2012年11月14日水曜日

米国大統領 バラク・オバマ氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こしです。
豊嶋広氏 曰く・・・。

獲得した選挙人は 332対206!史上稀に見る
大接戦と言われていた 今回の大統領選挙でしたが 

終わってみれば オバマ氏が想定以上の差を 
共和党のロムニー氏に つけた事になります。

ただ オバマ氏の得票率は51% 4年前の53%からの
退潮は否めず 激戦州ではロムニー氏の追撃を 
僅かな差で交わして 積み上げた勝利とも言えるでしょう。

例えば オハイオ州!得票率は50.1%対48.2%でした。

2回の例外を除いて この州を取ったほうが全米を制する
というくらい重要な州ですが 製造業 中でも 

自動車産業が集積し GMゼネラル・モーターズや 
クライスラー救済の 最も恩恵を受けた地域の一つです。

そこでも 救済を指揮したオバマ氏が 
圧倒的な支持を受けるには 至りませんでした。

米国大統領 バラク・オバマ氏 発言!

今後10年で 財政赤字を4兆ドル削減しつつ 
経済大国たる投資も実現する計画を策定した。

しかし今 はっきりと言いたい。
私は計画の細かい部分に拘るつもりはない。

財政赤字を解決するためには 
新たな意見を受け入れる用意もある。

しかし バランスを欠いた手段は拒否する。

年収25万ドル以上の富裕層に増税せず 学生や高齢者
中間所得層が ツケを払うような事があってはならない。

選挙戦の大きな争点として 何度も激論を交わされたが
私の取組みに対する支持が投票結果に示されたのだ。

経済専門家に民主党から 共和党の支持者に至るまで
バランスの取れた赤字削減策が多くの国民に支持された。

従って 民意を反映させるべく議会の過半数の獲得が必要だ。

ベイトナー下院議長の支持を取り付けるべく 
来週にも 税収について 考えを聞くつもりだ。

問題解決には長い交渉も ドラマも必要ない。

富裕層への増収には 議会内で賛否両論あるが
中間層に対する増税には 誰もが反対だ。

共和党も民主党も関係ない。ならば 「待ったなし!」だ。

包括赤字削減法案について協議中だが 
中間層への減税延長は 直ぐに実行しよう。

以上でした。
豊嶋広氏 曰く・・・。

「バランスを欠いた手段は拒否する。」オバマ大統領が
言い切ったのは 富裕層への減税打ち切りです。

ITバブル崩壊や 2001年の同時テロなどで揺れた 
アメリカ経済立て直しへ 当時のブッシュ政権が 

株式配当や 売却益への税率引き下げを
中心とする 大型減税措置を導入しました。

オバマ政権は 2010年中間選挙で 
民主党が敗退した事から 共和党が主張する
富裕層を含めた減税継続を不本意ながら認めました。

そのブッシュ減税も予定通りなら 今年の年末で終了。
大統領選挙で 民意が示されたというオバマ大統領は
今回は妥協しないという姿勢を 強調しました。

所謂 財政の崖は およそ6000億ドル規模の減税打ち切りや
歳出削減が 来年1月を以て 一気に実施される事になり
アメリカ経済最大のリスクとされています。

中でも ブッシュ減税は2000億ドルを超える規模!

オバマ大統領は 歩み寄りの姿勢を示していますが 
問題解決の糸口が簡単に 見つかるとは 
中々 言えない状況にあります。

2 件のコメント:

  1. Vertuさん、こんばんは♪

    大統領選・・・自分にはよく分からないのですが、消去法で選択されたのかな?って、感じはします。

    前回のような熱気がなかったような・・・。

    税金も・・・微妙ですよね。
    不公平感はありますが、減税の方がお金が回るような気がしますが・・・そんなに簡単ではないのでしょうね・・・。

    返信削除
  2. shinnosuke saitoさん
    コメントありがとうございます♪

    私も 大統領選に関して 詳しくは解りませんが
    個人的には ロムニー氏の
    人間性にあったのではないでしょうか?

    私は 一番苦手な人間です。

    それと 日本では あまり
    取り上げられていませんでしたが
    宗教も 大きかったのでは・・・? 

    それから 増税すると 経済は 
    益々 逼迫するように感じています。

    富裕層への増税が実施されると アメリカから 
    富裕層が 流出しかねませんよね。
     
    オバマ大統領も この点に関して
    熟慮したほうが良いのではないでしょうかねぇ?

    なぁんちゃって・・・。偉そうに・・・。(謝)

    返信削除