尾竹三兄弟を詠う
(尾竹越堂)冬の海兄の役割しっかりと
尾竹竹坡(ちくは)梅を描きて筆を置く
(尾竹国観)山眠る兄に従い姿消す
文展は広告場なり冬ぬくし
美術史から零れ落ちるも冬の月
言動が物議を醸し冬ざるる
■漢字ふむふむ 煎餅といえば…職人魂に感動!
煎餅は日本の平安時代、小麦の材料を油で炒ったものでした。
中国では小麦粉をクレープ状にしたものでした。
ところが江戸時代になると小麦粉以外の材料や
焼く以外の調理法も出て来た。
丸くて平たいものが煎餅の基本
余った米を保存食として煎餅にしたのがはじまり。塩煎餅。
草加市では旅人に売り始めた。煎餅と言えば米となった。
昔の草加の人たちは塩煎餅をさらに美味しくできないか❓
米の蒸し方、干し方、焼き方を少しずつ工夫した
その結果全国的に有名な人気商品になった。
■10min.ボックス現代文 故郷(魯迅)
厳しい寒さの中を、二千里の果てから、
別れて二十年にもなる故郷へ、私は帰った。
もう真冬の候であった。そのうえ故郷へ近づくにつれて、
雲模様は怪しくなり、冷たい風がヒューヒュー
音を立てて、船の中まで吹き込んできた。
苫のすき間から外をうかがうと、鉛色の空の下、
わびしい村々が、いささかの活気もなく、
あちこちに横たわっていた。
覚えず寂寥(せきりょう)の感が胸に込み上げた。
きらめく少年時代
このとき突然、わたしの脳裏に不思議な画面が繰り広げられたー
紺碧の空に金色の丸い月が懸かっている。その下は海辺の砂地で、
見渡すかぎり緑のすいかが植わっている。
その真ん中に十一、二歳の少年が銀の首輪をつるし、
鉄の刺叉を手にして立っている。
そして一匹の「チャー」を目がけて、ヤッとばかり突く。
すると「チャー」は、ひらりと身をかわして、
彼のまたをくぐって逃げてしまう。
この少年がルントウである。
ルントウ(閏土)
ああ、ルントウの心は神秘の宝庫で、わたしの遊び仲間とは大違いだ。
こんなことはわたしの友達は何も知ってはいない。
ルントウが海辺にいるとき、彼らはわたしと同様、
高い塀に囲まれた中庭から四角な空を眺めているだけなのだ。
魯迅(一八八一―一九三六)
故郷での再会
「ああルンちゃんーよく来たね…。」続いて言いたいことが、
あとからあとから、数珠つながりになって出かかった。
チアオチー、跳ね魚、貝殻、チャー…。
だがそれらは、何かでせき止められたように、
頭の中を駆け巡るだけで、口からは出なかった。
彼は突っ立ったままだった。喜びと寂しさの色が顔に現れた。
唇が動いたが、声にはならなかった。
最後に、うやうやしい態度に変わって、はっきりこう言った。
「だんな様!…」
船はひたすら前進した。両岸の緑の山々は、たそがれの中で
薄墨色に変わり、次々と船尾に消えた。わたしといっしょに
窓辺にもたれて、暮れてゆく外の景色を眺めていたホンルが
ふと問いかけた。
「伯父さん、僕たち、いつ帰ってくるの。」
「帰ってくる?どうしてまた、行きもしないうちに、帰るなんて考えたんだい。」
「だって、シュイションが僕に、家に遊びに来いって。」
大きな黒い目をみはって、彼はじっと考え込んでいた。
わたしも、わたしの母も、はっと胸をつかれた。
■ワルイコあつまれ(108)アインシュタイン
Q.アメリカの科学は成功すると思いますか❓
A.わたしが見るかぎりよくやっていると思いますよ
原子と分子の存在 光の性質 E=mc二乗 相対性理論
時間と空間は伸び縮みする
トーマス・エジソン曰く
「アインシュタインの理論については何も言えない
まったく理解できないから」
物理学の常識を覆していた 天才の素顔に迫る
E=mc二乗
エネルギー(E)と質量(m)の関係性を明らかにし物理学の常識を塗り替えた
相対性理論
一番速く走る者は光 秒速30万km
地上で光を放つと約1.3秒で月に到着
光の速度は如何なるところで放たれても秒速30万kmは変わらない
時間は相対的なもの 時間の中で満足できるものをやれ
チャップリン曰く「私は世界中の人に理解され愛されています。
あなたは世界中の人に理解されないのに世界中から賞賛されています。」
■ねこのめ美じゅつかん 49歩め
デ・キリコの言葉
かぎりなく神秘的で 孤独で 奇妙で 奥深い詩情
絵に意味や答えを求めることは無意味で 見る人は見た儘の印象を感じ取ればいい
ということ…。
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