2012年11月27日火曜日

カリブの論争に判決!

日本では 大きく取り上げられていないようですが・・・。
今後 日本でも ありえない話ではないので・・・。

「いま世界は」が 中立的な立場で 
報道していたので備忘しておきます。

ニカラグアとコロンビアが カリブ海の領有権を巡り
争われてきました。(カリブの論争 by NY・Times)

両国の領土・領海は 1928年から 
両国の同意のもとに 82度線と定められていました。

しかし 当時 ニカラグアは 米の軍事占領下にあったとして
本来の意見ではないと ニカラグアは 裁判を起こしていました。

コロンビアは 島を実効支配しているため 有利である!
との判断から 国際司法裁判所で 2001年から争われてきました。

それから 11年後 2012年11月19日に 判決が出ました。

国際司法裁判所は ニカラグア海岸200海里の領域を
ニカラグアの排他的水域と定めました。

しかし 島は実効支配がなされているとし 
これまで通り コロンビアの所有を認めました。

ポイントは 島近くの海域に眠る資源(石油 魚)でした。
今回の判決では 多くの権利がニカラグアのものとなりました。

今回の判決では 島を実効支配していても 
必ずしも 周囲の海域も セットで手に入れられる
という判決ではありませんでした。

以上 簡単に纏めておきました。

しかし 韓国での報道は 島の実効支配で領有権は
守られるという一点を報道したみたいです。(金慶珠 談)

いろんなサイトで検索したのですが 日本でも
誤った 煽った 書き込みを目にしました。

感情論ではなく 今回の判決を 正確に分析しないと
後々 日本と韓国との間で起こりうる事なのでは?

この判決が いつの日か 判例とされる時
直視するのでは 遅すぎるように思います。

今から 冷静に その時に備えたほうが
得策ではないかと思い 今回 備忘しておきました。

アメリカでの報道に関しては 音の谷ラテンアメリカニュース 
2012年11月25日で訳されています。↓

http://blog.livedoor.jp/otonotani/archives/cat_130930.html

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