子育て知らぬオランウータン冬野
森の人オランウータン冬の樹々
母ディラは子育て放棄森の冬
今を生きる全ての人へ山眠る
削ぎ落された幾何学模様冬星座
■夏井いつきのよみ旅!in山形 後編
尾花沢市観光ガイド 菅野美和子
「こて絵」こてというとどうしても壁を塗ったりってイメージ
「名乗り看板」とか戸袋が温泉街に集まっているのは珍しい
秋高しばっさばっさとシーツ干す 伊藤女以己(めいこ)
青とんぼ素肌にとまった露天風呂 堀典子
ご子息 真之介さんMEMO
1人暮らしの部屋で13種・45匹の生き物を飼育
好きなものを好きと言えねぇ男の方が格好悪い ROLAND
満月や尖る心の帰り道 伊藤幸(こう) 夫・健一さん
”スルースキル“って今の現代社会を生き抜くためにマストな能力 ROLAND
将棋駒生産日本一
将棋駒彫師 国井天竜(てんりゅう)
数え90歳 未だ所得税を支払っておられます
すかし彫り
銘駒を彫りつつ聞こゆる夜の鳴虫(むし) 国井天竜
天竜という雅号には天童の竜になるという決意が込められている
「絶対負けない 一匹おおかみになっちゃったから
天竜でどんどん伸びてきて今に至った」
一心に彫れば月へとのぼる龍 夏井いつき
七夕や子らの短冊見て冥利(みょうり) 植松保信
七夕:秋の季語
♪ヒロシマの有る国で 作詞・作曲 山本さとし
ヒロシマの有る国で しなければならないことは
ともる戦の火種を 消すことだろう
父と食む渋抜け粉ふく干し柿を 佐藤亜紀江
俳句ひとくちMAMO
干し柿は秋の季語 東北では冷たい風を利用
いつきセレクト
ひと冬を無事に過ごして村の人 庄司芳彦
■偉人・敗北からの教訓 第69回「高山右近・日本を追われたキリシタン大名」
高山右近 敗北の伏線
表向きだけの「棄教」ができなかった
高山右近 敗北の瞬間
武将として生き残る選択肢を確保できなかった
国を去る自らの想い
かへらじと かねて思へば 梓弓 なき数にいる 名をぞ とどむる
400年後に讃えられた右近
ユスト高山右近 列福式 2017年大阪城ホール
「福者」に列せられる
「信じているものを示せ」と言われた時に何かを証明したいが
「一番信じている事」を示すのは自分の命を懸けることではないかと思う
右近は初め殺し合いの中で生きていたが右近の良心がそれでは収まらなかった
上智大学教授 カトリック中央協議会委員 川村信三さん
高山右近の敗北から学ぶ教訓
一時の感情に左右されず将来を俯瞰して判断する
■日曜美術館 和解の糸を紡ぐ旅 ルイーズ・ブルジョワ
過去を捨てないなら過去を作り直すべきだわ
それが私の仕事である
ルイーズ・ブルジョワ
荷を担う女は荷に対して責任があり、
その荷はきわめて脆く、女は責任を一身に負う。
そう、それは良い母親ではないかもしれないという恐れ。
ルイーズ・ブルジョワ
「攻撃」しないと生きている気がしない
1961年頃
「彼女は私を見捨てた」(1978)演出・作詞 ルイーズ・ブルジョワ
彼女は私を見捨てた でも言わせて 彼女は母だったと
あの人は母だった 私はひとり
わたしの実家は直し屋だった。蜘蛛も直し屋。
人が巣の網にひっかかっても、蜘蛛は怒らない。
蜘蛛は巣を編み、繕って元通りにする。
ルイーズ・ブルジョワ
ルイーズ・ブルジョワ展 コピー
地獄から帰ってきたところ 言っとくけど、素晴らしかったわ
■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「鸊鷉(かいつぶり)」
なにかもう漢字がクシャクシャゴチャゴチャとしていますけれど
鳥という字が入っているから何か鳥なのだろうなと
予測ができる程度のものです この鸊鷉は漢字の一文字「入」という字に
「鳥」という字を合体させてこの「鳰(にお)」という読み方の方が
よく目にする形かもしれないですね 一年中湖や沼など
水辺で見かける鳥ではあるのですけれども 冬の湖の中でもよく見かける
しかもその色彩が目立つということから 冬の季語とされています
鳴き声も結構騒がしいというか 明るい耳によく届く声として
バードウォッチャーには親しまれているようです
非常に潜水が得意になっておりまして長い間水の中に潜って
魚を獲ることから息長鳥という息が長い鳥 そういう異称
別の呼び方もあるそうです 見かけて「あ、あれが『鸊鷉』だ」
なんて言えたらちょっと俳人っぽいですよね
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