無季句
808(ハチマルハチ)大音量で踊りけり
独自性完成度上ぐ808
ユーミンもホイットニーも808
808創り広めた日本人
808ラテンと宇宙同居せり
■シーズン2(8)「808(やおや)」
初回放送日:2022年12月24日(土) 再放送日:2024年10月4日
第8回は「世界の音楽を変えたジャパニーズマシン 808」。
今回は、音楽家ではなく、数々の名曲を生み出した日本製のリズムマシン
TR-808(てぃーあーるはちまるはち 通称「やおや」)を取り上げます。
1980年に発売された808は、特徴的な電子音が耳に残る、
“一度聴くと癖になる”リズムマシンとして一世を風靡。
マイケル・ジャクソン「Beat It」、
ホイットニー・ヒューストン「I Wanna Dance With Somebody」、
アッシャー「Yeah! feat. Lil’ Jon & Ludacris」、
サイボトロン「Clear」など、ジャンルを横断して
世界中の大ヒット曲にそのサウンドが使われてきました。
今回はその革新的な「音」で世界の音楽シーンに
絶大な影響を与えた「808」をディープに掘り下げます!
今回は、「808」をこよなく愛するラヴァ―がインタビューゲストとして出演。
アフリカ・バンバータやニュー・オーダーを手がけたプロデューサー、
アーサー・ベイカーが「808」の魅力を熱く語る。
さらに、1980年に発売された「808」の開発責任者・菊本忠男さんが
40年以上前の貴重な開発秘話を明かします。
放送は12月24日のクリスマス・イヴ。
「音楽を聴くことが楽しくなる、もっと色々な音楽を知りたくなる」
そんなステキな時間をあなたにプレゼントします!
参照:https://www.nhk.jp/p/ongakukouron/ts/M7W7W1446Z/list/ より
最高に刺激されました。シーズン1から聞きたかった。残念…。
素晴らしい番組でした。感謝を込めて…。
■漢字ふむふむ 雑巾
中国では雑巾は多種多様である 布きれという意味
広辞苑には 雑巾は床板などの汚れを拭きとるための布
布巾は食器類を拭く小さな布
大布巾は食卓などを拭くのに用いる布 と記されている
日本の掃除文化を振り返ろう‼
江戸時代 掃除に対する意識が変化‼
元々雑巾は着物だった 物を大切に扱った
着物⇨布団・座布団など⇨袋もの・布おむつなど⇨雑巾へと
雑巾の「雑」という字は「ボロ布を集める」という意味
雑は「ボロ布を集めた衣」という意味
誰が当てたのか知りませんけど
「雑」という字を当てて「雑巾」になった
雑多な布 雑巾となった
■ギュッと!四国 家藤正人の俳句道場
兼題「銀杏散る」秋の季語
黄葉した銀杏(いちょう)の葉が落ちること。
銀杏の木は並木などに植えられることも多く、
黄葉する木の中でも最も身近なもののひとつ。
黄金色の葉をいっせいに落とす様は華やかであると同時に、
秋が終わろうとする寂しさも連想させる。
・ギュッと!特選
黄の画材多き文具屋銀杏散る 霧賀内蔵
(イメージの重ね方がうまい 紙と銀杏の葉の質感が近い
重層感が漂っている 秋の豊かな色彩を生んでいる)
銀杏散る庭に園児の笑顔咲く 怪盗みかん
(笑顔咲くという表現はよくありますが可愛い作品でした)
銀杏散る絨毯阻止の竹ぼうき ミナトヨーコ
(絨毯は冬の季語だがこの場合例えとなっているので季重なりとは考えなくて良い)
銀杏散るジョギングの吾(われ)そろり行く しまおか実由季
(説明の一句)
佳作 銀杏散る老犬と踏む散歩道 みどちゃん
(老犬という第三者が出てくるところが味わい深い 2つの音を同時に楽しめる)
秀作 銀杏散る私はただの木になれる 花紋
(大人が持っている童心を歌った句 ほんの少しの寂しさもあるかもしれない。)
微(かす)かに臭う銀杏は靴の裏 大熊克甫
(銀杏とだけ書いた時は銀杏の実となる)
銀杏散る校門駆ける吾遅る ヘイタのパパ
(動きを表す動詞が3個詠われている 気忙しい バタバタしている印象を受ける
遅刻と3文字に圧縮することでブラッシュアップ推敲できるかもしれない)
佳作 薪束と本と頭へ散る銀杏 織部なつめ
(謎かけに挑んでいるような一句 二宮金次郎像を読み手は理解することができる)
銀杏散る掃くとちるちる校庭や 古木紫苑
(散るにチャレンジ)
佳作 いてふちるちるちるみちるみちたりる 小笹いのり
(今回の最多散る賞 童話青い鳥に出てくる主人公の兄弟の名前
幸せを探すお話ですが実は近くにあったのよという一句
作者にもこんな気付きが合ったのかも?)
秀作 朝倉に金の鳥なる銀杏散る 近江菫花
(与謝野晶子の詩に銀杏を金の鳥と比喩した作品がある。
その歌を下敷きにしたオナージュなのかもしれません
作者は青春時代高知の朝倉で過ごしたのかもしれないですね
人生のキーワードとして銀杏散るがあるのかもしれませんね)
佳作 来世では級友くらい銀杏散る 夏村波瑠
(読み手がそれぞれに想像して楽しむ句
ご夫婦での来世の温度感を歌ったのかも…❓)
・正人のもったいない
季重なり 一句の中に靴もの季語は入っている状態
季語は主役のようなものですから多いと誰が主役か分かりづらい
さわやかなフラダンスのよう銀杏散る 双海の夕日
「さわやか」は秋の季語
境内のくしゃみひとつに銀杏散る 服部与四郎
「くしゃみ」は冬の季語
銀杏散る昼寝している猫の上 原島ちび助
「昼寝」は夏の季語
知らずにうっかり使うことがあります うっかり「季重なり」と呼んでいる
たくさんの季語を知ることもまた俳句の世界を楽しむ近道。
ひとつ新しい季語を覚えて得したわ♪の前向き精神でともに楽しんで参りましょう。
参照:https://www.nhk.jp/p/gyuttoshikoku/ts/7MXVZZ52K3/blog/bl/pKyjJXApJB/bp/p1GXYLD9kl/
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