冬の夜や心躍らせ足絡め
抱擁はタンゴの真意冬銀河
冬薔薇や心委ねんアブラッソ
温室のパンジー咲きて冬の景
■先人たちの底力 知恵泉 北里柴三郎~日本近代医学の父~
ゲスト 松浦善治 篠原かをり 上山明博
日本細菌学の祖
破傷風菌の純粋培養に初成功
血清療法を発見 第1回ノーベル賞の候補にもなっている
コレラの治療に奔走 世界初ペスト菌を特定
破天荒な性格 ドイツへ国費で留学するも帰国命令を拒否
恩師と対立
北里はコロナ後の日本に非常にテーマとしてあった人間ではないか
知恵その一 探求する心にリミットをもうけるな!
森鴎外 曰く
識を重んせんとするに余りに果ては情を忘れしのみ
「東京医事新誌」(明治22年6月8日)より
生(北里)は情けを忘れたるものにあらず私情を制したるものなり
「東京医事新誌」(明治22年9月21日)より
知恵その二 公益のためなら空気を読むな!
慶応義塾創始者 福澤諭吉
優れた学者を生かさないのは国の恥
自らの資材を投じて私立伝染病研究所(芝区愛宕町)を設立
野口英世、志賀潔等が集まって来た
周りは北里のことをドンネル(雷)と呼んだ
志賀潔 曰く
「先生は私一人の名前で書くように言われた
赤痢菌発見の手柄を若僧の助手ひとりに
ゆずった先生を私は誠にありがたきものと思うのである
「或る細菌学者の回想」より
極東熱帯医学海第6回総会出席各国代表レセプションの盛況 フィルム
冒頭演説原稿
「学問には国境なし」という言葉は医学にこそ当てはめられる
その恩恵は国・人種の差別は全くなく被るべきものである
正しい医学情報をちゃんと提供しよう
そうでないとあなたは殺人に手を貸すことになる
「情けを忘れたんじゃなくて これは私情を抑えたんだ」
閉じはもっと封建的な時代 明治時代だからもっとない
それは北里の特異な例
細菌というのは感染爆発すると実験材料がいっぱいあるから研究しやすい
たぶん北里は志賀潔に手柄を与えたんだと思う
弟子を育てたかったと思う
責任著者 コレスポンディングオーサーは教室の責任者がとる
北里のやっていることは国教とか人種とかの枠を超えて
人類のためにやっているというところが非常に大きい
公衆衛生というものが防疫がなければ産業も発達しない
彼は日本のことを憂いて日本のために帰ってきたんだと思う
これはすべて動物の病気 動物自身は病気を起こさない
次のパンデミックは何かというと誰も分わからない
SCARDA(先進的研究開発鮮緑センター)
感染症有事に国策としてワクチン開発を迅速に行うため
令和4年3月に設置された研究開発期間
ゲノムを人工的に操作できるそれを故意に人が操作できる時代に入っている
善意に人たちだけではないという人と対峙しなくてはならない
■10min.ボックス現代文 明治文学史
「吾輩は猫である」夏目漱石著
吾輩は猫である。名前はまだ無い。どこで生まれたか頓と見當がつかぬ。
何でも薄暗いじめ〱した所でニャー〱泣いて居た事丈は記憶して居る。
新しい時代の文章
福澤諭吉が強く唱えた
「学問のすすめ」福澤諭吉
學問トハ唯ムヅカシキ字ヲ 知リ解シ難キ古文ヲ讀ミ
和歌ヲ楽ミ詩ヲ作ルナド世上ニ寶ノナキ文学ヲ云フニアラズ
専ラ勤ムベキハ人間普通日用ニ近キ寶學ナリ
「話し言葉」(口語)(言) 「書き言葉」(文語)(文)
「書き言葉」(文語)
・比の如く御座候
・萬機公論ニ決スベシ
「言文一致」運動が進まなかったことを
坪内逍遥は「小説真髄」の中でこう記しています
俗言のまゝに文をなすときは あるひは 音調侏離に失し 或ひは
其氣韻の野なるに失して いと雅たる趣向さへ爲に
いとひなびたるものと なりて 俚猥の譏りを 得ること多かり
言文一致体の模索
二葉亭四迷は坪内逍遥に教えを請いました
坪内先生の許へ行つて、何うしたらよからうかと 話して見ると、
君は圓朝の落語を知つてゐるよう、あの圓朝の落語通りに
書いて見たら 何うかといふ。
二葉亭四迷「余が言文一致の由来」より
言文一致體にはなつてゐるが、茲にまだ問題がある。
それは「私が…でム(ござ)います」調にしたものか、それとも、
「俺はいやだ」調で行つたものかと云ふことだ。
二葉亭四迷「余が言文一致の由来」より
I don’t like you.「俺はおまえが嫌いだ。」「私はあなたが嫌いです。」
「浮雲」明治20年 発表
「ヲヤ大變片付いたこと「餘りヒツ散らかつてゐたから
ト我知らず言ツて文三は怪んだ。何故虚言を言ツたか、自分にも解りかねる。
「あいびき」
秋九月中旬といふころ、一日自分がさる樺の林の中に座してゐたことが有ツた。
今朝から小雨が降りそゝぎ、その晴れ間にはおり〱生ま煖(あたた)かな
日かげも射して、まことに氣まぐれな空ら合ひ。
山田美妙「蝴蝶」(ですます調)
尾崎紅葉「二人女房」(である調)
言文一致の礎となった
■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん
【八名信夫▽プロ野球選手から映画俳優としての裏話】
昭和の大先輩 八名信夫の言葉
「出会い ふれ合い 人の味 八名信夫」
鶴田浩二氏や高倉健氏の裏話をお聞かせくださいました。
サワコちゃんからと~ってもお優しいお人柄のエピソードも…。
次回を楽しみにしています❣
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