(黒田辰秋が)吹き込んだ命の呼応風光る
生きる人時に委ねん半仙戯
花菫自然に生まれ育まれ
存分にお気の向くまま石鹸玉
■夏井いつきのよみ旅!in神奈川 前編
ブラフ18番館 大正時代オーストラリアの貿易商が住んでいた洋館
初代 打木彦太郎氏がイギリスで修業しパン作りを始めた
それから136年 製パン店5代目 打木豊さん
(発酵に)時間をかけて焼いているのできめが細かい
打木さんの食パン 明治時代から変わらないホップ由来の酵母を使用
ホップを使っているので香ばしい
イギリスを縛って北風の朝(あした) 廣瀬玲子
廣瀬さんMEMO 2002~2005年 フランス生活が実現
淳さんが再就職し再びフランス生活が!
校了や深呼吸して柚子の風呂 井手之上麻理子
井手之上さんMEMO
公務員時代に音訳ボランティアに出会い3年前から活動
60歳を超えると日々衰えていくことばかり、その中で
音訳者をやっていると自分の成長を感じることができる
もう居ない影を追いかけ春の霜 俳号 曖昧模糊
俳句ひとくちMAMO
春節は春の季語 中国の旧正月 盛大にお祝い
春の空家族で祝う赤提灯 鶴見香奈子 太鼓担当
赤提灯は幸福を願う象徴
春節は獅子舞い踊るこれからも 岳中愛奈 獅子担当
春を呼ぶ獅子と歓喜と若人と 夏井いつき
冬の朝ホットサンドを喰(は)む愛娘(むすめ) 鈴木由香里
待合に翁と古稀と風邪の子と 石井治彦
風邪:冬の季語
奥さまへお礼の句
三十年苦楽ともにし亀ぞ鳴く 石井治彦
亀鳴く:春の季語
本来はない亀の鳴き声を春の情緒として表現する
いつきセレクト
中古車に若葉マークを貼り小春 沼野大統領
探梅のベビーカー吾子の指先 手塚詩織
音訳志望ランドマーク冷たし 樋口実千代
■夏井いつきのよみ旅!in神奈川 後編
東海道の宿場町として栄えた箱根の麓にある小田原です!
かまぼこ博物館職員 森川高弘
宿場町に泊まった大名や旅人がかまぼこを召し上がって
そのおいしさが東海道を通じて全国に広がった
かまぼこ博物館
かまぼこの歴史や製法おいしさの秘密が学べる施設
ひとつめが地下水 箱根連山でゆっくりろ過された水
その水を使うことでおいしく白くてぷりぷりなすり身にできる
水産練り製品製造技能士
魚肉練り製品の国家資格 1級の取得には約10年も!
山笑うその頃君も初笑い 為谷(ためたに)鈴子
(山笑う…春の季語)
初雛や親子三代チアダンサー 久保祐子
義母愛でし水仙新築の庭へ 牧田貴子
(水仙…冬の季語)
一月の行事 元旦:賀詞交換 2日:お年始 3日:三日とろろ
6日:六日越しそば 7日:七草がゆ 11日:鏡開き 15日:小正月
20日:えびす講
季語の宝庫みたいなおうち
後悔がずっと残っちゃって焼き付いている 母が元気がなかったり
食欲がない時 好きなものを出したらきっと食べてくれるだろうと
思ったんですけど 母の好きな食べ物を知らないことに気が付いて
考えてみたら好きな花 好きな歌 お気に入りの服 何も知らない
「私 何をしてたんだろう」って悲しくなってしまって
どうでもいい話をもっとすれば良かったと それが後悔
母がいつも私にニコニコ接してくれたので どんなに大変でも
“いつも笑顔で”と思ってニコニコしました 無理してでも笑顔になると
つらさが半減する やれそうな気がして「やっていけるぞ」って気がして
介護を楽しもうと思って
ROLAND
自分の死後に「介護が楽しかった」って
言われていると思うときっと幸せでしょうね
寄木細工職人 篠田英治
得意は極小寄木細工
木で作る六花の如き美しさ 篠田英治
俳句ひとくちMEMO
六花:冬の季語 雪の別称 結晶の六角形が由来
寄木細工を活性化しようと6人の若い男が集まった「雑木囃子」
ライバルはもっとオシャレ イマドキな寄木細工を作っている
せめて寄木の技術だけは磨こうと 技術を磨いていくうちに
(模様が)細かいとキレイだし「どこまで細かくできるかやってみよう」
極小寄木を作ったら評判が良くてこれで行こうと落ち着いた
みんなからは「変態寄木」だと言われています
“箱根のおみやげ品”で終わらないでもっと広めたい
日本の文化を紹介するイベントで海外に呼ばれることもあって
世界で「日本の寄木すごいぞ」世界に広げていきたい!
初雪や小函(こばこ)にすこやかな野望 夏井いつき
一度きりの個展自画像冴え返る 平池真理
(冴え返る…春の季語 春になったのに寒さがぶり返すこと)
桜見る命日に浮く笑顔かな 池谷宏之
私は思い出話をするということは“そのとき(彼は)生きている”
と思っています 今回こういう機会をいただいたので
中学高校の同窓会 また警察官仲間に
「ああ、臼井はまだ元気でいるんだな」思い出してもらったら
とても幸せかなと思っています
いつきセレクト
先生とお別れ子犬の春愁 武居裕美
古セーター千のけんかと千の愛 鍵和田博子
犬連れて歩く10キロ冬ぬくし 若村京子
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「堅雪(かたゆき)」
「雪」というと堂々たる冬の季語になるんですけれど
この雪にまつわる色んな他の派生した季語が
存在しているんですね
そしてそれは季節をまたいで春になっても残っている雪
そんなものとしてこの「堅雪」は春の季語になっているわけです
まだ春の浅い時期 この雪が残っている雪が日中暖気で
溶けてきてでも夜になると厳しく冷え込んでくる
そうすると一度溶けたものがどんどん堅くしまっていくんですね
その上に更に新しい雪も積もっていくと
そんな状態の雪のことを「堅雪」といいます
僕は生まれてこの方 ずっと愛媛住まいですが
北国の人にとってはこの「堅雪」っていうのも
非常に生活に根ざした季語として
実感の強いものかもしれませんね
生きる人時に委ねん半仙戯
花菫自然に生まれ育まれ
存分にお気の向くまま石鹸玉
■夏井いつきのよみ旅!in神奈川 前編
ブラフ18番館 大正時代オーストラリアの貿易商が住んでいた洋館
初代 打木彦太郎氏がイギリスで修業しパン作りを始めた
それから136年 製パン店5代目 打木豊さん
(発酵に)時間をかけて焼いているのできめが細かい
打木さんの食パン 明治時代から変わらないホップ由来の酵母を使用
ホップを使っているので香ばしい
イギリスを縛って北風の朝(あした) 廣瀬玲子
廣瀬さんMEMO 2002~2005年 フランス生活が実現
淳さんが再就職し再びフランス生活が!
校了や深呼吸して柚子の風呂 井手之上麻理子
井手之上さんMEMO
公務員時代に音訳ボランティアに出会い3年前から活動
60歳を超えると日々衰えていくことばかり、その中で
音訳者をやっていると自分の成長を感じることができる
もう居ない影を追いかけ春の霜 俳号 曖昧模糊
俳句ひとくちMAMO
春節は春の季語 中国の旧正月 盛大にお祝い
春の空家族で祝う赤提灯 鶴見香奈子 太鼓担当
赤提灯は幸福を願う象徴
春節は獅子舞い踊るこれからも 岳中愛奈 獅子担当
春を呼ぶ獅子と歓喜と若人と 夏井いつき
冬の朝ホットサンドを喰(は)む愛娘(むすめ) 鈴木由香里
待合に翁と古稀と風邪の子と 石井治彦
風邪:冬の季語
奥さまへお礼の句
三十年苦楽ともにし亀ぞ鳴く 石井治彦
亀鳴く:春の季語
本来はない亀の鳴き声を春の情緒として表現する
いつきセレクト
中古車に若葉マークを貼り小春 沼野大統領
探梅のベビーカー吾子の指先 手塚詩織
音訳志望ランドマーク冷たし 樋口実千代
■夏井いつきのよみ旅!in神奈川 後編
東海道の宿場町として栄えた箱根の麓にある小田原です!
かまぼこ博物館職員 森川高弘
宿場町に泊まった大名や旅人がかまぼこを召し上がって
そのおいしさが東海道を通じて全国に広がった
かまぼこ博物館
かまぼこの歴史や製法おいしさの秘密が学べる施設
ひとつめが地下水 箱根連山でゆっくりろ過された水
その水を使うことでおいしく白くてぷりぷりなすり身にできる
水産練り製品製造技能士
魚肉練り製品の国家資格 1級の取得には約10年も!
山笑うその頃君も初笑い 為谷(ためたに)鈴子
(山笑う…春の季語)
初雛や親子三代チアダンサー 久保祐子
義母愛でし水仙新築の庭へ 牧田貴子
(水仙…冬の季語)
一月の行事 元旦:賀詞交換 2日:お年始 3日:三日とろろ
6日:六日越しそば 7日:七草がゆ 11日:鏡開き 15日:小正月
20日:えびす講
季語の宝庫みたいなおうち
後悔がずっと残っちゃって焼き付いている 母が元気がなかったり
食欲がない時 好きなものを出したらきっと食べてくれるだろうと
思ったんですけど 母の好きな食べ物を知らないことに気が付いて
考えてみたら好きな花 好きな歌 お気に入りの服 何も知らない
「私 何をしてたんだろう」って悲しくなってしまって
どうでもいい話をもっとすれば良かったと それが後悔
母がいつも私にニコニコ接してくれたので どんなに大変でも
“いつも笑顔で”と思ってニコニコしました 無理してでも笑顔になると
つらさが半減する やれそうな気がして「やっていけるぞ」って気がして
介護を楽しもうと思って
ROLAND
自分の死後に「介護が楽しかった」って
言われていると思うときっと幸せでしょうね
寄木細工職人 篠田英治
得意は極小寄木細工
木で作る六花の如き美しさ 篠田英治
俳句ひとくちMEMO
六花:冬の季語 雪の別称 結晶の六角形が由来
寄木細工を活性化しようと6人の若い男が集まった「雑木囃子」
ライバルはもっとオシャレ イマドキな寄木細工を作っている
せめて寄木の技術だけは磨こうと 技術を磨いていくうちに
(模様が)細かいとキレイだし「どこまで細かくできるかやってみよう」
極小寄木を作ったら評判が良くてこれで行こうと落ち着いた
みんなからは「変態寄木」だと言われています
“箱根のおみやげ品”で終わらないでもっと広めたい
日本の文化を紹介するイベントで海外に呼ばれることもあって
世界で「日本の寄木すごいぞ」世界に広げていきたい!
初雪や小函(こばこ)にすこやかな野望 夏井いつき
一度きりの個展自画像冴え返る 平池真理
(冴え返る…春の季語 春になったのに寒さがぶり返すこと)
桜見る命日に浮く笑顔かな 池谷宏之
私は思い出話をするということは“そのとき(彼は)生きている”
と思っています 今回こういう機会をいただいたので
中学高校の同窓会 また警察官仲間に
「ああ、臼井はまだ元気でいるんだな」思い出してもらったら
とても幸せかなと思っています
いつきセレクト
先生とお別れ子犬の春愁 武居裕美
古セーター千のけんかと千の愛 鍵和田博子
犬連れて歩く10キロ冬ぬくし 若村京子
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「堅雪(かたゆき)」
「雪」というと堂々たる冬の季語になるんですけれど
この雪にまつわる色んな他の派生した季語が
存在しているんですね
そしてそれは季節をまたいで春になっても残っている雪
そんなものとしてこの「堅雪」は春の季語になっているわけです
まだ春の浅い時期 この雪が残っている雪が日中暖気で
溶けてきてでも夜になると厳しく冷え込んでくる
そうすると一度溶けたものがどんどん堅くしまっていくんですね
その上に更に新しい雪も積もっていくと
そんな状態の雪のことを「堅雪」といいます
僕は生まれてこの方 ずっと愛媛住まいですが
北国の人にとってはこの「堅雪」っていうのも
非常に生活に根ざした季語として
実感の強いものかもしれませんね
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