2012年12月13日木曜日

スバル・オブ・アメリカ COO トム・ドール氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こしです。
スバル・オブ・アメリカ COO トム・ドール氏 発言!

Q 日本企業は 悪夢のような状況に直面している。
  スバルは それを象徴していると言えるだろう。

  長年 日本は為替リスクに 警鐘を鳴らしてきたが
  対ドル円高を抑制しなければ 国際競争を失う。

  米国の生産拡大は FRBのドル安政策によるものか?
  それとも 量的緩和で投資しやすくなったのか?

円が対ドルで 77~82円になった事により 
利益に強烈な圧力がかかり 戦略にも影響を与えた。

そのため 生産体制を考え直す必要が出てきた。
日本で車を生産すれば 輸送費など負担が大きい。

逆に 米国で生産すれば 国内の販売業者への
輸送費は はるかに低く抑えられるのだ。

Q 米国で生産した車は 全て国内向けになるのか?

一部輸出を検討しているが 大半は国内で販売する。

Q 自動車各社は 生産ラインの稼働率を上げているが 
  新たな工場の建設にまでは進んでいない。

  その時期は 近づいているのか?それともまだ先なのか?

我々は 工場建設について近く決断を下す。
ただ 新しい工場か 既存工場の拡大かは決めていない。

インディアナ州に広大な土地を所有している。
そこにある工場の生産能力を増強する事もできる。

今年の総販売台数は 33万台強に達する予定だ。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

強気のスバル!北米での売り上げが 
好調に推移している富士重工業!

10月には 通期の業績予想を上方修正し 
株価は9月半ばから上昇しています。

世界の販売台数は 71万台!その内半数は北米です。

「商品そのものが 高い評価を受けており 
 価格競争に巻き込まれていない。」

吉永社長は こう述べ 自信を覗かせています。

かつて 経営不振に陥ったものの 四輪駆動の
初代レガシーが 内外で評価を得て依頼 
技術についての自信を深めていきました。

中国市場の進出が遅れている事が 懸念材料と
言われていましたが 却って 反日運動の影響が
軽微というあたり まさに 塞翁が馬と言えるでしょう。

一方 北米次第で業績が左右されてしまう姿に
懸念を示すアナリストがいるのも事実です。

環境重視が深まる潮流の中で どこまで 
独自の走りを追求する事ができるのか?

世界のモーター関係者は見つめています。

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