2024年10月12日土曜日

乗り物のドリンクで一句

心を映す墨の濃淡星月夜
墨一色に込めた魂秋の夜
秋高し構図の巨匠ありのまま
秋晴る作りあげたるキャラクター
聞くほどに心をノックけらつつき

■プレバト纏め 2024年10月10日
乗り物のドリンクで一句

永世名人藤本敏史の俳句史に残る句集作り
タラップを降りてバスまで歩く秋
(力みがない一句 秋と言う季語は長い時間軸を持っている
 使い熟すのは難しい 自分の感じたことを言葉にのせる
 バスまでの短い時間 「風が秋になってる」「空が澄んできたな」
 「空が秋になってるな」秋という長い時間軸を
 バスまでと言う短い時間と距離 しみじみとキャッチしてしまう
 歩くという距離・動作・人物が入っている 俳人の句)

犬山紙子の昇格試験
車窓のぬるいお茶行けない二学期
添削(二学期が秋の季語 語順を変えることで
   大人なのか子どもなのかが解決する)
行けない二学期車窓のぬるいお茶
行けない二学期水筒のぬるいお茶

1位 小宮山雄飛
缶酎ハイプシュッ車窓に鰯雲
(鰯雲が季語 開ける動作と映像 指先の感覚 触覚が入っている
 映像が切り替わり車窓に鰯雲が広がる カメラワークが上手い
 リズムも軽やか 旅を楽しむ気持ち 高揚感 
 難しい言葉は使っていないのに全部入っている こういうのが俳句)

2位 山崎玲奈
郷の駅コーヒー香る星月夜
添削(季語は星月夜 星空が月夜のように明るいようす
   邪魔しない形で組み立てられている 語順は逆でもいい
   空⇨香り⇨駅 こういうやり方も覚えて帰ったらよい)
星月夜コーヒー香る郷の駅

3位 知花くらら
千筋なる月光伸びて珊瑚礁
添削(月光が秋の季語 「伸びて」入らない)
千筋なる月光珊瑚礁しづか

4位 市川紗椰 
単線のカーブに耐える月見酒
添削(耐えているのは人物 人物が月見酒を飲むと読まれる可能性が高い
   季語は月見酒 月を愛でる心・行為 酒よりも月を愛でる人に軸足
   物の擬人化と読まれにくい)
単線卓に傾くワンカップ

プレバト名俳句 セレクション 全3091句から厳選!
電車にちなんだ優秀句 名句3選
右肩に枯野の冷気7号車   皆藤愛子
初旅のB席iPadにドリフ   川島如恵留
オーディション帰りの車窓波乃花   早見あかり
(波の花が冬の季語 岩礁に冬の高波が押し寄せ
 砕け散る時にできる白い泡を花にたとえた言葉)

次回のお題は100点満点

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