2024年4月12日金曜日

あの本、読みました?原田マハ特集&EPSON EP-M476T

夜明け前鼻すすりつつ春火鉢
春の色散歩嫌いな犬連れて
春月夜隠忍自重(いんにんじちょう)旨とせり
確かな絆感じぬままに春の暮
ひとりでは生きていけない朧月

■あの本、読みました?2024年本屋大賞大予想&原田マハ特集
第1回本屋大賞
博士の愛した数式 小川洋子著
「正解だ。見てご覧、この素晴らしい一続きの数字の連なりを。
220の約数の和は284。284の約数の和は220。
友愛数だ。滅多に存在しない組合せだよ。

かがみの孤城 辻村深月著
たとえば、夢見る時がある。転入生がやってくる。
(中略)
真田さんのグループが、その子とどれだけ仲良くしたがっても。
その子は「私はこころちゃんといる」と、私のほうを選んでくれる。
そんな奇跡が起きたらいいと、ずっと願っている。
そんな奇跡が起きないことは、知っている。

成瀬は天下を取りにいく 宮島未奈著
成瀬の言うことはいつでもスケールが大きい。
小学校の卒業文集に書いた将来の夢は
「二百歳まで生きる」だった。
(中略)
わたしはギネス世界記録が百二十二歳であることを根拠に、
さすがに二百歳は難しのではないかと伝えた。
すると成瀬は平気な顔をして「島崎も含め、
その頃にはみんな死んでるから確かめようがない」と言った。

板上に咲く 原田マハ著
子供も孫も、夫のことを「パパ」って呼んでいたんですよ。
孫も、娘も、娘婿も、「パパ」。私もそう呼んでいました。
最初の子供が生まれてから、さて、いつ頃だったかね、
いつのまにかそう呼ぶようになって。
私がそうしたんじゃないです。
あの人が「ワもついにパパになったが」、「お前もママだな」って。
そんなふうに始まったんじゃなかったかね。

板上に咲く 原田マハ著
細身で長身の口髭の男が棟方に向かって言った。
「君。いま、版画の絵巻物と言ったね。ちょっと見せてくれないか」
「困ります。いま展示作業中ですので…」係員が困惑して応えた。
が、棟方はすぐさま、壁に後ろ向きに立てかけてある
四枚の長い額の中の一つをひっくり返して見せた。
ふたりの顔に稲妻のような閃光が走った

「たゆたえど沈まず」「<あの絵>のまえで」 「ゴッホのあしおと」 
「モネのあしおと」「リボルバー」など原田マハ女史を担当 壷井円

「たゆたえど沈まず」原田マハ著
日本の浮世絵をフランスに広めた美術商
林忠正と弟子・加納重吉を通してゴッホと弟テオの
兄弟愛と悲劇をえがいたアート小説

「楽園のカンヴァス」原田マハ著
女性3世代で暮らす日本人研究者
早川織絵とニューヨーク近代美術館の
キュレーター ティム・ブラウンが見たのは
アンリ・ルソーの名作「夢」に酷似した絵
正しく真贋を判定した者にルソーとピカソ二人の天才が
カンヴァスに籠めた想いとは

「リボルバー」原田マハ著
昨日、お母さん、お友だちと展覧会に行ったんだけど、
ミュージアムショップであの複製画、みつけてあらゴーギャンだ、
今度は冴の部屋にこれ飾ってあげようって、急に思いついちゃって

「たゆたえど沈まず」原田マハ著
七月二十七日夜、フィンセントは
脇腹から血を流しながら下宿へ帰ってきた
食堂の裏手に裏部屋へと続く階段があるのだが、
その入り口で倒れているのを女将がみつけた。

原田マハ女史がリスペクトする作家は「森茉莉」
クレージーなほど天才 強い憧れがある
愛すべき作家 エッセイが好き
「贅沢貧乏」が特に好き

「贅沢貧乏」森茉莉著
森茉莉自身の見かけだけ贅沢で
実は寒々としている現代風の生活に
侮蔑をなげつけながら奔放豪華な夢を描くエッセイ


■プリンターがやってきた❣
2022年に購入したCANONのプリンターが故障したので
EPSON EP-M476Tを購入。
さて何年使えるのでしょうか❓



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