日経CNBC Voice より 文字起こしです。
フェデックス・コーポレーション 会長 兼 CEO フレッド・スミス氏 発言!
ベイナー下院議長が言うように雇用を
創出する企業に 増税すべきでない。
問題は 1986年の税制改革法により
法人税率と所得税率が 均等化されている事だ。
法人税率は 国際競争力を維持できる25%とし
企業に負担をかけない制度に移行すべきだ。
経済成長を牽引するのは 何と言っても設備投資だ。
石油企業なら原油を採掘する井戸に
IT企業なら サーバーやルーターに投資が必要だ。
設備投資が減ると
GDP成長率は下がり 失業率は上昇する。
Q これから フェデックスは忙しくなるだろうが
クリスマス商戦の見込みは?
30万人の従業員が とてもよく働いてくれている。
数週間前に発表した見込みでは
1900万件で 前年比約11%の増加だ。
電子商取引が 大幅に増えており
小売売上高3.5~4%ほど 増加すると見ている。
「財政の崖」が回避され 税制改革がなければ
来年のGDP予想は 米国が2% 世界は2.5%だ。
以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。
フェデックスが発信する情報は 時に公に発表される
経済指標より市場にインパクトを与えます。
今回のインタビューでは 年間の小売売上の3割を占める
クリスマス商戦について 配送数量が増加しているとして
強気な見方を示していました。
その一方 世界景気については 「向こう数年間
世界の主な市場は 厳しさを増すだろう。」と述べ
悲観的な見方を示しています。
現にフェデックスは 足元の業績は好調ですが
構造改革にも着手しています。
アメリカ国内で 希望退職を募集
その数 数千人規模とも言われています。
来るべき 景気の減速や 後退に備え 高い収益率を誇る
企業体質を作りたい!といったところでしょうか。
物流大社の弱気な見方が正しいのか?どうかは
財政の崖の動向次第!一寸先が闇の政治次第ともなれば
スミス氏も 景気見通しに自信が持てないのは
至極 当たり前の事かもしれません。
今週の 鎌田泰幸氏の纏めは・・・。
「財政の崖」をめぐる駆け引きが本格化しています。
しかし 市場はいずれ決着すると読んでいます。
そうは言っても 日々 揺れ動く動向に一喜一憂!
そうした深刻を 上手く利益に繋げたいヘッジファンド!
彼らにとっては ある意味 絶好の
かきいれ時なのかもしれません。
私感
今週も 鋭い分析をお伝え下さり ありがとうございました。
勉強になりました。(感謝!)
税制面では 日本にも当て嵌る事なので
今後の 政府の動向が気になっているところです。
長期ビジョンを描き 突き進んで貰わねばと
16日の選挙には 願いを込めた一票を投じたいと思っています。
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