任せる 良い判断

 下五の着地がさすが やる時はやれる子といつき先生)

 

特待生昇格試験 三宅香帆

(おとがい 下顎の先端部分のこと)に春炬燵亡き犬の香よ

(心情が伝わる工夫が2つ 事実を述べるだけで思いは伝わる

10音を使って状況を描く 後半は嗅(きゅう)覚に訴える

 二重に読み手は納得をする 作者の世界に入っていける

 最後のよ思いのこもった詠嘆 お見事でしたといつき先生)

 

1位 矢柴俊博

参道を春へとこうべ尖らせて

(赤ちゃんが生まれた瞬間の吾子俳句 可愛さばかりが前面に出る

 この句は赤ちゃんが出てきた瞬間の普遍性をもった句になっている

 こうべ 尖らせてに強いRealityがある 春に喜びも詰まっている

 生まれてくる赤ちゃんへの永遠の賛歌のような素晴らしい一句でした)

 

2位 安藤和津

春怒涛朝日のすすぐ夫婦岩

添削(言葉で写真として表現 俳句は言葉のスケッチ 

季語から入って物に着地する

    評価が分かれるとしたら すすぐとは水をかけて清める印象

    「怒」「すすぐ」の対比が極端 俳句としての美しさ 

「や」調べがしまってくる 穏やかないい夫婦ですねといつき先生)

春涛(しゅんとう)朝日のすすぐ夫婦岩

 

3位 勝又春

落葉のメダルはるせんせー最後の日

添削(春の季語:落葉 とてもいい内容 子どもの言葉そのまま 

調べの点で1点だけ  七六五としてあるが七七五と

音を取り戻した方が得 調べがもう一度立ち上がる)

落葉のメダルはるせんせー最後の日

 

4位 橋本じゅん

大拍手この身貫き返り花

添削(季語:返り花 春咲くはずの花が冬に咲く 状況・理由・人

   ヒントがない よいのかどうか? もっと大変な思いをしてる

   添削により身を貫くような大拍手をみんなが想像してくれる)

復活の舞台や返り花白し

 

5位 マユリカ阪本

人目避け目立つ友との冬休み

添削(意味のない企み そのまま描写すればいい 多少分かったみたい)

変装のマスクは怪し冬休み

変装の金髪ウィッグ冬休み

 

・清水麻椰チャレンジ

風光る大屋根リングいざ行かん

 

次回のお題は「旅館のご馳走」

2026年3月19日木曜日

夏井いつきのよみ旅!in仙台

死してなお北窓開くエプスタイン

亡き人へ許せぬ思ひ砂あらし

風船をいくつ飛ばせばいいのやら

(武相荘)福寿草いつもの場所に咲きにけり

枝垂れ梅風にゆらゆら足止めん

 

■夏井いつきのよみ旅!in仙台 みんなで読み解く❝俳句が映す東日本大震災15年❞

名取市閖上(ゆりあげ)地区

東日本大震災で津波被害を受けた震災後 堤防はかさ上げされる

せり:春の季語 春の七草の1つ 宮城県は生産量日本一

せり農家 三浦隆弘さん

下の(名取市)閖上地区に海の方に排水して流してしまうと

ご遺体捜査とか片づけとかで すごく支障をきたすということで

なるべく下流の集落に水を流さないよう名取の人たちは意識して

自分の田んぼだけいいんだという考えの農家はいなかったと思います

人も野菜も根っこが大事ってよく言うんですけど

仙台ならではを深めていきたいなと思います

 

1/5

芹を買うその靴で田に入るんか   玉枝

 

2/5

母指のひび君の軟膏塗り待つ春   ドカベン太郎

(夫婦の俳句交換日記

 春は来る春は来る来る墓参り 

 妻・のぞみ 5歳上のお姉さんを7年前に亡くした

 春来たり巡り来る我も姉の墓にも

 

俳句咲く咲く!

木戸直樹

寅さんを纏ひ一走しゃぼん玉

ラン歴10年以上になる

木戸さんMEMO

寅さんのコスプレで大会に出場 観客を喜ばせるのが楽しみ

添削 寅さんのコスプレランナー山笑う

俳句上達ポイント

季語を「山笑う」とすることでランナーと山の映像が浮かぶ

 

浅野留美

春の旅思わぬ連れができまして

(作品としては「思わぬ連れ」の正体を書いたほうがわかりやすい

 表現する主体の作者が連れの正体を書きたくないとすれば

 これは七分咲きの名句として置いておけばいいのかなと思います)

 

松山彩

比例する癒しと出費猫の恋

添削 推し活の癒しと出費猫の恋

俳句上達ポイント

何が癒しと出費になっているのか書いたほうがいいパターン

 

大場唯

桜雲(おううん)に背中を押され走り出す

添削 走り出す桜の雲に背を押され

俳句上達ポイント

語順を変えると映像が浮かび作者の思いも表現できる

 

青木りんどう

ガジュマルの幹の太さを問ふ弥生

(がじゅまるの幹っていうと書かなくてもいいようなことなんだけど

 幹の太さをって持ってきて「一体何なんだ?」と思ったら 問ふという

動詞が出てくる 誰が誰に向かってガジュマルの幹の太さを

問ふているんだろう 読者はいろいろ想像し始める)

 

ROLAND俳句お悩み相談室

ボランティアサークルPASS代表 池田美加

副代表 吉田風菜

災害の恐怖を知らしめる秘密結社 ディザスターズ

グラングラドン タイフーン サイガーイ ボヤボーヤ

防災レンジャー

 

先生になるかを悩む花曇り 吉田風菜

ROLAND 人生一回なんだから悩んでいるんだったらやってみたら

 

猫の恋彼氏とうまくいきたいな 池田美加

ROLAND 男が一番手を抜く瞬間は「こいつ俺にほれてんな」

って思わせたらダメ 好きって態度が出し惜しみできる人がずっと愛される

男は愛されるより不安に思った時一番頑張るから これコツ

 

3/5

点滴の針跡消えて入学す   檜野美果子

木のめ風シールのこうかんたのしいな   檜野莉子ちゃん

はるのにじうすむらさきのらんどせる   檜野咲知ちゃん

2026年3月18日水曜日

あの本、読みました? 若林正恭

白き輝き焼き場の帰り寒戻る

土手の風色づき始む春の草

遊心や春の余白を独りぼち

石鹸玉(しゃぼんだま)気付かぬ時間が愛おしく

哀しみを包む喜び星朧

 

■あの本、読みました?

オードリー若林正恭(まさやす)・初の小説「青天(あおてん)」が大ヒット!創作秘話

若林正恭 加藤千恵 鈴木保奈美 山本倖千恵 林祐輔P

 

鈴木保奈美のInstagramFollow?ご本人ですか?

はい!そうです。

すぐ、FollowBackしました。 から始まりました。

 

「青天」の帯

人にぶつかっていないと、自分が生きているか どうかわからなくなる。

 

高校生のアメフト 予選を10年間観戦

60点差にも関わらず走っている子がいてその子のことが書きたくなった

アメフトは勝敗ではなく一瞬が記憶に残る

「青天」はアメフトの専門用語

「痛み」を書く、言葉にするのが難しかった

参考にしたのは「官能小説」

 

「青天」の一文 若林正恭著/文藝春秋

ボールのキャリーになった瞬間、注目が一身に注がれる。

誰にも無視されない。この世界で俺が要注意人物になれる唯一の時間だ。

ディフェンスの全員が俺を止めるために集まってくる。

俺は少しでもボールを前に進めること以外考えられなくなる。

大学に行けないこととか、卒業が危ういこととか、彼女ができたことが

一度もないこととか、そういうことがどうでもよくなる。

 

川瀬司 戦術マニア 親友 アリと対比させるための人物

高山 チョモ 後輩 保奈美さんが好きな登場人物

丹波 北澤 不良グループ 同級生 林Pのお気に入り

 

「青天」の一文 若林正恭著/文藝春秋

どんな集団にもある程度のルールが必要だってことぐらい俺にもわかる。

だけど、こいつらの気に食わねぇとこは、頭ん中がルールでガチガチのくせに、

自分たちがやっていることを❝個性❞だの❝自由❞だのとと呼んでいることだ。

いつも頭の中がルールでガチガチだから、いずれ大学の面接の時期になったら

茶髪を黒髪に戻してロン毛を短髪にすることも余裕でやってのける。

大学に入ったらまたルールに従ってブリーチして、

そんで社会に出るタイミングでまたルールに従って黒髪に戻す。

それの何が悪いと言われたら、何も悪くない。

むしろ正しい。そうだ、どうせ正しいんだろ?

 

出版できるレベルか相談した人は?加藤千恵(歌人で小説家)

 

初小説「青天」が大ヒット 作家・若林正恭を語る 出版秘話 加藤千恵

つまんなかったらどうしよう…。

エッセイと小説とは違う

読み進めるうちに「絶対、出してください」と答えた

加藤さんは「岩崎先生推し」倫理の教諭 主人公アリと哲学的会話をする

岩崎先生シーンで泣いた

「一人でも多くの人に届くといいなと思います。

アメフトが理解しきれませんでしたが面白く思っています。」

 

時代背景である1999年をおじさんに「懐かしい」と言わせたい…。

「現在、おじさんが日本一居場所がないと言われている時代」鈴木

 

文藝春秋編集者 単行本担当 黒岩里奈

一番巧みで敏感な所は? 身体的痛みの表現

 

「青天」の一文 若林正恭著/文藝春秋

思わず手を握り返すと、身体が簡単に引っ張り上げられた。伊部だった。

そのままゆっくりした動作で落ちていたボールを拾い、

俺の胸元に差し出した。「走り方が気に食わない」

 

伊部 スター選手 遼西学園

ライバル高のスター選手 伊部の一言に込めた思い

アリがアメフトを心から楽しんでいるので気に食わなかった一言だった

 

エッセイ

表茶道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬

(帯 初小説「青天」 血の通った関係を探す、魂の旅路の記録

斎藤茂太賞を受賞)

「表茶道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」の一文 若林正恭著/文春文庫

20代の頃は金がなくて、飲みに行っても割り勘分を払う能力がなくて

惨めな気持ちになるので、高校の友達とは会わなくなった。

それから10年が経った30代の半ば、正々堂々と旧友に会える

自分になれた気がしたので、友達の結婚式の二次会に参加した。

そこで、久しぶりに会った旧友とのテーブルで収入をしつこく聞かれた。

「本当にがんばったね」そう言ってもらえることを

どこかで期待していた俺は甘かった。

あまりにもしつこく収入を聞かれるので、めんどくさくなって

ハッキリと年収を言った。返ってきた言葉は「ズルい」という言葉だった。

言った相手は20歳の頃に俺が「芸人になる」と言った時、

応援してくれた奴だった。金がなくても居心地が悪いし、

あっても居心地が悪い。帰り道は少しだけ寂しかった。

そんなものだと割り切れれば、どこにでもある、

なんてことはない話だ。でも、一体誰の仕業なのだろう。

 

家庭教師に「産業革命を勉強して」と言われて勉強した。

キューバで感じた経済格差

アメリカからキューバへはゲームを送ってよい

亡命した人の方が物質面では恵まれていた

 

「表茶道のセレブ犬とカバーニャ要塞の野良犬」の一文 若林正恭著/文春文庫

あたりが暗くなってくるとマレコン通り沿いにオレンジの街灯がついて、

昼間とは違う表情になる。この景色は、なぜぼくをこんなにも

素敵な気分にしてくれるんだろう?いつまでも見ていられる。

ぼーっと目の前の風景を眺めていると、なるほどそうか、

あることに気づいた。広告がないのだ。

この資本主義と共産党が独裁体制と敷く社会主義の比較は

亡き父親が行きたかったキューバだった

 

加藤千恵さん

若林さんの視点は独特 同じ場にいても違う場所を見ている

優しさと激しさと同時に冷静さが同居している

矛盾ではなく常に別の視点が存在している

生きてくのが大変そう

 

「ナナメの夕暮れ」若林正恭著/文春文庫

(帯 初小説「青天」の答え合わせ❝青春❞の痛みを超えて生きるための戦術所

 

「ナナメの夕暮れ」文庫版 朝井リョウによる解説の一文 若林正恭著/文春文庫

思えばタイトルにもある“夕暮れ”とは、どんな色とも言い難いグラデーションを

味わう時間帯のことである。おそらく、社会に対して斜に構えている

時間の終わりを表す意味での このセレクトなのだろうが、私には

どちらかというと、冒頭で【社会が地元になった】とは言い切らず

【社会が地元になりつつある】と話す 著者の変化の表れに感じられた。

そんな、どの色にも分類し難い内面の変化を詳らかに描写する著者の姿勢は、

もし“変わってしまった”と嘆く人がいたとして、そのショックを上書きしうる

誠実さに満ちている。

人間に、変わらないことで愛され続ける部分と変わることで愛され始める

部分があるとするならば、この本は、後者の存在を強く示してくれる。

それは、どうしたって変わりながらでしか生き続けることのできない

私たちにとって、頼もしい光となる。

 

若林正恭氏のお薦め本

「世阿弥最後の花」藤沢周著/河出文庫

室町の世を幽玄の美で瞠目させながらも流罪となった世阿弥元清、72歳。

なぜ佐渡へと流されたのか?なぞと真実に迫る。

瞬間を切り取る筆の力が一番だと思っている 若林

指先から足の先まで体の細胞まで描き切っている

 

「オレンジ・アンド・タール」藤沢周著/光文社文庫

スケボーに熱中するアウトローな高校生カズキ 青春の悩みを赤裸々に描いた快作

一番好きな小説 スケボーから飛んだ瞬間を「世界が停止した」と表現している

魂を持っていかれた 影響を受けている 若林

 

若林正恭氏のことは尊敬していたのですが、まさかここまでとは…。

私の想像をはるかに超えておられました。

尊敬の念が深まりました。

2026年3月17日火曜日

認知症&「雪崩」&第12回尻文字三角パス③

蝶と花命のありよう違えども

春深し知より想いが勝りけり

骨格を筋肉を見せ春あした

シンプルの中の技量や風光る

質量のある重りの触れる日永

 

■林修の今知りたいでしょ!認知症

①認知症のきっかけは発症の20年前から

②新しい体験で発症リスク76%低下

・新しい体験をすればいくつになっても脳の成長につながる

・おススメは社交ダンス・英会話など

 その理由はステップを覚える記憶力 パートナーに合わせる注意力&判断力

筋力のトレーニングになる パートナーを意識する スキンシップ

ドキドキすると認知予防に効果的なホルモン ドーパミン・オキシトシンが分泌

・二つのことを同時に行う

デュアルタスク 頭と体を同時に使うことで認知機能苦情が期待できる

③珈琲(フェニルインダンなど)11杯以上

・カレー(クルクミン)2回以上

・柑橘類(ノビレチン「シークワーサー」)11回で認知機能低下リスク46%低下

130分 週3回 3000歩~5000歩約3年遅らせる

50007000歩で認知機能を7年遅らせる 

握力が弱い人は認知症になりやすい 握力低下は全身の筋力の低下サイン

BDNFが神経細胞を活性化 

BDNFを分泌させる簡単な運動はウォーキング 

1分間に100m進む程度の速さで歩くとBDNFの分泌が期待できる

犬と暮らす人は認知症発症リスクが約40%低かった

⑤健康診断でLDLコレステロール値が高いとリスク高

脳アミロイドβのゴミ出し力を保つために1日の中で重要なのは睡眠時間 血管ケア

17時間睡眠がベター

⑥聴力低下は認知機能低下のサイン

 補聴器をつける

・聴力が衰えると認知症リスク↗

・聴力の衰えを感じたら耳鼻咽喉科へ

・補聴器を使うと認知症予防に

・認知機能が衰えると余計な一言を言ってしまう

 林君はアクセルしかない

⑦脳の認知機能を高めるゲーム

・認知機能の上がったゲームはアクションゲーム

・空間認知能力が落ちている可能性あり

3D空間で判断を繰り返す 配置や攻撃・防御などを考える

・麻雀は度の牌を捨てるか相手が捨てた牌が必要か

一瞬で判断するため麻雀は認知予防に効果的

⑧認知症予防に効果的な本の読み方音読

・文字を認識

・口の筋肉を動かすよう指示

・これを聞く 複数の働きを同時に行う必要がある

・黙読より音読の方が効果がある

・脳の活性化につなげる音読法 

句読点を意識してゆっくり内容を理解したらスピードを上げる

・脳トレも認知予防には効果的

・毎日継続的に違う題材やゲームに挑戦する

⑨認知症予防毎日をつける

・文章を書く能力の高い人は認知症になりにくい

・手紙、日記、自伝の文章を書く能力 文章能力が高い人は発症せず

 繰り返し計算していると脳が慣れてしまう 纏める力が養われる

書くという行為 記憶の引き出し 言葉選び 文章の構成

 起承転結のある文章が良い 文字数が多い 語彙力をフル活用する

示現:神仏の力を感じるほど奇跡的な現象が起きた事 

普段使わないことがを入れる 手書きが良い漢字を忘れない

⑩思い出の曲を聞くと認知症予防になる

・モーツァルトに限らず聴覚野(音の分析)⇨脳全体へ送られ活性化

前頭前野(思考・記憶・感情を司る)

 脳は能動的な活動をする 認知症予防に繋がる

 クラシックだけではなく音楽全般が脳の活性化に有効

 脳のネットワークが動き出すことで昔の記憶が呼び覚まされる

 音楽は最後まで残る聴覚に良い刺激

・初恋の思い出にまつわる曲なオススメ

 

認知症に人を介護されている方へのアドバイス

笑顔が大事 認知症と一緒に生きていく 怒らないこと

認知症のことを勉強すること 治療薬のある時代

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「雪崩」

 

私生まれも育ちも南国よりの愛媛なものですから

「雪崩」が春の季語だということに少し驚きを覚えます

どうしても雪の多い地域の冬のものかなぁと思っていたのですが

「雪崩」は春になって雪が少し緩んできた時にこそ起こりやすい

そういう性質のものであるようです

調べてみますと

日本の「雪崩」について色々調べてらっしゃる

「日本雪崩ネットワーク」さんというところもあるようで

そこで非常に詳しく「雪崩」のメカニズム

そして規模についても分類があるというようなものを学習して

非常に今回新たに季語を通して科学すると

そんな体験をしております

「雪崩」の規模にも1段階から5段階までありまして

一番小さな規模のものだと10トンクラスの「雪崩」が

雪が落ちかかってくるそうです

それが規模が5になると 105乗トンともなるそうで

一体そこまでになるとどれくらいの規模になるのか

とにかく恐ろしい季語であります

 

■夏井いつき俳句チャンネル

【第12回尻二字三角パス】次の尻二字は【「いう」】

 

死ぬ死ぬといふていうれい歌ふ歌ふ   夏井いつき

 

踏青や吾子の手を振る日の彼方   ローゼン・千津

 

(なた)清む村正の来し冬の山   家藤正人

 

山彦はかへらず息吸へぬ風花   夏井いつき

 

HANAを聴く独りの聖夜OMG   ローゼン千津

 

現在の尻文字ガッ

2026年3月16日月曜日

知られざる日本の自然 古の都

春悲し大人は嘘の塊だ

春月夜鵜呑みになんかするものか

蝋燭のほのかな灯り春の宵

八重桜ぼんぼりのごと灯(とも)りをり

遠くを見たり近くを見たり春憂う

 

■ワイルドライフSP 知られざる日本の自然 第1集 古の都

世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし

「古今和歌集」在原業平朝臣

 

私たちも長い長い宇宙の歴史からすれば

何十年か生きて どこかに帰っていくという命

移りゆく それが命の営みだということを日本人は文化として養ってきた

 

自然が豊かだということは いろんな生きものがいること以上に

生きもの同士の関係性が 豊かに支え合い うまくいっているということ

すべての生きものは別個に存在しているのではなく

お互いに支え合いながら 一体となって暮らしている

これを縁起因縁によって存在しているという

 

法然院 第31代 貫主 梶田真章さん

アオバズク ムササビ

 

お寺というのは 僧侶が暮らしながら 生きものとのご縁で私たちは

暮らしている という感覚を養うための場所 いろんな植物を昔の方が

植えたり 鳥が運んできたりして 大事に育ててきた

 

散華(さんげ)

 

身近な花と向き合って 花自体を拝む対象とすることで 

美しいという以上に 浄土の菩薩の仲間として拝んでいく

 

モリアオガエル

 

友達みたいに思っているから できれば救いたい 毎年カエルが

卵を産むことで 一緒に生きているんだなという思いをさせていただく

人だけが生きているんじゃないという感覚を いろんな生きものに

味わわせてもらう ひとつ モリアオガエルと一緒に生きていくうえで

できることはしたい という気持ちでバケツを置いている

全部カエルになったらどうなるんだろうと心配しつつしかしそうはならない

いろんな生きものが食べに来て 適度にカエルになり この庭の

営みが続いていくことを学んでいる もともと仏教は衆生という

言葉を使って 生きとし生けるもの そのひとつとして人間がいる

人間は人間として生きているけれども インドには 輪廻という物語がある

私は生まれる前はカエルだったとかシカだったとか そういう感覚があって

私も今は人として生きているけれども シカだった時があるかもしれない

死んだら何になるか分からない中で 周りの命と向き合ってきた

すべての命 そこには初めましてじゃなくて 深い縁があったんじゃないか

出会うべくして出会ったんじゃないか ありがたいなと感じていける

 

水道がない時代は 飲める水がなければお寺は建たない お寺に湧き水が

湧いているんじゃなくて 湧き水が湧いているから 寺が建った

いろんな生きものの営み この山の状態が この水を長年かけて育んだ

それを私たちが頂戴できていること自体に 法然院に暮らさせて

いただいている ありがたさを 毎日お茶を飲むことだけでも いみじみ

もちろん料理にも使っている 

 

ミカドシリブトガガンボ オオルリ キシノウエトタテグモ クモタケ

 

手入れ自体が 周りの生きものとの ご縁をよい形で育んでいくことに

つながる すべての生きものは支え合って つながっているので 人も

同じ生きものの仲間として向き合いながら 支え合って暮らしていくことが大事

 

タケウチトゲアワフキ(幼虫) 

奈良 ニホンジカ オオセンチコガネ 

 

要法寺 鴨

 

京都大学 西川完途 博士

日本産と比べて どうして交雑個体が増えているのか 成長がいいのかとか

調べられたら理想 (オオサンショウウオ)ある意味京都の顔になりつつある

交雑の問題も複雑で 何が正しいかも難しい ただ 巨大な生きものが

街中の川にたくさんいることは 自然環境がいいことを物語る面もある

オオサンショウウオを保護するのはオオサンショウウオだけじゃだめ

一見 関係なさそうな生きものがたくさんいることが大事

それは 将来の外来種を防ぐことにもなるんじゃないか 

 

貴船神社

 

ゆく河の流れは絶えずして しかも もとの水にあらず

「方丈記」鴨長明

 

ゴイサギ

 

写真家 水中伸浩さん

ずんぐりしたアンバランスなフォルムのインパクト ひと目見てかわいい

魚獲るのが下手な鈍くささ 気の弱さ ダメなところがかわいく思えて

どんどん はまっていった 真骨頂は粘り強さ

撮影よりもも守っているほうがいいかな ひとつのものを見ていると

ほかの物が見えてきたり どんどん鴨川 結構豊かやねって

山の中の大自然じゃなくて 都会の中の大自然 

人と一緒にある自然がおもしろい

 

志明院 住職 田中量真さん

お水を守る 環境を守ることに 特化した ちょっと変わった特殊なお寺

祈りをささげるのは 仏教の信仰上 大切なこと 同じくらい大切なのが

生態系を保全すること それが水の保全につながる 

 

伏見稲荷神社 長岡京市

ホンドギツネ キヌガサダケ

 

放生会

 

生きもののいただいて暮らしている 私自体がひとつの命というか

さまざまな命との重なり合いで今ここにいる 私はその命を全部

重ねて生きている という感覚が大事なんじゃないか 預かれるだけ

預かって また誰かに預かっていただく 私が生きていることは

私の一個の命とは思っていない 

 

奥山に 紅葉踏み分け 鳴く鹿の 声聞く時ぞ 秋は悲しき

「百人一首」猿丸大夫

 

法然院 森のセンター

雄と雌の出会いのあるいは子育てをする 

 

毎年同じことを繰り返して お寺は維持されている 生きものの

暮らしと重なる部分がある 四季の営みの中で生きてきた

日本人にとって 毎年同じことを繰り返すことは 新しいことを

していかないと という自分とは違う (別の)自分の感覚を

よみがえらせ 安心感を与える 両方の(自分の)バランスを取りながら

現代の日本人は生きていこうとしている 

 

いま一瞬 めでてますけど 目に見えて美しいとか 美しくないじゃなくて

その生きものも私も この地球の歴史の中で 長い長い年月を重ねて

今この状態であることをめでる それをご縁として受け入れる

いろんな以前の生きものの歴史があって 地球の歴史と重なって

お互いが存在してきたことを いま 縁としてありがたく受け止める

 

そして、次の千年へと導きます 

2026年3月15日日曜日

100分de名著 ダビデ・カリ著「だれのせい?」

(トランプ大統領)庶民より低きモラルを持ちて春

初蝶や時空を超えた語らいを

租借しながら保つバランス余寒

一瞬の瞬きを描く上り簗(やな)

通ふ猫世間を見抜くまなざしよ

 

100de名著 絵本スペシャル②

ダビデ・カリ他「だれのせい?」寓話に込められた希望

ヤマザキマリ 伊集院光 阿部みちこ

 

2022年にイタリアで出版(日本語訳は2023)

作ダビデ・カリ 絵レジーナ・ルック-トゥーンペレ

 

絵本の翻訳する難しさ

 

そのむかし、剣をたずさえた クマの兵士がおりました。

とても けだかい兵士での ありました。

「オレさまの砦を こわしたやつを まっぷたつに きってやる!」

犯人捜しを始めるクマ

最初の容疑者は ダムの門番アリクイ

「よし、わかった(中略)

それじゃ、そのバビルサをみつけて まっぷたつに きってやる!」

バビルサ(イノシシ科の動物)

バビルサに矢を放ったキツネ

「でも、おまえのしわざだ。おまえが はなった矢が バビルサにささり、

あわてて とっしんしてきた バビルサに おどろいた

ダムの門番たちが 水門をしめわすれて にげちゃったせいで

水があふれて、オレさまの砦が こわれちゃったんだからな」

「よし、わかった(中略)

それじゃ、トリたちのところへいって、やつらをまっぷたつに きってやる!」

 

「ねずみの嫁入り」

ネズミの夫婦が美しい娘にふさわしい婿を探しに行く昔話   伊集院

 

色彩感覚が子ども扱いしていない 色彩が教えてくれるもの

沢山の色を知ることは沢山の語彙を増やすこと

感性を養う

orgoglioso(オルゴリオーゾ) プライドが高い・高慢ちき

「けだかい」クマの兵士

ヤバいやつだけど悪いやつじゃない 伊集院

「正義の在り方」を問う その正義はすべての生き物・部族に通じるのか?

 

果物を食べつくそうとしたトリたち

「いいや、おまえたちのせいだ。じぶんのくだものを おまえたちに

食べつくされそうになった キツネが矢をはなち、その矢がささって

あわててとっしんしてきたバビルサに おどろいたダムの門番たちが

水門をしめわすれて にげちゃったせいで 水があふれて、

オレさまの砦が こわれちゃったんだからな」

「よし、わかった。そいつをみつけて まっぷたつに きってやる!」

クマの兵士は、ほかのだれでもなく じぶんじしんを

ひとおもいに まっぷたつに するしかないことを しりました。

「きみたちも がまんしてくれるかい?(中略)木はまだ小さいけれど、

そのうち大きくなるからね。それまでは、ぼくのところで くらしてもいいよ」

そして、クマの兵士は たおれてしまった木を 剣でじょうずにきり、

ひとつの家を たてました。

 

自分が元凶だと知った「後」の行動 クマが見せた「償い」

「利他」の償い 償い方 「見切れ」が意図するものは?

人間として忘れてはいけない 精神性を見切れで描く

「俺は絶対権力、お前たちは俺色に染まれ」

というふうには最初からしていない 

地球で生きるという事は多種多様な動物たちと同じように

あらゆるものが一緒に共生していかないといけない

 

そして裏表紙に書かれている言葉…。

すべては思っていたとおり、とはいきません

原文 Non tutto e come sembra

(全てが見た目通りというわけではありません)

「めでたしめでたし」で終わらない?

 

この世の中は予定調和ではいかない

それを覚悟しながらみんな仲良く幸せに生きていくためにはどうしたらいいか

 

この一行はないほうがわかりやすい 伊集院

実は「よくできています」だけに頼るのはよくない 伊集院

 

「疑う」=好奇心・探求心の種類

色自体が何色か分からない それらを良き疑問として良き疑念として

自分たちの中で育みながら成長していく それが我々人類を含む

社会の洞察力に繋がっていくんじゃないかなって思う ヤマザキマリ