2012年11月30日金曜日

FRB議長 ベン・バーナンキ氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こしです。
FRB議長 ベン・バーナンキ氏 発言!

講演の中でも 指摘した通り 
住宅部門は金融危機以来の課題だった。

まず 住宅ブームの到来と崩壊が有り 今や 
景気回復の一役を担って欲しいと期待している。

住宅ローン貸出の拡大については 住宅市場の
成長という観点から 金利政策を抜きに語れない。

そのためには 現在 歴史的な低水準にある
住宅ローン金利を維持する事が 最強の方策だ。

更に 全米で住宅価格が30%程下落し
新築住宅が 非常に 買い求めやすくなった。

とりわけ今 住宅市場が正しい方向に
進んでいる限り プラスの力学が働く事が考えられる。

漸く 住宅価格の上昇が見られるようになった。

住宅価格の更なる下落と 景気低迷や 失業率など
将来に 住宅ローンの返済不履行に繋がるのではないか?

そんな懸念が住宅ローンの貸出基準を厳格にしていたが
一旦 住宅価格が上がり 着工件数が増え 
失業率が改善すれば プラスの好循環が生まれる。

このプロセスによって 住宅ローン貸出基準も緩和されるだろう。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

「財政の崖が 早期に解決すれば 来年は非常に良い年になる!」
バーナンキFRB議長は 講演の際も こう締めくくりました。

この言葉は 雇用に不安を抱える中で 恰も 政治家に
財政の崖の早期解決を促すものと 市場関係者は捉えたようです。

ただ 住宅市場のテコ入れに動いている議長は
一部で明らかな改善の兆候が見えるとも述べています。

同時に 住宅金融の厳格な審査が
和らいでいる事についても言及しました。

そうした 住宅市場の改善が「来年は 非常に良い年になる!」
の言葉に 繋がったのかもしれません。

アメリカでは クリスマス商戦が始まりました。
財政の崖を気にして 個人は消費を控えるのか?

来年からの実質増税を警戒して 
前倒しで財布の紐を締めるのか?

受託市場の改善を通して雇用や消費の回復を期待する
議長の頭には そんな思いが駆け巡っているに違いありません。

今週の纏めは・・・。

日本株の上昇が続いています。衆議院選挙に向けた 
自民党政権の復活を前提に動いているかのようです。

為替も円安に振れています。先進国の間で 唯一 
リーマンショック前の水準を 取り戻せていない日経平均は 
日本の経済成長シナリオを 読み始めているのかもしれません。

私感

鎌田泰幸氏の纏めの 最後の言葉に 
思わず 嬉しくなってしまいました。

最近 2015年まで 日本経済がバブルになると
予想されている人が 多くなってきました。

日本経済を 今一度 光り輝かせるために
一票を投じたいと思っています。

素晴らしい番組に感謝申し上げます。(禮)

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