味方せり高知の芝目春の風
春の芝ざぶとん腹に振るクラブ
悴(かじか)まんクラブ握る手春の山
春の5度気温標示を二度目せり
春かなししなかったこと今もなお
■100分de名著forユース(2)松下幸之助「道をひらく」
加藤シゲアキ
ビジネス書評家 ビジネスブックマガジンマラソン編集長 土井英司
「電気の時代が来るに違いない」
23才の時 松下電気器具製作所を創業
先の先まで見通して、すみからすみまで見きわめて、
万が一にも誤りのない一00パーセント正しい判断なんて
まずできるものではない。
六0パーセント見通しと確信ができたならば、
その判断はおおむね妥当とみるべきであろう。
そのあとは、勇気である。実行力である。
素直な心とは(略)単に人にさからわず従順である
というようなことだけではありません。
むしろ本当の意味の素直さというものは力強く、
積極的な内容をもつものだと思います。
つまり、素直な心とは私心なくくもりのない心というか
一つのことにとらわれずに物事をあるがままに
見ようとする心といえるでしょう。
素直とは物事をあるがままに見る姿勢
自分の理解を超越する 利他の精神
わからなければ、人に聞くことである。
己のカラにとじこもらないで、
素直に謙虚に人の教えに耳を傾けることである。
それがどんな意見であっても、求める心が切ならば、
そのなかから、おのずから得るものがあるはずである。
「思い悩む」
要するに人の話を聞こう
人が偉く見えるようじゃなきゃいけない
その事を松下は「衆知を集める」と言っている。
「転んでもただ起きぬ」心がまえが大切。
維持きたないのではない。真剣だったのである。
失敗することを恐れるよりも
真剣でないことを恐れたほうがいい。
真剣ならば、たとえ失敗しても
ただでは起きぬだけの充分な心がまえができてくる。
西の道が悪ければ東から登ればよい。
東がけわしければ西から登ればよい。
道はいくつでもある。
時と場合に応じて自在に道を変えればよいのである。
一つの道に執すればムリが出る。
ムリを通そうとするとゆきづまる。
動かない山を動かそうとするからである。
われわれはもっと自在でありたい。
自在にものの見方を変える心の広さを持ちたい。
(参考にするけど反省はしない 加藤シゲアキ)
松下が人生で市場大切にしていたこと
志を立てよう。本気になって真剣に志を立てよう。
生命(いのち)をかけるほどの思いで志を立てよう。
志を立てれば、事はもはや半ばは達せられたといってよい。
今までのさまざまの道程においていくたびか志を立て
いくたびか道を見失いまた挫折したこともあったであろう。
過ぎ去ったことは、もはや言うまい。(略)
大事なことは、みずからの志である。
いっさい何の不安もなく危険もなければ心配もなく
したがって苦心する必要もなければ努力する必要もない、
そんな境遇にあこがれることがしばしばある。
しかしはたしてその境遇から
力強い生きがいが生まれるだろうか。
やはり次々と困難に直面し
右すべきか左すべきか不安な岐路に
たちつつも、あらゆる力を傾け
生命をかけてそれを切り抜けてゆくー
そこにこそ人間としていちばん充実した
張りのある生活があるとも言えよう。
志を立てることの大切さ
何ごとをなすにも時というものがある。
時―それは人間の力を超えた目に見えない大自然の力である。
いかに望もうと、春が来なければ桜は咲かぬ。
いかにあせろうと時期が来なければ事は成就せぬ。
時を得ぬ人は静かに待つがよい。大自然の恵みを心から信じ
時の来るを信じて着々とわが力をたくわえるがよい。
着々とわが力をたくわえる人には時は必ず来る。時期は必ず来る。
今は不確実性の時代。松下の生きた時代と似ている。
「困っても困らない」「不況もまた良し」
時代は必ずやってくる。必ずチャンスが見えてくる。
百個嫌なことがあっても一つ活路を見つける人だった。
この本を読むと心が時代になる。
どんな変化があっても何にぶつかろうとも自分が変化していける。
怖くなくなる。
柔軟性が道を拓ける。
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