2024年4月21日日曜日

ショーペンハウエル&理想的本箱&福島正則

韻を踏むだけの辞書あり石鹸玉(しゃぼんだま)
勝浦の桜吹雪を人力車
雅やか百種の牡丹神宮寺
ピント合う絵顔満開桜舞う
沈黙と無関心鳥雲に入る

■読書について ショーペンハウエル~世界的名著に
思索 まとめ
・知識は量ではなく、どれだけ考え抜かれたかで価値が決まる。
・読者は他人の思想が自分の精神に入り込む行為である
・無目的な多読は自らの思想を追放してしまう行為である。
・自分の頭で考え抜いた仮説を補う手段として書籍に頼る。
・施策を巡らし、得られた思想は、記録しつなぎとめる。

読書について まとめ
・悪所は読まず、良書を読む。
・悪所の多読は避ける。なお良書の多読は問題ない。
・書籍から多く学ぶために思想体系を構築する。
・良書は必ず2回続けて読む。
・ギリシャ・ローマの古典にチャレンジする。

参照:【15分解説】読書について|ショウペンハウエル ~世界的名著に学ぶ最高の読書術~
https://www.youtube.com/watch?v=DZiUk0Gw1gY

■理想的本箱 君だけのブックガイド「時間に追われている時に読む本」
▪時間のかかる読書 著者 宮沢章夫
「機械」1931年出版 新感覚派の小説家 横光利一の代表作の一つ
1時間で読める短編を15年間かけて読んだ記録
遅い読書ゆえ見えてくるもの 辿り着ける場所がある
「なかなか読み出さない」「できるだけ長いあいだ読み続ける」
1997年4月連載第1回 「配膳」「漆喰」ではだめ
1997年5月連載第2回 「Machine」
1997年6月連載第3回 「サッカー」「野球」「競技人口」「相撲」
一九九七年八月連載第五回 
「初めの間は私は私の家の主人が狂人ではないかとときどき思った」
2003年連載第74回 連載開始から6年 「私」「軽部」「市役所」
「ネームプレート」「屋敷」判然としない時間
さらに5年後 
2008年5月連載第131回 「あるとき」「私」いつ?どこに?
「読むことの停滞」「ぐずぐずすることの素晴らしさ」
時間のかかる読書 大きな価値を得ているのに違いない

非効率・非生産性・非合理性の面白さを清々しく伝えてくれる一冊
これは人間ならではないか?

▪まばたき 穂村弘作 酒井駒子絵
一瞬に永遠があるのではないか❓
一瞬と一生が一冊の中で美しく溶け合う不思議な絵本
しーん カチッ はっ ちゃぽん 「みつあみちゃん」

▪百年と一日 著者 柴崎友香
一年一組一番と二組一番は、長雨の夏に渡り廊下のそばの
うえこみできのこを発見し、卒業して二年後に再開したあと、
十年経って、二十年経って、まだ会えていない話

一日の出来事が百年先の何かと繋がる静かな「縁」の短編集
百年と一日

商店街のメニュー図解を並べた古びた喫茶店は、店主が
学生時代に通ったジャズ喫茶を理想として
開店し、三十年近く営業して閉店した。

スケールの大きな長編小説 小さな作品集と呼べる本。

■偉人・敗北からの教訓 第40回「福島正則・豊臣家を守れなかった猛将」
福島正則 敗北の伏線
・相手の本心を見抜くのは難しい
・騙された時の準備を怠らぬように

福島正則 敗北の瞬間
・信頼した人同士が争った時 どちらか一方を捨てる勇気も必要

尾関右衛門太郎宛書状 現代語訳
今度のことは私が年をとったせいで不慮の事態となり
皆々まで気遣いをさせてしまい面目ない

1624年 副島正則 死去 享年64

晩年の正則の言葉
・我は弓なり乱世の用なり今治世なれば川中島の土蔵に入らるるなり

福島正則の敗北から学ぶ教訓
・たとえ目の前のことに追われても最大の目的を見失うべからず

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