2024年10月19日土曜日

絆&藤原惟規辞世の句&「椿の実」&令和相聞歌&堺正章の言葉

許容せず視線そらして秋闊歩
秋深し記憶と時間反比例
秋時雨心象映す風景よ
壊滅的運動センスそぞろ寒
秋の声どこにも居ますさがなもの

■漢字ふむふむ 絆と書かれた呪いの手紙
日本では「絆」中国語では「绊」漢字が違います
日本での絆は助け合い 人と人との離れがたい結びつき
中国での绊は転ばせる 罠にはめる という意味らしい

日本での絆が初めて登場したのは「平家物語」
平維盛(たいらのこれもり)が妻と子を残し家を出ていこうとした
妻子が離れたくないと泣くのであった

この場面での絆は夫婦や親子などの間の情のこと
人と人との断つことができない繋がり
離れがたい深い結びつきという意味だけが残った
日本人の人と人との繋がりを大切にする考え方が読み取れる

絆は中国では綱(縛りつける)の意味が強かったが
日本では断つことのできない人情へと変わっていった

■光る君へ(39)とだえぬ絆 より
逢坂の関うち超ゆるほどもなく今朝は都の人ぞ悲しき
藤原惟規(紫式部の弟のぶのり) 辞世の句

■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「椿の実」

椿と言えば立派な花の季語でありますがその実も季語になっています
「椿の実」は夏になると緑色 鮮やかな綺麗な緑色になりますが
それが秋になっていくにしたがって 段々赤っぽい色に変わり
もうすっかり木の皮のような色になって実がパカッと裂け
中から種が取れるわけです この種からは椿油が取れるわけです
椿油は食用になったり髪につける油にしたりと
昔から様々な用途で使われてきました
「椿の実」秋の季語であることを考えるとその硬くなった状態
種が見えている状態 みたいなところに季語の本意
肝心要の部分があるのかもしれませんね

■夏井いつき俳句チャンネル
【作品募集!】第6回令和相聞歌のおしらせ
「恋」をテーマに短文作品を募集!
締切:2024年11月11日(月)
ホームページ:https://www.reiwasoumonka.com/

第5回(令和5年度)テーマ「恋」
最優秀賞
くちびるの奥に歯バレンタインの日   稲畑とりこ

第4回(令和4年度)テーマ「恋」
最優秀賞
あるだけの好きを詰め込む雪つぶて   クラウド坂の上

第3回(令和3年度)テーマ「恋」
最優秀賞
軽率になんの取り柄もないと言う君はきれいに僕の名を書く   ツナ好

■鶴瓶ちゃんとサワコちゃん
~昭和の大先輩とおかしな2人~#25
昭和の大先輩 堺正章の言葉
「上善如水 堺正章」
女優になられたお嬢さまの事をお話しされた時の
嬉しそうな笑顔がたまらなく素敵でした。



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