日経CNBC Voice より 文字起こしです。
エポック・インベストメント・パートナーズ
共同最高投資責任者 デビット・パール氏 発言!
アップルは 我々が保有する銘柄で 唯一
消費者の需要が 生産を上回るような企業だ。
iPhone5は 最も 利益率が高い製品だ。
その供給が追いつかず 利益が予想を若干下回った。
次の四半期で どの程度 生産を増やすかは
説明会で明らかになるだろう。
売上140億ドルでも赤字になるアマゾンとは違い
アップルは 大きな利益を出している。
いまだに 20%も成長するような優良企業なのだ。
大きな需要に 嬉しい悲鳴を上げている。
Q 生産が追いつかないのは 中国の工場で
従業員が 暴動を起こした事も 影響しているのか?
それは不明だが iPhoneの新型機は 技術の
枠を集めたもので バグの検出に時間がかかる。
今回のタッチスクリーン技術は 最先端のもので
しかもほぼ手作業で 組立てが行われている。
作業が滞ったとすれば 影響はあるだろう。
しかし 部品不足などの問題がない工場もある。
また アップルはロボットによる組立てを進めており
将来的には 問題にならないだろう。
以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。
「強すぎるゆえのジレンマ」日経クイックニュースは
アップルの7-9月期決算を こう評しました。
消費者の需要にiPhone5の供給が追いつかない。
独創的な製品を抱えるからこその
ジレンマを浮き彫りにした!としています。
80年代半ば アップルは需要の予測を誤り
パソコンの幕開けとなったマッキントッシュの
大量在庫を抱えた事があります。
結果として それが 創業者スティーブ・ジョブズ氏の追放!
アップル凋落のきっかけとなりました。
いや だからといって アップルは 今後
凋落に向かうと言っている訳ではありません。
アップルは 買おうか?どうか?迷っている消費者の
背中を押すほどの 潜在需要を掘り起こす強さを持っています。
しかし 過剰な在庫が原因で 衰退に向かった経験がある
アップルにとって できるだけ 在庫は抱えたくない事でしょう。
しかし 既に株価は 需要の取りこぼしを
しないアップルを織り込んでいます。
当面 アップルは市場の描く理想と現実の
狭間で 揺れ動く事になりそうです。
今週の纏めは・・・。
守勢に回るオバマ大統領!
そして 厳しくなるタブレット競争の中 iPad miniで
守勢に回ったとの見方も浮上するアップル!
どちらも 追われるものの宿命を
背負っていると思うのは 私だけでしょうか?
(今週も 素晴らしい番組を放送して頂き ありがとうございました。)
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