2024年4月19日金曜日

ブランコで一句&ラッセル「怠惰への讃歌」&お釈迦様の「自死」

風車揺れるネモフィラ石畳
春の空スリップインの靴擦れよ
春の泥仏の道に背く人
ごちゃまぜに誘い誘われ春の色
芝桜小さき命の集まりて

■プレバト纏め 2024年4月18日
ブランコで一句

特別永世名人 締めのお手本 梅沢富美男
廃校のブランコは夜に揺れており
添削(光景を想像できるのは素晴らしい 
   助詞の操作で恐ろしさは表現できる)
廃校のぶらんこ夜揺れており
廃校ぶらんこ揺すりおり

永世名人への昇格試験 森口瑤子
ふわっとふらここ水平になる手前
(ふらここは季語 ぶらんこの古語 体感的描写が素晴らしい
 ふらこことは傍題 季語の仲間のようなもの
 微妙な位置のリアリティー 皆が体幹を共有することができる)

1位 蓮見翔
故郷と同じ遊具や春の風
(故郷は凡人ワード 
 この故郷は皆の想いの象徴として陳腐になっていない
 具体的なブランコと書かないっていうのも呼応している
 書くと感動が一人一人のものにならない これも意図してやっている
 早々に一回来て まぐれなのか本物なのか この目で確かめたい)

2位 二階堂高嗣
初虹や背中を押され漕ぐ子供
(ブランコと書かないでブランコだとわかる描写に挑戦した)

3位 近藤千尋
小さな手わが背推したる春の暮
添削(手と背の位置関係・動きがはっきりする 
   映像と心情を重ねたいを上手くやっている)
小さわが背せる春の暮れ

4位 南果歩
ブランコと母待つ夕暮れ花吹雪
添削(季重なり 中八になっている 
   ブランコを弱くし花吹雪を強くする
   もしくはブランコを擬人化し花吹雪は削除する)
ブランコ母待つ夕花吹雪
ブランコと母待つ夕暮れ一人

5位 水田信二
子らが去り未だ明るし遅日かな
添削(遅日という季語の中に入っている情報を説明しているだけの句)
公園の子らが去りたる遅日かな

次回のお題は「ふるさと」

■【名著】怠惰への讃歌|
ラッセル 幸福と成功を呼ぶ、「怠け癖」のすすめ 
~20世紀最大の知性ラッセルに学ぶ、怠惰の思想~
https://www.youtube.com/watch?v=g6aWqt4SkqE

ユークリッドとは、古代ギリシャの数学者であり、
『ユークリッドの原論』を執筆したことで知られています。
この著作は、現在の数学の礎となった重要な著作であり、
数学の発展に大きな影響を与えました。
また、ユークリッドは、互除法を発見したことでも知られています。
互除法は、2つの自然数の最大公約数を求める方法の一つであり、
現在でも広く使われています。
ラッセルはこの著作を読み生きられたとか…。

英語の「スクール」(school)=学校 という言葉の語源は
古代ギリシャ語の「スコレー」(σχολή)=「暇」

■お釈迦さまは、自死を選んだ人に対して、こうおっしゃいました。
「涅槃(ねはん)に入られた」と。
それはつまり、永遠の悟りの境地に入ったということ。
死を迎えることによって肉体は痛みがなくなるわけですから、
究極の安楽の状態に入ったと表現されました。

そう、実は仏教では、さまざまな事情や動機によっては、
自死に対して必ずしもだめだという表現をしていないのです。

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