春光やプロトフィブルが無毒化
(認知症治療薬)今度こそ蛇穴を出づレカネマブ
アミロイドベータ根絶春の夢
亀鳴くや老いが日に日に迫りくる
首と背に寒気が襲う春の朝
■100分de名著 フロイト「夢判断」(1)無意識の発見と精神分析
精神分析家 ジークムント・フロイト
本書には、私の今日の判断に照らしてさえ、
私がなしとげる幸運を得た全ての発見のうち、
最も貴重なものが含まれている。
このような洞察に行き当たる運に
恵まれるのは、一生に一度きりである。
英語版「夢判断」第三版への序文より
「無意識」の発見 フロイトは
これは地動説・進化論につぐものに位置付けている。
天上の神々を動かしえざりせば冥界を動かさむ
天上の神々=宗教的な超自然的な力 冥界=無意識な力
夢は無意識がもたらす物
よって神経症も治すことができる
本書は、私にとって、私の自己分析の断片であり、
私の父の死に対する反応、つまり、
ひとりの男の人生に生じる最も重大な出来事、
最も痛切な喪失に対する反応だったのである。
第2版・序文より
フロイトによる4つの発見
① 夢をみるのは「身体」ではなく「心」
② 一切の夢は「願望充足」
③ 夢は「眠りの守護者」
④ 夢は心的装置の根源的傾向性である「快原理」の最も身近な現れ
「顕在内容」から出発してその背後の「潜在思考」を見つける
無意識の願望が夢の中で充足されたものとして表現されている
願望は主に二つ
一つは責任回避 もう一つは復習
比較して自分の嫌いな相手を貶めたい
どちらも願望充足
夢=無意識の願望充足
■プレバト纏め 2024年4月4日
スニーカーで一句
特別永世名人 締めの一句 梅沢富美男
花衣運転席のスニーカー
(花衣は春の季語 花見に行く時に着る晴れ着のこと
実体験に勝るものはない 書いてないことが読み手に伝わる
映像を書くことで説明しなくても伝わる
取り合わせのオリジナリティー・リアリティー)
永世名人 横尾渉 傑作50選
風光るピボットの軸は逞(たくま)し
(兼題写真からバスケ⇨ピボット アイデアも良かった)
1位 ヒデ
春落葉片方だけのスニーカー
(春落葉は春の季語 檜などの常緑樹が新芽の出る春に落とす古い葉のこと
季語が主役に押し上げられている 取り合わせの基本形
いろいろなドラマ・イメージが想像させる)
2位 村山輝星
われ反抗期春夕焼の海岸へ
添削(上五を字余りにする時は中七・下五でリズムを取り戻すのが定石
細部に切り込むとオリジナリティーが出る)
われ反抗期春夕焼の砂を行く
われ反抗期春夕焼の波見つむ
3位 金子恵美
入社式一人馴染まぬコンバース
添削(馴染まぬが説明になっている。映像にしなくてはいけない。)
入社式一人は白きコンバース
4位 石山アンジュ
厚底や挫(くじ)く心と青い春
添削(読み手が置き去りの句 挫いたのは足であることを書く
「青い春」俳句の世界では好き嫌いが分かれる
厚底の靴も映像として心に残る)
我が青き春厚底に挫く足
5位 川崎麻世
運がつき裏を覗(のぞ)けば散る桜
添削(「桜」という季語がうんちの印象に負けている
映像にするとリアリティーが多少でる 桜が主役として表現)
靴底に糞か桜の散りしきる
次回のお題は「ぶらんこ」
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