日経CNBC Voice より 文字起こししました。
鎌田泰之氏 曰く・・・。
100年ぶりの“Frankenstorm”がやってくる!
メキシコ湾で発生し 東海岸に上陸したハリケーン「サンディ」
の勢力は 100年に一度と言われるほどの規模となりました。
怪物のように巨大である事から「フランケンストーム」と呼ばれ
ニューヨークを中心に 多くの都市で 交通機関を麻痺させ
株式市場も2日間の取引停止を余儀なくされました。
大きな爪痕を残した「サンディ」
その経済損失額は どのくらいに上るのか?
2兆円~4兆円と メディアによって ばらついています。
前大統領経済諮問委員会 委員長 オースタン・グールズビー氏 発言!
Q ハリケーン「サンディ」は昨年の大型台風
「アイリーン」の2倍の 被害になるとの予想がある。
ビジネス損失コストは 300億ドルになるとの
試算もあるが 現時点での評価は?
今回のハリケーン被害総額が いくらになるのか?
具体的な数値を出すのは 難しい。
過去の経験から言えば 初期の資産よりも
実際の被害額は1.5~2倍に膨れ上がるからだ。
いくらになるか分からないが 某大な額になるだろう。
住まいを失った方々には 痛ましい事だが
住宅の復興需要はGDPの成長要因として計算される。
短期的には経済活動の押し上げ効果が見られる筈だ。
Q 短期的とは 第4半期末までに プラス効果を織り込めるか?
年末まで 後1ヶ月あまりという 現在
年内の復興効果を見込むのは 現実的ではない。
サプライチェーンの混乱や 港湾の燃料輸送など
複雑な阻害要因が絡む 問題だからだ。
空港が長期閉鎖となれば マイナスの影響が出る。
すぐに 復興の兆しが出る事はない。
ハリケーン「カトリーナ」以降も 幾多の
大型ハリケーン被害に襲われたが 住宅などの資産に
大きな打撃を与えるものの 再建で経済は 回復するのだ。
以上でした。
鎌田泰之氏 曰く・・・。
再建が必要となり 経済は回復 爪痕の修復に
ものや人が動き 経済活動が活発化する
当然 政府は復興予算を組む事になるでしょう。
しかし 今の財政状況からみて 復興に割り当てられる
予算は どのくらいなのか?皆目 不透明です。
2005年のハリケーン「カトリーナ」では
損失額が 実に 8兆円に上りました。
しかし その後の復興は遅く 48万人いた
ニューオリンズ市民は 34万人にまで減少し
住宅街の一部は 今やゴーストタウン化しています。
折しも 大統領選の真っ只中
オバマ大統領は 被災地への対応を最優先!
ロムニー候補も 被災地支援集会を開きました。
カトリーナで対応が遅れた ブッシュ前大統領の
教訓が生きているようです。
しかし 大統領選の勝者が ニューオリンズの
教訓を活かす事ができるのか?
その手腕が問われてきそうです。
ハリケーンへの対応では 国民の78%が
オバマ大統領を 評価しましたが 実は
その背景には 共和党の州知事の言葉がありました。
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