2025年3月7日金曜日

跡形なし添削&第10回尻文字三角パス③&「春の闇」

遊ぶ音木が吸い込みて春愉し
うららけしできないことを楽しまん
内は青黄柳纏い春の街
ふうふうと息吹きかけん余寒かな
黄色華やかオンシジウムの武相荘

■プレバト纏め 2025年3月6日
永世名人 俳句抜き打ちテスト
梅沢富美男 藤本敏史 横尾渉

▪豪華添削スペシャル 跡形なし添削
冬の朝我慢しきれずはしご芋 勝俣州和
添削
ドライブスルー冬のポテトをはしごして

食の秋ケータリングで2キロ増え 熊谷真実
添削(散文 詩がないのは致命的)
楽屋への差し入れ多し食の秋

ゆれすすきいつかはフェスと夢見る日 山口智充
添削
いつか我が歌を大観衆へ秋

前の人頼む!頼むな!ラス苺 小藪千豊
添削
ケーキ残り一つの列にゐる

盆休み久々の足の指の敵 かまいたち・山内
添削
またをぶつける柱の家

幼子を守る隙間に青田風 Hey!Say!JUMP・藪
添削
が潰れそう満員の冷房車

開運を願う初春にメモ外す YOU
添削
「冷蔵庫のメモせ」と初みくじ

■夏井いつき俳句チャンネル
【第10回尻二字三角パス③】次のパスは何?!【「かな」】

キル・ビルとレザボアドッグスの溽暑   家藤正人
書架のすき間に眼のひそむ時鳥   ローゼン千津
擬するとは日照雨人売り落とし文   夏井いつき
部見てってと土肥研の大西瓜   家藤正人

■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「春の闇」

「春の闇」というと文字通りこの春の夜
しかも月の出ていない夜のこのとろ~っとした
夜の暗さのことを「春の闇」というわけですね
「春の闇」というこの季語から結構色めいた
艶ごとめいた連想をする句というのは かなり
見かけるんですけど 実は歳時記によると
そういう方向だけではない奥行きのある季語のようです
この春の夜の中で展開されていく草木の匂い立つような
要素でありますとか ちょっと湿った潤んだこの夜の
空気でありますとか そういった事も歳時記には
しっかりと解説されています いろんな角度からの
「春の闇」描き方に挑戦してみたいところですね

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