日経CNBC Voice より 文字起こしです。
フォード・モーター COO マーク・フィールズ氏 発言!
Q 後ろに見える新型「フィエスタ」は
低燃費エコカーの自信作とか。
現在 エコカーは業界の主力であり
このフィエスタの売り上げは今年41%増だ。
消費者は 燃費をクルマ選びの基準にしている。
新モデルの燃費は リッター17kmになる予定だ。
Q COO就任が決まって初のインタビューだが
北米のみならず 世界全体から会社を見渡せる
立場に就いた今 一番 気になる事は?
我が社には 多くのチャンスがある。
今やフォードは高収益体質の成長企業だ。
世界の地域別にチャンスと課題はある。
北米事業は 非常に好調で 今後の展開が鍵となる。
改善計画を実施中の欧州は厳しい環境下で
持続可能な水準にしていく必要がある。
アジア太平洋は これまでの全ての設備投資が
販売台数と売上高という 多くの実を結ぶ筈だ。
Q 消費者信頼感は 5年ぶり高水準だが
住宅市場の回復でトラック売上げは?
今年上半期のトラック販売シェアは約10%
第3四半期は11.5%と 好調に推移している。
消費者心理も 住宅関連指標も上昇し
住宅と建設業界の回復で 売上増を期待できる。
以上でした。
豊嶋広氏 曰く・・・。
リーマン危機と並行して進んだ アメリカの自動車危機!
ビッグ3の中で唯一 フォードは
法的整理をせず自力で再建しました。
株価は 2008年に一時1ドル台まで沈んだものの
業績急回復で 時価総額400億ドルを超えます。
アメリカの大企業を売上高でランキングした
フォーチュン500で フォードは第9位!
ただ 利益額で上を行くのは 4社のみです。
来年にも引退が囁かれる アラン・ムラーリーCEOの
後継最有力候補となったフィールズ氏!
自らが責任者だった 北米地域で足場を固め
低燃費車などグローバルに
戦うための準備に余念はありません。
豊嶋広氏の今週の纏めは・・・。
1999年 経営危機にあったマツダの社長に
送り込まれた時 フィールズ氏は38歳でした。
本社のある広島を離れる前に 黒字転換を果たしました。
日本での経験を活かし 次のアメリカ自動車業界を
引っ張る要になるのか?勝負どころは まもなく訪れます。
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