2026年9月23日水曜日

あの本、読みました? 小川糸

朱嘴鸛(シュバシコウ)を詠む

朱嘴鸛親の居ぬ間を狙われて

夏の雛信頼なくし巣を離る

夏空へ風を捉えて巣立ちかな

朱嘴鸛巣を間違えて帰宅せり

くちばしや黒から赤へ朱嘴鸛

 

■あの本、読みました?いま【エッセイ】が熱い!著名人が次々執筆~ヒット作の法則

いま話題!共感を呼ぶエッセイ~❝日常❞をおもしろく~

小川糸 鈴木保奈美 山本倖千恵

 

ベストセラー作家 小川糸さんがエッセイ2冊を出版

森のバカンス 食堂巡礼

エッセイを書くにあたって大切にしている事は?

自分の体で獲得した感覚 真実や事実を生々しいまま残している

「食堂」は私にとっては神聖な場所

特別な物語が生まれるような場所

「聖地」じゃないけど巡ってみたい

 

小説家が書いたエッセイが人気

朝井リョウ著「時をかけるゆとり」

小川哲著「斜め45度の処世術」

 

朝井リョウ「ゆとり三部作」は「時をかけるゆとり」「風と共にゆとりぬ」

「そして誰もゆとらなくなった」シリーズ累計55万部突破

 

小川哲著「斜め45度の処世術」さくらももこ著「たびたび」

 

エッセイ(essay)随筆・小論文

小川糸にとってエッセイは「素材」

 

2人の好きなエッセイ

小川糸 向田邦子のエッセイ

鈴木保奈美 星野源のエッセイ

 

「食堂巡礼」なぜ食堂を巡礼する?

「食堂巡礼」の一文 小川糸著/白泉社

神奈川県・鎌倉「おおはま」

私が、どうしてもこれだけは毎回食べたくなるのが、

ポテサラ挟みハムカツだ。ポテサラも好き、ハムカツも好きだが、

その好物を一度に味わえるという願ってもない一品である。

(中略)

ブルドックの中濃ソースと、三留(みとめ)商店の薬膳ソース、

いつも二種類出してくれるのが嬉しい。まるで子供になった気分で

幸恵さんの揚げ物を待つ。なんて幸せな時間なのだろう。

 

お店選びの基準 「美味しい」の表現方法

 

山形県・寒河江(さがえ)市「佐平治食堂」

ほどなく、私の前にも中華そばが届けられた。麵の上にのっている具は、

チャーシュー、メンマ、海苔、かまぼこ、ネギで、これぞ、由緒正しい

中華そば、と太鼓判を押したくなるような見た目である。

期待を胸にどんぶりにレンゲを沈めてスープをひと口啜(すす)ると、

もっと欲しい、もっと欲しい、と胃袋がせがむ。

味わい深いスープはいくらでも飲めそうな、身体と心を癒してくれる

優しい温もりに満ちていた。

さて、今度は麺を啜る。もちもちしていて、するんと体に入っていく。

私にとっては、理想的な中華そばだ。

ここの中華そばなら、毎朝だって食べられる。

こういう店が、本当に好きだ。

 

心に残った言葉をそのまま残す 保奈美

料理と向き合う時は1人で 糸

 

山梨県・北杜市「カフェ・ド・ペイザン八ヶ岳」

「え、売れない、パン屋ですか?」「はい、売れないパン屋です」

(中略)

日野沢さんが目指したのは、売れないパン屋さん。

もう少しわかりやすく説明すると、売れなくてもやっていけるパン屋だ。

一般的ないわゆる町のパン屋をやろうとすると、設備投資だけで

ものすごくお金がかかる。でも、日野沢さんはそういうことは

やりたくなかった。だから、薪窯でパンを焼こうと決めたのである。

 

「食」より「人」を書きたい 糸

2人が「尊い」と語る山形県の名物おばあちゃん

 

山形県・羽黒山(はぐろさん)「二の坂茶屋

この茶店にいる名物おばあちゃんが、高城静恵さんだ。

御年八十七歳。今も下の自宅から石段を上がり、

三十分ほどかけて茶店に来る。私はてっきり、山頂まで車で行って、

そこから荷物を下ろしているとばかり思っていた。

けれど、茶店で使う食材も、お土産も、バッテリーも、何から何まで、

全て下から人力で運んでいるというのだから驚いた。

しかも、茶店を開ける四月下旬から十一月十日前夜まで、毎日である。

 

「尊い」生き方の料理人

 

「森のバカンス」の一文 小川糸著/幻冬舎文庫 日々を綴る「リアルな」日記

お金の使い方 825

春のそよ風と秋のそよ風では音が違う。数日前、そのことに気づいてハッとした。

正確には「そよ風」ではなく「葉がすれ」の音だけど。

春の音は、しゅわしゅわしゅわしゅわ、と角のない優しい音がする。

だって、葉っぱがまだ芽吹いたばかりで柔らかいから。

それに対して秋の音は、カサカサカサカサ、少し硬質な音がする。

夏を越した木々の葉は硬くなり、乾燥しているからだろう。

そんなことに、今まで気づきもしなかった。

 

日々を生々しく描いたエッセイ

当たり前のことも人によっては驚きに

「書いていることを忘れる」ことが理想のエッセイ

「エッセイ」と「小説」は同時進行できない 糸

 

しゃーない 59

人生には、いいことも悪いことも、両方起きる。そのことを、半世紀近く

生きてきた私は、もう体で知っている。だから、しゃーない。

人生に、しゃーないことはいっぱいあるし、しゃーないことだらけだとも言える。

そんなんでいちいちジタバタしても、エネルギーの無駄使いだ。

 

何事も受け止める「しゃーない」マインド 糸

「まっいいか」 保奈美

エッセイのネタに気づくには書きたい時に書くが一番 糸

エッセイも手紙も夜は書かない 糸

 

保奈美さんがこの度エッセイ集を2冊出版されました。

保奈美さんがエッセイを書く理由が男前だった

「わたしそんなにとんがってましたかね。」

「中途半端な旅人は語る」

 

小川さんのお気に入りエピソード

「わたしそんなにとんがってましたかね。」獅子座、A型、丙午はめぐる」の一文

鈴木保奈美著/中央公論新社

商店街の少年

あらら、これは放っておけないなあ。

「ねえどうしたの?お父さんかお母さんとはぐれちゃった?」

ぶんぶん。首を横に振る。

(中略)

「おかあさんがおこって、ぼく、さきにかえる…」。

(中略)

「おうちまで、一緒に行ってあげようか?」

ぶんぶん。

(中略)

「あ、わたし一緒にあやまってあげようか?」ぶんぶん、ぶんぶん!

(中略)「ぼくわるくない!」

(中略)

と、「すみませ~ん」と声がして、買い物袋を提げたひとが駆け寄ってきた。

若くて可愛らしいお母さんだった。

(中略)

少年よ、自分は悪くないとしっかり言うんだよ。

いつかその信念をきちんと伝えられる言葉を手に入れるんだよ。

そしてお母さん、息子さんはしっかり育ってます。二人ともがんばれ。

 

「中途半端な旅人は語る」の一文 鈴木保奈美著/小学館

燕三条の勝利品

そうして座敷で店主がお茶を出してくださった、

その急須にわたしの目は釘付けになってしまった。

コロンと丸い、シンプルな銀色の急須。

把手(とって)には黒い蔓が巻いてあり、蓋のつまみも黒い樹脂。

紛れもなく和の道具なのに、どことなくアールデコの香りもする。

その気高い愛らしさ。この子だ、

この子に会うために燕三条へ来たのだよ!

ところが、店の棚には、把手とつまみが色違いのものや、

表面に錫(すず)を用いた神秘的で恐ろしく美しい瑠璃色の急須が

並んでいるが、シンプルな黒と銀が、ない。

聞けば、今このタイプはつくっていない、当面つくる予定もない、

とのこと。ううむ。

使用中のこの子は、商品ではない。でも、これが、好きだ。悩む。

 

エッセイで伝えたいメッセージ

歳を重ねて生きていくんだから何事にも悲観するより

何事も楽しんで面白がって身軽に旅に行ってみたり…。

そういうふうにすることで読者の方に勇気であるとか

大丈夫だよって背中を押せたらいいかな…。 糸

 

エッセイを書く心構え

巧く書こうと思わない事 相手に褒められようとも思わず

自分の感情の記録として絵をかくような感じで残していくといいかも 糸

 

・本好きさんと本屋さんぽ

町田樹(元フィギュアスケート選手)

「ご依頼くださったこと、心から光栄に存じます。

 いくつかお引き受けするにあたって懸念事項がございます。

 過去の番組を拝見しましたが、とりわけ近著の小説や

 エッセイを取り上げているような印象を受けました。

 私は小学生の頃から大学卒業するまでは読書が大好きで

 一般書(小説、エッセイ、新書、その他)をかなり読み漁って、

 読書について精通しておりました。

 近年の一般書に精通していない私が、

 この番組に相応しいのかという懸念を抱いております。」

 

テーマは「モチベーション」

人生を変えたのは東野圭吾氏の名作とは?

「白夜行」町田樹を振付師にした一冊

「シークレット・オブ・シークレッツ」上・下

ダン・ブラウン著

 

「スポーツ・クリティーク」町田樹著

業界の中にいるからこそわかることがある。

しかし、そこに長く居続けると、その業界特有の❝常識❞や❝慣習❞を

普通だと思い込んでしまう恐れがある。競技者としての「内の目」と、

研究者としての「外の目」を兼ね備えた著者が挑む、現代スポーツの評論書。

 

「寝る間も惜しんで」と見たい一冊

町田樹が選んだのは「シークレット・オブ・シークレッツ」上・下

ダン・ブラウン著 越前敏弥訳/KADOKAWA

2026年9月22日火曜日

モーリー・ロバートソン&寄付金横領

朱嘴鸛(シュバシコウ)を詠む

凄まじいクラッタリング朱嘴鸛(シュバシコウ)

(サン・ミゲル)教会の屋根で子育て春の川

亡骸の毛繕い春の夕焼

春の屋根巣立ち間近のホバリング

朱嘴鸛大人がひなを襲いけり

 

■あの人に会いたい モーリー・ロバートソン(国際ジャーナリスト)

1963-2026(令和8)年 63歳没

 

日本語としては落ちてしまう 英語圏の報道がかなりあります。

そこをバイリンガルということで どんどんリアルタイムで拾っていって

なるべくなら速報の形でみんなに伝えたいなというのがありました

 

からかうんですよ みんなと見た目が違うとか 学校の児童が2階と

3階から変えれコールをするんですよ そしてこっちが「降りてこい

殴ってやる」とか言ってどなりあって 1人対30人のけんかをしていたんです

口げんかがエスカレートすると「原爆落としたくせに」って言われるんですよ

 

Q.パンクロックにひかれたんですか?

まずは訳が分からないエネルギー 普通のきれいな歌を歌っている

グループサウンズと違って攻撃的なんですよ 受け身だったのね

不良だとか 学校を辞めさせられたりとか それでいじけるのは

本当にもったいないと思って もっと逆に攻めていこうみたいな

 

音楽を続けるためにもう勉強を始めた

自分は学校の敷地ではバンドができないんだけど 外に出た所で

こっそりバンドをやるんだったら許してもらえたのね

そのときにある種 学校に対する折り合いのつけ方というか

「要するに私の成績がよければ 文句ないんですね」っていうことで

学校の外ではパンク 学校の中では優等生をやって それで東京大学を

目指した バンドのために受験し…

 

1981(昭和56)年 東京大学に進学 

東京大学 ハーバード大学 マサチュ-セッツ工科大学などの難関校に合格

念願だったメジャーデビューも果たした

東京大を中退 ハーバード大学へ入学

 

これはですね「モンタージュ」映像を無意識につないでいく方法なんですけど

その勉強をしながら これを作っていったんですね

非常に特化した最先端の映像技術を身につけたなと思って

ハーバード大学を卒業した どこにも仕事はなかったです

僕はアートだったんで ないんですよね 受け皿が 

 

ラジオを聴いている人が 僕の呼びかけに応じて音楽を送ってくれます

電話線越しに送ってくれるんですけれども 

 

平成18年 人生の出会い 池田有希子と意気投合し事実婚をする

この出会いがモーリーさんをジャーナリストへと導いた

 

あるとき 文化プロジェクト 文化色の強い仕事で 中国の中にある

タクラマカン砂漠のウイグルに行ったんです その時に図らずも

そこにある人権問題 政治問題が かなりこじれて深刻であることを

知ってしまったんです

「こんなふうに 人前で賛否両論のある 政治的な発言や議論をするのは

 音楽家じゃなくなるから 嫌なんだよ」って言って 「それでも

 やるべきだ」って言われて しぶしぶ引き受けたら 案外

 できたじゃんみたいな 

 

正確な報道に拘った

要は日本の人たちにとって どの国の人にとっても不都合な真実っていう

つまりそれを読むと ちょっと困惑したり不安になったり あるいは

感情が昂ったりする ニュースアイテムってあるんですけども

よく日本になる時に 丸めちゃうんですよ 翻訳で いや ここは

こういう丸め方をしたら まずいだろうっていうことも結構あるのね

それを両方見て 必要な時は 「多少苦いけど 薬になるから

知っておいた方がいいですよ」ということを いう役割を負うこともあります

 

「青天を衝け」ペリー役を演じ注目を集める

我がアメリカ合衆国は生まれたばかりだが 強い

日本は外国との通商を拒絶している 向こうは江戸 日本よ待ってろよ

 

音楽活動にも変わらぬ情熱を注ぎました

アナログシンセサイザーにも熱心に取り組んだ

アナログシンセサイザー:ボタンを押せば作った音をいつでも呼び出せる!

アナログはそうじゃなくてお茶やお花のように 
その瞬間(の音)しかないので 一期一会は一瞬しかないってことなんですけど

つまり ある音が瞬間的に出るので「これだ」って 

 

自分の軸はミュージシャン

本職で これがいけるんだったらいきたいです

だって ジャーナリズムより絶対こっちの方が面白いから

 

とにかく どんどん面白いことにはチャレンジしたい

過去に失敗と成功を いろいろ互い違いにやっているので

バネがあるかもしれないですね

 

■日本における寄付金横領

「日本からの寄付金 横領」に関する直近の重大なニュースとして、ウクライナ外務省の元事務次官らによる日本からの寄付金を含む国際支援金の着服・横領容疑、および日本国内における「赤い羽根共同募金」や「24時間テレビ」での大規模な寄付金横領事件 が挙げられます。

 [1] (https://www.ukrinform.jp/rubric-crime/4150900-ri-benkarano-ji-fu-jin-dengno-heng-ling-rong-yide-qi-susaretabankouukuraina-wai-wu-sheng-yuan-shi-wu-ci-guanno-gou-liu-jue-ding.html),

[2] (https://www.sankei.com/article/20260805-S4M7LAHBN5IYPL2AEKX5ZC3IAY/),

[3] (https://www.asahi.com/articles/ASV6H3GV8V6HOXIE035M.html),

[4] (https://news.yahoo.co.jp/articles/40e1692864f10be19d98751992ea602a70e62a07)

それぞれの事件の概要と最新の状況は以下の通りです。

1. ウクライナ元高官らによる日本からの寄付金等横領事件(20268月)

概要: ロシアによる全面侵攻の開始時に、ウクライナ支援のために割り当てられた外国人やドナーからの資金(日本からの寄付金を含む)を、ウクライナ外務省の元事務次官(オレクサンドル・バニコフ/バンコウ元副大臣)率いるグループが着服・横領した容疑。

[1] (https://www.sankei.com/article/20260805-S4M7LAHBN5IYPL2AEKX5ZC3IAY/),

[2] (https://www.ukrinform.jp/rubric-crime/4150900-ri-benkarano-ji-fu-jin-dengno-heng-ling-rong-yide-qi-susaretabankouukuraina-wai-wu-sheng-yuan-shi-wu-ci-guanno-gou-liu-jue-ding.html)

手口: 軍や市民への支援を装って米国団体等から送金を受けたり、支援サービスの価格を架空の報告によって著しく水増ししたりして現金化を試み、複数のペーパーカンパニーや個人口座を経由して資金洗浄(マネーロンダリング)を行っていました。

[1] (https://www.ukrinform.jp/rubric-crime/4150900-ri-benkarano-ji-fu-jin-dengno-heng-ling-rong-yide-qi-susaretabankouukuraina-wai-wu-sheng-yuan-shi-wu-ci-guanno-gou-liu-jue-ding.html)

現状: ウクライナの高等反汚職裁判所が元副大臣の拘束を命じ、検察側による起訴・捜査が進められています。ウクライナ国家反汚職局(NABU)などの捜査に対し、外務省も協力を表明しています。

[1] (https://www.ukrinform.jp/rubric-crime/4150900-ri-benkarano-ji-fu-jin-dengno-heng-ling-rong-yide-qi-susaretabankouukuraina-wai-wu-sheng-yuan-shi-wu-ci-guanno-gou-liu-jue-ding.html),

[2] (https://www.sankei.com/article/20260805-S4M7LAHBN5IYPL2AEKX5ZC3IAY/)

 

2. 国内の主要な寄付金横領事件北海道共同募金会(赤い羽根募金)1.8億円横領の疑い(20266月〜8月)概要: 北海道共同募金会の50代男性事務局長(当時)が、管理していた寄付金約18000万円を着服していた疑いが発覚しました。

手口: 会計責任者として1人で資金を管理していた立場を悪用し、口座から現金を多めに引き出して差額を着服。決算前には銀行から議事録を偽装して巨額の借入れを行うなどして穴埋めし、約6年間にわたり発覚を免れていました。札幌国税局の査察をきっかけに問題が表面化しました。現状: 共同募金会は元事務局長への刑事告訴や懲戒処分を進める方針をとり、福祉活動への助成金分配に遅れが出るなどの影響が生じています。

[1] (https://www.asahi.com/articles/ASV6H3GV8V6HOXIE035M.html),

[2] (https://www.youtube.com/watch?v=NLY7qsYkaBo&t=19),

[3] (https://www.youtube.com/watch?v=YK64UA3LZO0),

[4] (https://www.youtube.com/watch?v=5AsnTjZlDV4&t=11)

日本海テレビ(24時間テレビ募金等)横領事件(2023年発覚〜2025年判決)

概要: 日本テレビ系列の「日本海テレビジョン放送」元幹部社員が、24時間テレビに寄せられた寄付金(約264万円)を含む会社の預金、総額約1118万円を長年にわたり横領していました。 [1] (https://news.yahoo.co.jp/articles/40e1692864f10be19d98751992ea602a70e62a07),

[2] (https://www.youtube.com/watch?v=nqa_fYd_e2E)

手口: 募金が金融機関に運ばれる前の一時保管中に抜き取り、自身の口座に入金してギャンブルや飲食代に充てていました。

[1] (https://news.yahoo.co.jp/articles/40e1692864f10be19d98751992ea602a70e62a07)

現状: 20257月に鳥取地裁にて元幹部に懲役3年の実刑判決が言い渡されました。

チャリティの信頼を大きく失墜させたとして、現在も管理体制の厳格化が求められています。

[1] (https://www.youtube.com/watch?v=nqa_fYd_e2E),

[2] (https://news.yahoo.co.jp/articles/40e1692864f10be19d98751992ea602a70e62a07),

[3] (https://www.24hourtv.or.jp/activities/articles/24htccvslrby0seoxjanmw.html)

 

私感

これでもまだ寄付を募るのでしょうか?

マスコミももっと伝播しないといけないのでは❓

寄付という名の詐欺と言っても過言ではないように思います。

2026年9月21日月曜日

兼題「箸」&テーマ「選」

秋の朝(山口)馬木也に心盗まれた

秋の空どこをとっても男前

手の甲を屯(たむろ)する汗残暑かな

秋の雨見えぬ聞こえぬ老いの日々

秋の夜や本能抱え老いを生く

 

NHK俳句 兼題「箸」

選者:小川軽舟 ゲスト:小林聡美 司会:柴田英嗣

年間テーマ「暮らしを思い出す」

 

小林聡美の語る俳句の魅力とは

日常ちょっとした発見や感動を短い言葉で表現

そのときの気持ちが蘇る 景色が見える 不思議な装置

 

ぴったりの言葉をどうやって見つけるか いつも苦労する 

響き合います 小川

 

「箸」は日常生活で一番欠かせない道具 箸を使う場面を描くことで

食べ物に対する好み 食生活が現れる 家族の構成も見えてくる

生きている喜び 人生も見えてくる 小川

 

体に良いものをシンプルに食べる 美味しいものは外で食べる 小林

 

・兼題「箸」名句鑑賞

秋雨や夕餉()の箸の手くらがり   永井荷風

手くらがり:手が影になって暗くなる

わびしいですよね

永井荷風は2度結婚してすぐ離婚している あとはずっと独身で過ごした

しみじみとした人生観が表れている句

秋雨が寂しい雰囲気 小林 季語が良く効いている 小川

 

蛍とび疑ひぶかき親の箸   飯島晴子

親の知らないところで良くないことをしていると疑っている

遠回しに問い詰めている 親の箸の動きが疑い深い感じで疎(うと)ましい 

 

箸の動きを疑い深いと捉える 凄いですね 小林

 

季語の「蛍」はどう効いている?

田舎の旧家の感じがする 人目を気にしたり躾が厳しい 

親と子の心のすれ違いみたいな不安感

 

死ぬときは箸置くやうに草の花   小川軽舟

 

死にゆくときの理想の形 小林

「ごちそうさま」と箸を置くような感じで人生に感謝して死ぬ

そういう死に方ができたらいい 草の花:秋の季語

それぞれの草が花を咲かせるようにそれぞれの人生がある

人生を「ごちそうさま」と終えられたらいい 小川

満腹じゃない感じがいい 小林

死ぬ間際になって「ごちそうさま」と言うように死にたいと思うのでは遅い

真面目に人生を生きていないとそう死ねない 私の生き方を示している句 小川

 

・暮らしの中に俳句のタネを見つけよう!

江戸時代 金魚はたらいで飼って上から見ていた

上から見るのは懐かしい感じ 陰影が印象的

 

()を寄せて金魚泳がす盥(たらい)かな   小川軽舟

俳句を作ろうとしてうまくいかないのが読者も見たことがない

珍しいものを何とか詠もうとして 説明しようとして説明できなくて苦労する

珍しいものは詠めない と思った方がよい

読者がイメージできることを詠んであげる 読者と共有できるイメージを

描くことで俳句は成り立つ 

 

・特選三席 兼題「箸」

一席 卵溶く菜箸軽し休暇明   高良(こうら)千里

二席 蜩(ひぐらし)や箸置いて聞く子の話   太田雅人(まさひと)

三席 盆開けて夕餉しづかや箸二膳   鈴木蛍之(ほとゆき)

 

・特選句 兼題「箸」

新蕎麦やほのかに香る杉の箸   工藤悠久

踊唄(おどりうた)とほく聞きつつ箸洗ふ   大岩摩利

夫婦(めおと)箸買ふや九月の矯正展   星野芳美

割り箸が亀虫(かめむし)掴むまた逃げる   高橋公子

箸を手に電卓叩く夜食かな   真野充治(みつはる)

ひとりひとりの箸に新米輝けり   中西民子

 

・はみだせ!教室俳句

埼玉県 鴻巣市立 鴻巣北小学校 深谷健(ふかやけん)先生

喧嘩してみんなイライラ夏の朝   小五

ソーダ水二人の秘密の放課後   クラスの子のお姉さん

ポイント 日記は「十二音の発見」の宝庫

 

・俳優 小林聡美の一句

円卓に箸の喜ぶ秋の菜   小林聡美

箸の賑やかな動きが出てくるところがとても良い

「秋の菜」は言わなくてもいい 箸が喜んでいれば料理は見えるので

「菜」はなくてもいい 読者に想像させるように作るといい

添削⇩

円卓に箸の喜ぶ秋の

円卓が照らされていることが想像できる 料理の彩りもきれいに見えてくる

 

NHK短歌 テーマ「選」

選者:大辻󠄀隆弘 ゲスト:村治佳織 司会:尾崎世界観

年間テーマ「伝統的なことばを生かして」

 

村治佳織 心に残るフレーズ 明治神宮にて掲示されていた

人めにはみえぬものからかがやくはこころの底の光なりけり

 

短歌は人生の伴侶になり得る 大辻󠄀

 

今月のポイント

「動詞~魅惑の文語動詞たち~」

 

きみは野の鳥ならねども足音のしづけき靴を()て会ひにゆく

()原奈美「声影記(せいえいき)

野鳥はすごく人の足音を気にする 繊細な心を持っているのが野鳥

君は野鳥ではないが野鳥と同じような繊細な心を持っている

だから君に会いに行く時には足音が静かな靴を選ぶ

 

文語 選()る 口語 選ぶ

選ぶだとはっきりした意志で選んでいる感じがする

選るだと あえかな 戸惑いみたいなものが入ってくる

選ぶではなく選るという動詞を使っている所がこの歌でよく効いている 大辻󠄀

 

ギターでも音色は弾き手が選べる 

繊細な音色の変化に敏感であることは凄く大事 村治

 

短歌もたくさん言葉を知っていればベストな選択ができる 

現代語だけでは表せないニュアンスも文語を知っていると世界が広がる 大辻󠄀

 

なづさふ:水面に浮かび漂う 揺れる

さしぐむ :涙がわいてくる

はららぐ:はらはらものが落ちる

 

・入選九首 題「選」

この空をここにとどめておきたくてバーミリオンの絵の具を選ぶ

長谷井慶子

二席 選んだというのは不遜(ふそん)木を離()れしリンゴのように君に惹かれき

大津穂波

選んではいけないものが蜂蜜のぬめりに満ちて手招きをする

坂浦洋一

一席 半休の午後に選んだ花束を抱えて座る窓側の席

中村うおなみ

真剣な眼差しをして特売のレタスを選ぶ君と生きてく

富尾なつ

甲子園の元選手いふ「まるでもう絶壁つすよ。あの観客席(スタンド)は」

板坂壽一(いたさかじゅいち)

三席 制服で投票所まで自転車を漕げばいつもと少し違う道

奥井丈太郎

なつかしいきみの笑顔はすこしだけきみの選んだなにかを含む

小倉弓

受験日の父の車の選曲はいつもと同じ無伴奏チェロ

丹羽祥子(にわしょうこ)

 

・短歌 魔改造ラボ

雪の予想空を見上げて椅子を出しガテマラを挽くカップを選ぶ

遠藤愛子

コーヒーを淹れるまでの時間を楽しんでいつ歌

雪が降る前の静かな時間が漂っている

⇩魔改造

ガテマラのためのカップ選(えら)みたり来るといふ空を見上げて

見上げる 出す 挽く 選ぶ 動詞が4つ入っている

作者の動作が4つ歌に入ると印象が散漫になってしまう

動詞を2つ減らした 短歌は引くことが大事 

いっぱい言いたいことがある その中で何を選ぶか

31音の中で選んだものをゆったりと歌い上げるのが短歌ではとても大事

 

・謡とギターのための「ムラサキ・ジャーナル」からⅢ.初雪

作曲:馬場法子 謡:青木涼子 ギター:村治佳織

 

こひわびてありふるほどの初雪は消えぬるかとぞ疑はれける

 

短歌は元々は歌だった 野原で恋人同士が声を出して

五七五七七でラブコールをし合った

そうして短歌が長い時間を経て生まれてくる

3つの時代が重なり合う重層的な世界 大辻󠄀

 

短歌とギター似ている部分は?

どちらも全てを表現しない 村瀬

余白が大事 余白が読者の想像力を豊かにする 大辻󠄀

音と言葉の違いがあるとしたら音は1音だけで何かを表現できる時がある 村治

ひとことで読者の心が動くような余白に満ちた表現が短歌の理想 大辻󠄀

 

・いちご摘み

そののはじまりの名はおしよせる潮のひびきのただそれだけの

佐々木朔(さく)(好きな歌人 山中智恵子)

サーフィンにガチる未来もあるんかな、の五年目の 登山もいいね

井口寿則(好きな歌人 東直子)

 

摘んだのは「街」短歌が拓く明日

 

短歌をやっている人がおもしろいと僕は思ったんですよね

ただ目の前の文字に向き合うことが好きな人たちが多い

この世界の違う価値観に気づかされた

 

300歌人に選ばれた(短歌研究)

アイカツ!松田聖子のオマージュがあること、それはパサールでござーる

短歌を通じて音楽の友だちができて音楽に活動が広がって

新しい世界の遊び方が1つ増えて2つ増えていろんなことをやるようになった

2026年9月20日日曜日

100分de名著 ハクスリー❝素晴らしい新世界❞①

オープンが待ちきれなくて秋晴る

秋の老いリュック背たろいチャリンコを

総量減価格増とは秋風

九月ゆえ?くせ毛益々好き勝手

草の香(こう)窓開け放し胸反らん

 

100de名著 

ハクスリー❝素晴らしい新世界❞①完璧な管理社会幸福か

堤未果 伊集院光 阿部みちこ

 

「一九八四」「華氏451度」と並んで

三代ディストピア小説にあげられることが多い

 

ジョージ・オーウェルの学生時代 フランス語の教師がハクスリー

「一九八四年」が出版された1949年 

作者オーウェルにハクスリーは感想を書き送った

今の現代の私たちにとってぞくぞくするほどリアル

 

「素晴らしい世界」基本情報(1932年出版)

作者 オルダス・ハクスリー(18941963 イギリス)

内容 世界戦争を経て統一国家が誕生 

科学技術により管理された未来社会を描く小説

 

第一次世界大戦のトラウマ 平和と安定が望まれた時代

産業革命のピーク 科学技術が発展 

「一九八四年」のような「監視」ではなく

科学で完璧に「管理」したらどうなるか

 

ハクスリーの家系は学者を多く輩出 兄や祖父は著名な生物学者

 

小説の時代設定 フォード紀元632年 After Ford 元年=西暦1908

1908年 フォード・モーター社 T型フォード発売

自動車の大量生産を実現

キリスト教の十字架の頭が削られてTの字❞に❝Oh my god❞⇨❝Oh my Ford

 

中央ロンドン 孵化・条件づけセンター

作業員のつなぎの服は白く、ゴム手袋は蒼白い死体色をしていた。

陽射しは凍りつき、死んでいて、幽霊のようだった。

ただ顕微鏡の黄色い鏡筒にあたった部分だけが豊かで生き生きとした

光らしさを感じさせた。

「さあ、ここが受精室だ!」所長がドアを開いて言った。

5つの階級に分けられます。

アルファ ベータ ガンマ デルタ エプシロン

支配階級はアルファとデータ 

労働者階級のガンマとデルタとエプシロン

数百万人の一卵性多胎児。

大量生産の原理がとうとう生物学に完全に応用されるのだ。

「条件づけ」

「それこそが」と所長がもったいぶった口調で言う。

「幸福な人生を送る秘訣なのだよー自分がやらなければ

ならないことを好むということが。()

共同性(コミュニティ) 同一性(アイデンティティ) 安定性(スタビリティ)

 

人間が工場で大量生産される時代

J.B.S.ホールデン イギリスの生物学者

1924年の著書「ダイダロス、あるいは科学と未来」で

体外受精 人工子宮で人間が生まれる未来を予測

 

優生学で格差を固定 

ディストピアは誰かにとってユートピアに閉じ込められている状態

生物学的な意味では優生学の肯定 文学には人間的なものが入る

ハクスリーも二人いる

 

どの枕の下からもささやきが聴こえている。

❝デルタの子はみんなカーキ色の服を着ている。

ああ、嫌だ、デルタの子たちとは遊びたくない。

エプシロンなんてもっとひどい。ものすごく頭が悪くて

読み書きもできない。おまけに服の色は黒で、ほんとに嫌な色だ。

わたしはベータでほんとうによかった❞」

❝アルファの子は灰色の服。わたしよりうんと勉強をする。

頭がものすごくいいからだ。

わたしは自分がベータでほんとうによかった。

なぜならそんなにたくさん勉強しなくていいから。

そしてガンマやデルタよりずっといい。()❞」

 

❝誰もがみんなのもの❞フリーセックスの価値感

❝父親❞❝母親❞

「やがて子供の心はこうした暗示の言葉そのものとなり、

暗示の言葉の総体が子供の心となる。子供のうちだけでなく、

大人になってからもそうでー一生の間これが続く。判断し欲求し、

決意する心―それがこうした暗示の言葉から成り立っている。()

 

睡眠教育のスローガン

誰もがみんなのもの

❝継ぎはぎするより次々捨てよう❞

❝鬱かなと思ったら早めのソーマ❞ソーマという合法麻薬が処方される

❝今は誰もが幸せだ❞

❝今日愉しめることを明日に伸ばすな❞

 

寝ている間に洗脳 睡眠教育

 

この世界で否定されているもの

女性の出産 家族 結婚 恋愛

徹底的に激しい感情を排除するのが「効率化」

幸せになれる合法麻薬「ソーマ」

現在に相当するのはスマホから出てくるショート動画・ドパガキ

 

アウトサイダーの視点

バーナード・マルクス(アルファ階級) レーニナ(ベータ階級)

マルクスとレーニンのパロディ

 

「静かに海を眺めたいんだ。あんな雑音があるんじゃ

 落ち着いて見ていられない」

「でも、素適な歌じゃない。それにわたし海なんか見たくないし」

「僕は見たい。海を見ているとまるで…」

バーナードはそこで間を置いて、

自分の気持ちを表すのにぴったりな言葉を探した。

「もっと自分らしくなれるようなきがする。

言っている意味が分かるかな。

ほかのものの一部になりきっているんじゃなくて、

独立独歩でいられるというか。

社会という身体の一細胞にすぎないのじゃなくてね()

だが、レーニナは泣いていた。

「そんなの嫌よ。そんなの嫌」そうくり返した。

「それに社会という身体の一細胞でいたくないなんて

 どうして言えるの。誰もがみんなのために働くんでしょ()

「かりに僕が条件づけの奴隷でなくなって自由になれたら

 どんなふうだろうという」

「ねえ、バーナード、あなた とんでもないこと言ってるわよ」

「きみは自由になりたくないか、レーニナ」

「言ってる意味がわからない。わたしは自由だもの。

 自由にすばらしい時間が過ごせるもの。今は誰もが幸せなのよ」

「そう、❝今は誰もが幸せだ❞。これは五歳のときから教えはじめる。

 でもきみはもっとほかのやり方で幸せになりたいと思わないか、

レーニナ。

たとえば、ほかのみんなと同じじゃない、きみ自身のやり方で」

「言ってる意味がわからない」

 

ハクスリーは病気のために医学の道を断念 文学の道へ進んだ

名門理系一家の❝アウトサイダー❞