2012年12月12日水曜日

アップル 元CEO ジョン・スカリー氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こしです。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

アップル株の下落が止まりません。今月5日には 
前日比で6.4% 2日間で何と8%を超える下落となりました。

200日移動平均線を 50日間移動平均線が下へ抜ける
レッドクロスと呼ばれる チャート上で
一段の下落を示唆する動きが出てきています。

背景には アメリカの調査会社IDCがタブレット端末市場で
アップルのシェアが54%から 徐々に低下 
4年後には50%を割り込むと予測したからです。

加えて 財政の崖の問題も
微妙に影響しているとみられています。

来年に引き上げられる 株式売却益に対する課税強化を
前にしまして 税率が上がる前に 売っておこうという訳です。

株価が急落するほどアップルの競争力は
低下してしまうのでしょうか?

アップル 元CEO ジョン・スカリー氏 発言!

Q アップル株は 常に 注目材料だが 今 
  何が起こっているのか?最盛期は過ぎたのか?

製品サイクルをめぐる状況変化が大きい。

従来 アップルは 年1回新製品を
発表していたが 今や半期に1回のペースだ。

そのため 製品供給体制は 極度に複雑化したが
アップルは上手くやっていて 
経営の成功も過小評価されている。

アップルは 常に 想像力を刺激するような
製品を作るための 未来像を描いてきた。

ジョブズ氏の頃と勝手が違い 今のアップルが
彼の遺産を引き継げたのか問題だが 
ジョナサン・アイブ氏が 製品責任者になったのは朗報だ。

クックCEOは 販売供給で手腕を発揮し 
素晴らしい経営者だが デザインのプロではない。

アイブ氏が デザインを統括して 
意思決定ラインが明解になった。

ジョブズ氏は 完璧主義者で 
妥協はなく 開発の先端を突き進んだ。

今のアップルは 大ヒット商品iPadの後釜として iPadminiの
ような追随商品を作っているが 二番煎じで凌げるのは数年だ。

いつの日か 画期的な事をやらなければならない。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

アップルについては 9月以降 芳しくない
ニュースや 観測が続いています。

地図の表記に ミスが多発し 担当幹部が退任しました。

故スティーブ・ジョブズ氏が サイズが中途半端だとして
反対していたiPadminiの発売は 他のタブレットに追随したとして 
アップルの革新性は終わったとも言われています。

iphone5で スマートフォンの完成度は
究極なものとなり これを超えるものは 
出てくる余地が無いとの見方も出てくる始末です。

ところで スカリー氏が期待する製品開発の総責任者となった
ジョナサン・アイブ氏とは 一体 どんな人物なのでしょうか?

45歳のイギリス人!92年にアップルに入社しました。

アップルが復活の狼煙を上げた iMac iPod 
iPadminiなどのデザインを担当しました。

その彼が 発想責任者としてハードやソフトで
革新性が生み出す事ができるのか?

故スティーブ・ジョブズ氏の後継者としての
大役を果たす事ができるのか?

世界中のアップルファンは 彼の
一挙手一投足を 見つめる事になりそうです。

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