詫び寂びの真髄永遠へ秋の風
時こそは永遠の旅秋の空
旅という危険と期待秋を生く
秋深し畏敬の念としなやかさ
星月夜日に日に下がる円の価値
■プレバト纏め 2024年10月31日
外食で一句
永世名人 千原ジュニアのお手本
二件目へ行く汝(な)帰る吾(あ)薄月夜
(会話が想像できる 上五での情報量が大きい 工夫したのは中七
中七で読み手は勝手に想像する 着地がうまい
薄月夜 うっすらと月が出ている夜 大人の複雑な感情を月が支えている
今夜の月は自分の複雑な思いを知ってくれているのかな?という思い)
永世名人 村上健志のお手本
秋爽の皿やオリーブオイルの黄
(秋の爽やかな空気感 相性がいいじゃないか と村上名人
色の対比が成功 秋爽とは映像を持たない時候の季語
秋爽とは秋の空気が澄み渡る心地良さを皿に託すという判断がうまい
お皿の上だけで一句が作れる これが村上名人)
1位 山﨑ケイ
良夜なりすっぴんママのワイン会
(季語良夜を愛でる気持ちが出ている すっぴんママと纏めた所で
状況がはっきり分かる 思いをストレートに言う 俳句の大事なコツ)
2位 三倉茉奈
吾子抱えつまむ秋刀魚は骨多し
添削(口の中の感触はこれでは?)
吾子抱きつ食むや秋刀魚は小骨ごと
3位 すみれ
秋の宵ビブとあなたと白ワイン
添削(ビブとは涎掛け)
ビブの児(こ)と夫と秋夜の白ワイン
4位 菊地亜美
ランチ寿司ひとりで頬も赤く染め
添削(酢:夏の季語 酢が防腐の役割をし匂いが夏の味覚をそそる
この句の中では寿司が季語)
寿司つまむ一人の昼や一献す
5位 松丸友紀
ママ友会エンドレスなる夜もみじ
添削(夜もみじは陳腐 季語を比喩に使うと鮮度が落ちる
季語を立てる)
夜の紅葉ママ友会はエンドレス
次回のお題は大観衆
■夏井いつき俳句チャンネル
特別投句企画 荒木健太郎杯、結果発表①【お待たせしました!】
兼題「積乱雲または鉄鈷(鉄床)雲」
絶縁や底煤黒き積乱雲 みずくらげ
積乱雲たれともあそべないかたち そら
いるかめくみづのかたまり積乱雲 織部なつめ
積乱雲みづは淋しいほど膨る 三月兎
ヴィヴァーチェのピアノ鉄鋸雲の渦 椿康文
象十二頭蹴上ぐる泥や鉄砧雲 奥伊賀サブレ
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