2026年10月26日月曜日

兼題「飛ぶ・跳ぶ」&テーマ「踊り」

秋の暮空は心を表さん(広重)

秋麗広重の愛受け取らん

秋の風空に託した想いあり

打ちつけるしなる竹林秋の雨

満月の放つ光や秋の宵

 

■NHK俳句 兼題「飛ぶ・跳ぶ」

選者:高野ムツオ ゲスト 今橋眞理子 曽根毅 

ゲスト 古坂大魔王 関取花 司会:柴田英嗣

年間テーマ「語ろう!俳句」

 

①   石ころも空飛びたきや秋日和   高野ムツオ

「飛びたきや」⇨「飛びたかり」「空飛んだ後の石ころ秋日和」

秋のとても爽やかで気分のいい日を「秋うらら」と言う

「秋うらら」は体感的な感じで「秋日和」はそういう一日があった

そういう日を自分は迎えたという気持ちが日和という言葉にある

そこの微妙にニュアンスが違う だんだん寒くなって冬に

なってしまうけれども 今はとても充実した日だという意味合いが

「秋日和」に入っている

②   鳥や飛ぶ風鈴水面へ音落す   古坂大魔王

風鈴の音は普通は横に広がるが この句では水面に音が落ちる

普通だったら「鳥飛べり」や「鳥飛ぶや」とするのを「鳥や飛ぶ」

と五七五の頭の五音の真ん中に「や」の切れ字を入れて ここで

感動を強めて さらに風鈴へ展開するという 作り方もとても

気に入りました

「水面へ」で方向を示しているから「落とす」という方向を

示す言葉はいらなかった 「風鈴の音は水面へ」とやって

ひっくり返して下五に「鳥飛べり」という言い方もある

「風鈴の音は水面へ鳥飛べり」アングルが2つはっきりしてくる

③   星飛んで夜間飛行の遠ざかる   今橋眞理子

星飛ぶ:秋の季語 流星の子季語

④   風力よ太陽光よ飛蝗(ばった)跳ぶ   曽根毅

本来は太陽光だけじゃダメで太陽光発電とか熟語にしなければ

いけないが そのうち言葉がひとり歩きして「太陽光」と

言うことで太陽のエネルギーを感じさせる だから言葉として

ちゃんと使えている これによってその言葉が普及する可能性が

俳句の世界であると思う 飛蝗飛ぶという最後の力強さによって

バッタくん風力にも太陽にも負けずずっと生き続けるんだ!っていう

バッタに対する応援歌にもなっている

⑤   飛び出した鼻毛も愛す覚悟なし   関取花

無季の俳句 飛び出した鼻毛を愛して貰えるのか もらえないのかが大事

ここで愛してくれるっていうのは いいなと思ったのですけど

俳句的には「飛び出した鼻毛も愛す」で一回切れるので その次に

「覚悟なし」まで飛ぶのが少し無理がある 「鼻毛愛する覚悟なし」

とつながったらよかった 俗なもの みんなが嫌うようなもの

そこにポエジーを見つけるというのは俳句の一番大事な精神

「秋日和鼻毛愛する覚悟なし」これだけでもね

 

・特選三席発表 兼題「飛ぶ・跳ぶ」 

一席 朝採れの飛び跳ねそうな茄子(なすび)かな   米山カローリング

二席 運動会先生跳んで転がりて   城内幸江(きのうちゆきえ)

三席 長城も長江も越え飛蝗(ばった)飛ぶ   島﨑有造(ゆうぞう)

 

特選 兼題「飛ぶ・跳ぶ」

SLの飛べさうな音野分晴(のわきばれ)   慈雨

飛べ車そんな時代の案山子かな   小﨑光洋

秋晴れや洗濯鋏の飛ぶ力   阿部勉

小鹿跳ぶ生まれ出るを誇るごと   森毬子

朝顔に飛ぶ棟梁の鉋屑(かんなくず)   赤尾てるぐ

ましら酒呑めば大空飛べるなり   加藤草児

 

次回の兼題「冬銀河」

選者:堀田季何 司会:柴田英嗣 レギュラー:庄司浩平

 

■NHK短歌 テーマ「踊り」

選者:梶原さい子 ゲスト:勅使川原三郎 司会:尾崎世界観

年間テーマ「私の宮沢賢治」

 

原体剣舞連

(mental sketch modified)

   dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

こんや異装〔いさう〕のげん月のした

鶏〔とり〕の黒尾を頭巾〔づきん〕にかざり

片刃〔かたは〕の太刀をひらめかす

原体〔はらたい〕村の舞手〔おどりこ〕たちよ

鴇〔とき〕いろのはるの樹液〔じゅえき〕を

アルペン農の辛酸〔しんさん〕に投げ

生〔せい〕しののめの草いろの火を

高原の風とひかりにさゝげ

菩提樹〔まだ〕皮〔かわ〕と縄とをまとふ

気圏の戦士わが朋〔とも〕たちよ

青らみわたるこう気をふかみ

楢と掬〔ぶな〕とのうれひをあつめ

蛇紋山地〔じゃもんさんち〕に篝〔かゞり〕をかかげ

ひのきの髪をうちゆすり

まるめろの匂のそらに

あたらしい星雲を燃せ

   dah-dah-sko-dah-dah

肌膚〔きふ〕を腐植と土にけづらせ

筋骨はつめたい炭酸に粗〔あら〕び

月月〔つきづき〕に日光と風とを焦慮し

敬虔に年を累〔かさ〕ねた師父〔しふ〕たちよ

こんや銀河と森とのまつり

准〔じゅん〕平原の天末線〔てんまつせん〕に

さらにも強く鼓を鳴らし

うす月の雲をどよませ

  Ho!Ho!Ho!

     むかし達谷〔たった〕の悪路王〔あくろわう〕

     まっくらくらの二里の洞

     わたるは夢と黒夜神〔こくやじん〕

     首は刻まれ漬けられ

アンドロメダもかゞりにゆすれ

     青い仮面〔めん〕このこけおどし

     太刀を浴びてはいっぷかぷ

     夜風の底の蜘蛛〔くも〕おどり

     胃袋はいてぎったぎた

  dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

さらにただしく刃〔やいば〕を合〔あ〕わせ

霹靂〔へきれき〕の青火をくだし

四方〔しほう〕の夜〔よる〕の鬼神〔きじん〕をまねき

樹液〔じゅえき〕もふるふこの夜〔よ〕さひとよ

赤ひたたれを地にひるがへし

雹雲〔ひゃううん〕と風とをまつれ

  dah-dah-dah-dahh

夜風〔よかぜ〕とどろきひのきはみだれ

月は射〔ゐ〕そそぐ銀の矢並

打つも果〔は〕てるも火花のいのち

太刀の軋〔きし〕りの消えぬひま

  dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

太刀は稲妻〔いなづま〕萱穂〔かやほ〕のさやぎ

獅子の星座〔せいざ〕に散る火の雨の

消えてあとない天〔あま〕のがはら

打つも果てるもひとつのいのち

  dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah

 

参照:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%8E%9F%E4%BD%93%E5%89%A3%E8%88%9E%E9%80%A3

 

今から35年以上前の舞台の記録

様々な宮沢賢治の作品を題材にして作ってきた

dah-dah-dah-dah-dah-sko-dah-dah という音を

どのような響きとして受け取り作品に落とし込んだのか?梶原

身体の動き あるいは自然界の動きを一番感じた

 

賢治は踊りのようすを描いた短歌がある

岩手の伝統的な踊りである剣舞を見た時に感動して詠んだ

 

剣舞(けんまい)の赤ひたたれはきらめきてうす月しめる地にひるがへる

宮沢賢治

 

賢治が盛岡高等農林学校の3年生の時に地質調査で岩手県の江刺地方に行った

その時に踊りを目にして大変感激した 「赤ひたたれ」は赤い衣装

その夢のような情景が脳裏に焼きついたのではないか 梶原

 

私はまさにこの江刺市に出向いて1980年代に取材に行ったことがある

剣舞をその当時の12歳の少年に踊っていただいて その踊りが事実に見事

亡くなってしまった命に対して手向ける踊り 踊り自体に力強さと

得も言われぬ魂みたいなものを感じる この世非ざるを私も感じた 勅使河原

 

・入選九首 テーマ「踊り」

三席 ラーメンに卵を落とす 徳島の夜に踊りの渦がうまれる

野分のわ

ため息をつく人しずかに包みこむ入り江のような午後の踊り場

葉月ままこ

私 スポットが当たらなくても吾子は舞う踊り子Bとしての指先

竹内秀吉

よさこいを終えた人らの上気して光り輝く向かいのホーム

三月とあ

二席 私 逆再生ボタンを押せばダンサーの目に還りゆくひと粒の水

富尾大地

スーパーの狭い道路で譲り合うカート2台の無言のワルツ

浅野愛佳(あいか)

踊り子草しゃがめば母の膝ほどの高さに風の劇場がある

Sizuku

一席 流星のひかる軌道よわたしたち速く短い踊りのさなか

石川真琴

鰯雲ぐっと頭上に集いおりソーラン節の綱を引くたび

佐藤研哉

 

私感

勅使河原先生の解釈最高に素敵でした。

 

・わたしの宮沢賢治

うす月にかがやきいでし踊り子の異形(いぎょう)を見ればこゝろ泣かゆも

宮沢賢治

この時踊り子は人間でありながら人間ではないような存在になっている

死者の魂を供養するための踊り 

この世とあの世の間にあるような世界を この時 賢治は感じたと思う

 

「異形」ということは必ずしも踊り手本人だけではない 

その時に幻影のように見える影の動きとか それも含めた「異形」 勅使河原

 

踊っている側の気持ちも気になってきました 尾崎

 

踊っている側は何の感情も入れていない それが踊り 

踊っている人が涙することは考えられない つまり無心 だから美しい 

だから空気と溶け合うことができる 純粋さが見ている人の心を打つ 勅使河原

 

賢治にも突然踊り出したくなったっていう時があった 

詩を作る時には身体のリズムの感覚が必要なので その訓練にもなる

賢治にとって踊とは 自然や音楽と一体になって 自分の内側から

湧き上がる感動を身体で解き放ったもの そこで得たリズムが

賢治の詩のリズムにもつながっていったのではないか 梶原

 

自分の中だけで収めきれないこと 自然に対して身を投げ出す 心を捧げる

激しい戦いのような精神 勅使河原

 

見やう見まねで踊りについてゆく子らのいつしか草のやうに息づく

梶原さい子

 

最初は見られていることが恥ずかしいというイメージがある 尾崎

 

恥ずかしくていいんじゃないですか 

踊りを感じるということがあれば十分 勅使河原

 

文字に書かれたことによって宮沢賢治を知ったと思うのはよくない

私は離さなくてもいい むしろ踊る方がいい じっくり身体で受け取って

それで身体で返す もう少しやろうかなと思っています 勅使河原

 

・いちご摘み 一語つみ

昨日食べたカルボナーラがもう恋しい星月夜 そんな日記をつける

長谷川麟(好きな歌人 石川啄木)

⇩

まだ今日を昨日にしたくないきみのだんだんあたたかくなるかかと

馬場めぐみ(好きな歌人 平岡直子)

 

詩のボクシングに出演していました

第54回短歌研究新人賞

他者から見られるっていう意識を自分の中で受け止めていくのに

かなり時間がかかりました

 

浴槽は海に繋がっていませんだけどいちばん夜明けに近い

「無数を振り切っていけ」短歌研究社より

きっかけ

絶対この子のことは私の言葉で残しておきたい

私自身の短歌の光にもなった

 

摘んだのは「昨日」明日も君の歌を…。

 

次回はテーマ「手紙」選者:横山未来子 司会 ヒコロヒー

出演:菊池銀河 横田真子

2026年10月25日日曜日

100分de名著❝万葉集❞②

過疎の秋小松島猿那賀を熊

秋高し感謝を口に硤合(そあい)さん

じりじりと秋陽背中を直撃す

またやった指と大根思い切り

秋の国会道徳なき政(まつりごと)

 

■100分de名著❝万葉集❞②身を焦がす恋

上野誠 伊集院静 阿部みちこ

 

世の中も常にしあらねばやどにある桜の花の散れるころかも

 

恋の歌の本質は別れにあり 激しい嫉妬 

「万葉集」は4割が恋歌 妻問婚(つまどいこん)

 

白たえの君が下紐(したびも)我さへに今日結びてな逢はむ日のため

(作者不記載歌 巻十二の三一八一)

 

朝戸出(あさとで)の君が足結(あゆひ)を濡らす露原

早く起き出でつつ我も裳の裾(ものすそ)濡らさな

(作者不記載歌 巻十一の二三五七)

 

あからひく肌も触れずて寝たれども心を異(け)には我が思はなくに

(作者不記載歌 巻十一の二三九九)

 

初々しい恋の歌?それとも…

我々の日常生活は新聞の一面だけじゃない

「万葉集」は当時の日常を伝える重要な資料

 

眉根掻き(まよねかき)鼻ひ紐解け待てりやもいつかも見むと恋ひ来し我を

(作者不記載歌 巻十一の二八〇八)

 

今日(けふ)なれば 鼻ひ鼻ひし眉(まよ)かゆみ思ひしことは君にしありけり

(作者不記載歌 巻十一の二八〇九)

 

俗信(ぞくしん)

 

降る雪の空に消(け)ぬべく恋ふれども逢(あ)ふよしをなみ月ぞ経にける

(作者不記載歌 巻十の二三三三)

 

やどにある桜の花は今もかも松風速み地(つち)に散るらむ

(厚見王(あつみのおおきみ)贈久米女郎歌 巻八の一四五八)

 

世の中も常にしあらねばやどにある桜の花の散れるころかも

(久米女郎(くめのいらつめ) 巻八の一四五九)

 

上手くいかない恋を描く

すべてを言わず余白を残して相手に悟らせる

 

❝待つ女たち❞の歌

君待つとあが恋ひ居ればわがやどの簾(すだれ)動かし秋の風吹く

(額田王(ぬかたのおほきみ) 巻四の四八八)

 

風をだに恋ふるはともし風をだに来むとし待たば何か嘆かむ

(鏡王女(かがみのおほきみ) 巻四の四八九)

 

さし焼かむ小屋(おや)の醜屋(しこや)にかき棄てむ

破(や)れ薦(ごも)を敷きて打ち折らむ醜(しこ)の醜手(しこて)を

さし交へて寝らむ君故あかねさす昼はしみらにぬばたまの

夜はすがらにこの床(とこ)のひしと鳴るまで嘆きつるかも

(作者不記載歌 巻十三の三二七〇) 長歌

 

我(あ)が心焼くも我(われ)なりはしきやし君に恋ふるも我(わ)が心から

(作者不記載歌 巻十三の三二七一)

 

「万葉集」に残る女の激情

男の人が訪ねてくる日はきれいな薦(こも)を敷く

ここまで激しいものが復活するのは近代小説までない 

2026年10月24日土曜日

多田美波&磯崎新&「漸寒(ややさむ)」&兼題「太刀魚」

秋の声弄璋弄瓦(ろうしょうろうが)おめでたき

芋と指もろとも刃(やいば)したたる血

いかんぜよ矮子の看戯(わいしのかんぎ)秋黴雨(ついり)

人生に嘘をつかない秋の空

作品に現れる嘘秋乾き

 

■多田美波の言葉

私の場合は宇宙とか星とか光に憧れていました

でも自分でそれを究明する力はないし夢でしかない

手が届かないものならせめて

私の心とつながりあって自分しかできないものをつくりたい

「明日の友」1990年7月号

 

■日本建築の皇帝 磯崎新の言葉

「街々は消失した かつてある形態をもったとしても次の瞬間には

 もう見当たらない 都市は消えて焼土だけがあった」

磯崎新著「空間へ」

 

「端部のすべての線はホールの一隅に焦点を結んでいる、

ホールに立つと、その線が逆透視図法的な効果をみせ、

相称的で正面性を持った立方体の枠のなかに、ねじれながら

押し出してくるような白い量塊を見ることになる、

錯視が生まれるような壇である」

「新建築」1975年1月号

 

新美の巨人たち

立方体を組み合わせた不思議な姿

建築の歴史を変えた群馬県立近代美術館にスポットが当てられました

❝日本建築の皇帝❞磯崎新の初期の傑作

壮大な構想ゆえに実際に建てられることのなかった数々の磯崎“作品”の紹介

❝世界文化史の巨人❞とまで賞賛された建築家の真実に迫っていました

磯崎新の思想は生々しく今なお息づいています

 

■夏井いつきのおウチde俳句

一分季語ウンチク「漸寒(ややさむ)」

 

漸寒と書いてややさむと読む、

知らないと読みにくい季語かもしれないですね。

秋になってようやく感じ始める寒さを意味する

季語になっているんですけれども 秋の寒さにまつわる季語って

実は他にもたくさんあるんですねえ 

「秋冷」と書いて「しゅうれい」だとか

「うそ寒」「そぞろ寒」とか 

いろんな寒さの表現はあるんですけれども

「漸寒」ならではの味わいというものを表現するのは

なかなか詠み分けると難しいものなのかなあと思っています

例えば高浜虚子の例句として収録されているものには

「やや寒や日のあるうちに帰るべし」

なんていう句があったりします

本格的な寒さではないぐらいの寒さの感じ

自分だったらどんな風に表現しようか詠み分けようか

ちょっと俳人としてファイティングな気持ちになる

季語かもしれませんね

 

■ギュッと!四国 家藤正人の俳句道場

兼題「太刀魚」(秋の季語)

傍題 たちのうお たち など

 

ギュッと!特選

太刀魚や神は柱と数ふらし   柚木みゆき

選句ポイント 太刀魚らしさ

「太刀魚や」の力強い詠嘆と「数ふらし」の伝聞形の流し方、

ふたつの工夫によって季語を際立てているのも配慮が行き届いてお見事。

 

放送された句

ググッと引く 水面のわたしは 太刀魚なり   オリーブ

佳作 太刀魚やハリス6号格闘す   水晶文旦

秀作 太刀魚のリールを伝う青さかな   はちきん芋

太刀魚やギンギラギンにさりげなく   木槿

秀作 トロ箱小さしぺろんと太刀魚の頭   森野みつき

佳作 太刀魚の頭押さえて見るレシピ   馬越あずき

秀作 太刀魚の全長ほどの嘘足して   椋本望生

太刀魚よ骨の在処(ありか)は知ってるぞ   久太郎

佳作 噛み締めて太刀魚巻のほどけゆく   河野縁結

 

秀作への道「どっちの意味?」

なないろの輝き太刀魚は知らず   星乃瞳

推敲⇩

太刀魚は知らず己(おのれ)のなないろを

 

募集中「冬の朝」冬の季語

次の兼題「クリスマス」冬の季語

 

参照 https://www.nhk.or.jp/matsuyama/info/articles/310/069/00/

 


2026年10月23日金曜日

横石知二物語 糸井重里氏&北村英治氏&ホトトギスの句

どうすれば?(AIの)不正アクセス秋の色

身に沁むや個人責任問われても

秋あわれIT音痴の立つ窮地

秋深し悪事働く切れ者よ

AIを操る策士上り月

 

■上勝・葉っぱビジネス 糸井重里さん語る秘話

ポエムですよね

横石知二さんの知られざる物語

コピーライター 糸井重里さん

横石さんの考え方とかアイデア ものすごく欲しかった

クリエイティブだけじゃない プロデュースだけじゃないし

営業だけじゃない総合的な見方みたいなものが 俺にはできない

すごいなと思いましたね 葉っぱビジネスについて30本近い記事を発信

料亭の中に葉っぱがどう大事か こういう場所で葉っぱをこう使う

食べられないものだけど ここにこう置く 季節が変わったからこれを入れる

葉っぱを売っているけど サービスを売っている ❝心遣い❞を売っている

自分がやっている仕事にもとても影響している 

桃太郎の物語ならきびだんごで何とでもできた

地元で生きているお年寄りはきびだんごじゃ動かない

人の心ってそんなに簡単に動かせないことを 知ってる人じゃないと

おばあさんたちを仲間にできない 

ユーモアがあった 悲痛な物語じゃない 成功物語を語っているよりは

おもしろかった 悲壮感は長持ちしない かわいそうだから

手を出してくれる人はいるが 「いつまで言ってるの?」となっちゃう

「明るい未来に向かって一緒に歩こう」

その気分をあれだけ作れた そこが横石さんの魅力だった

ブリコラージュ bricolage そこにあるものを使う

無い物をねだらない❝アート❞ やれることからスタートして

市場も調査して働き手もいて じゃあそれが動けばいいじゃない

あらゆる場面で応用できること 「きみもできるよ」いい例として

上勝を伝えたかった

 

■葉っぱと夢とこの町と~上勝 横石知二物語~

上勝町元農協職員 横石知二さん(享年66)

 

糸井重里さん

楽しかったですよ みんながうれしそうにしているから笑顔がうつりますよね

ほぼ日刊糸井新聞で30本近い記事を発信

❝モノや情報 あふれる時代へのメッセージ❞

彼の明るさというか 「明るい未来に向かって一緒に歩こう」って

今の時代って「何が足りない」「こうでさえあればできるのに」と考えがち

無い物ねだりしていない人として 表現したかった

「きみもできるよ」って伝えたかった 

 

父 恵(さとし)さんの最期の言葉

「上勝に行って良かったなあ あの町にはお前が必要やったんや」

ようやくもらえた自分を認める言葉

横石さんはその場で大粒の涙を流しました

その翌日 恵(さとし)さんは息を引き取った

 

2013年2月21日Xより

「人は誰でも主役になれる 

 出番と役割がある

 私の原点は上勝町」

 

2026年6月27日

上勝町に石碑が建てられました。

 

横石知二さんの言葉

おばあちゃんたちは僕によく言いますよ

横石さんな 足も痛い 手も痛い 腰も痛い

ほなけどな 自分がこれやろうと思うときは 痛さが消える

痛うないんじゃ 終わったら痛い 楽しいことや

役割があるときは痛くない これって大事 

ほんとに大事なことだと思います

 

私感

糸井重里さん ありがとうございました。

とびっきりの言葉を賜り感謝申し上げます。

上勝町をことあるごとに輝かせていただき

本当に嬉しかった。

ほぼ日刊イトイ新聞のクルーのみな様も

何回も足を運んでくださっていた事は

存じあげておりました。

毎回、楽しみに拝読していました。

こんな嬉しいことは生涯忘れないと思います。

ありがとうございました。

 

■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん

ゲストは97歳のクラリネット奏者・北村英治さん。

進駐軍でアルバイトをし、演奏技術は独学で磨いたそうです。

クラシックのクラリネット奏者・村井祐児氏とのお付き合いもお話下さいました。

最高の演奏もお聞かせくださいました。

歳を全く感じさせないTalkに魅了されました。

 








■ホトトギスの句

織田信長:「鳴かぬなら殺してしまえホトトギス」(短気・苛烈さの比喩)

豊臣秀吉:「鳴かぬなら鳴かせてみせようホトトギス」(才覚・機転の比喩)

徳川家康:「鳴かぬなら鳴くまで待とうホトトギス」(粘り強い忍耐の比喩)

「鳴かぬなら生きよそのままホトトギス」

あなたはそのママでいいんですよ

戦国武将であり茶人でもある織田有楽斎(織田長益、信長の弟)を偲んで、

織田有楽斎四百年遠忌実行委員会が詠んだ句 出典や真偽は不明

明智光秀:「鳴かぬなら放してやろうホトトギス」

明智光秀:「鳴かぬなら私が泣こうホトトギス」

 

2026年10月22日木曜日

MIRAIJAM 福代孝良

秋の風通す筋よりしなやかに

衰えた秋の陽射しよ縁側よ

ウイルスを運ぶ鴉(からす)や秋の空

地虫鳴くそろそろ醴酒不設(れいしゅふせつ)かな

身に入(し)むや蹂躙されず壊されず

 

■MIRAI JAM 日本のものづくり×人工衛星

佐々木蔵之介

アークエッジ・スペース 代表取締役CEO 福代孝良&川勝貴之

創業 2018年 従業員数 約2000人

スタートアップ×人工衛星 気象情報 GPS

人工衛星の開発~運用を手掛ける

最大の特徴は超小型の衛星が主軸

一般的な人工衛星 打ち上げまで5年かかるケースも 

アークエッジ・スペースは驚異の開発スピード

スペースX 民間企業初の有人宇宙船を国際宇宙ステーションに到達

ダビデとゴリアテの伝説 巨大な戦士ゴリアテを少年ダビデが打ち破る物語

日本ならではの戦い方はある

日本のスタートアップがスペースXに勝つ方法

車もフォード(アメリカ)が最初に量産を始めて牛耳ろうとした

トヨタや日本の日本の自動車メーカーが出てきて日本車が世界を席巻した

宇宙でも日本のものづくりに可能性あり

福代孝良氏はForbes JAPAN「日本の起業家ランキング2026」1位に輝いた

日本経済を牽引するleaderとして注目されている

スガシカオが頭に流れています 福代孝良氏は音楽が好きらしい

大学落ちたらミュージシャンになろうと思っていた

宇宙業界のニュータイプ

6U衛星 折りたたんだ状態で宇宙へ行く 数千万円~数億円

大型衛星 数十億円~100億円

安い理由は他にも小さいので宇宙に届ける値段も安い

相乗りで宇宙への運搬費用を抑える

1年に9機!驚異の開発スピードは何?

世界が注目する理由①

驚異の開発スピードを支える格安部品

開発現場の中枢へ 人工衛星は自社でつくる!

部品はネットで買える数十円の部品を使用

車載用の部品を使っていたり高いものは使われていない

秋葉原の電子工作パーツも使われる

専用部品⇨時間・コスト大 既製品で課題解決 国産部品も使用

ものづくり Made in JAPAN 

 

世界が注目する理由②

知識ゼロでも使える宇宙サービス

人工衛星の仕事は?

毎日大型衛星のデータ入手は困難 非常に高い

毎日知りたいなら小型衛星で安く

超小型衛星 定点観測・データ蓄積などの用途向き

データを溜めて自然を管理するアプリ

携帯のGPS情報を人工衛星から取得

電波の届かない登山道で危険個所を共有

人工衛星で自然と観光客を守る

専門的な知識がなくても利用できるアプリ

超小型探査機 彗星や天体を直接探査する世界初のプロジェクト

宇宙の成り立ちがわかるのではないか?

2029年打ち上げ予定 従来比 約3倍大きい

JAXAから受託 JAXA×スタートアップ

福代孝良氏は元々は宇宙エンジニアではない 森林を専攻

ブラジルに約12年住んでいたので 意外過ぎる経歴

福代孝良氏が大学に行ったのは阪神・淡路大震災があって

学校も行かずボランティア 人の役に立つ仕事をしたいと思って

アマゾンに行った 森林の計測 南米の奥地×人工衛星

伊能忠敬みたいに歩いた 衛星で画像を見ることを知り

世の中にこんなに便利なモノがあるんだと

衛星が役立つのはインフラが乏しい地域であることを実感した

超小型衛星は宇宙業界を変える?

パーツを作る会社が日本は多い 宇宙の産業はできてくる

宇宙産業でもう一度高度経済成長できるんじゃないか!?

 

福代孝良代表の金言

最大の苦難を支えたのはマイケル・ジャクソン

最初はアフリカ ルワンダの人工衛星

ルワンダの人たちも私もお金がない なんとか一生懸命つくった

20人くらいインターンを日本に連れてきた

騙されたと思った人もたくさんいた 大変な苦労をした

人材・資金が乏しい ルワンダ初の人工衛星

福代孝良代表を支えたのが 悩むと聞く曲がある

マイケル・ジャクソンの「Man in the Mirror」

僕は鏡の中の男から始めるよ

I’m starting with the man in the mirror

生き方を変えないかと問いかける

I’m asking him to change his ways

こんなメッセージはないはず

And no massage could have been any clearer

もし世界を良くしたいなら

If you wanna make the world a better place

自分を見つけて変えるんだ

Take a look at yourself and then make the change

 

鏡の中の自分自身から始めていく 世界を良くしたいなら

まず 自分が変わるべき まさにこのメッセージが好き

 

ルワンダの衛星は成功した

自分で衛星を作って未来を切り開く 一番頑張っていた彼は

ルワンダの宇宙庁長官になり活躍している

 

支えてくれるのはいつも仲間

福代孝良代表はエンジニアでもないので衛星を作れない

一緒にやっていく仲間がいる 

「秋葉原の部品で衛星なんてできてない」と言われたりした 

そういったときにも支えてくれるのが音楽

学生時代からバンドをやって 

東京スカパラダイスオーケストラが好き

「Pride of Lions」という曲があって 

難しい課題でも夢を信じて戦うという歌

Positiveなメッセージで勇気づけられる

金言がすべて歌詞 

 

・やる気★メシ

アークエッジ・スペース 代表取締役CEO 福代孝良の❝至高の一品❞

人と来るのが多い 宇宙の経営者仲間と

「くわっち~家」東京・日本橋

海ぶどう あぐー豚 あぐー豚ステーキ1,880円

沖縄 住みます芸人が来たと思っている

顔が濃いから沖縄出身と思われることがあって

昔から沖縄に親近感を持っている

沖縄とか海の安全を守る中で 我々が守るのは人

単に衛星で守るんじゃなくて そこに暮らす人が

より良い日々を送れるか 宇宙からバーレーン ネバダを撮影

地域の文化に寄り添う 三線(さんしん)を弾き続けている

ソーキそば 1,000円

ソーキは蕩けて食べられる ソーキ:豚の骨付きあばら肉

沖縄料理がヘルシー 食べても罪悪感がない

こういうの食べていると長生きできるんだろうな

食べて歌うが仕事の活力

 

・金言REPLAY ―蔵之介に一番刺さった社長の言葉―

世界を良くしたいなら まず自分が変わるべき