2012年11月1日木曜日

ダウ・ケミカル 会長 兼 CEO アンドリュー・リバリス氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こしです。
ダウ・ケミカル 会長 兼 CEO アンドリュー・リバリス氏 発言!

景気が上向くには 不透明性の解消が必要だ。
当然 米国では大統領選が鍵となる。

一方 中国では安定に向かう兆候が見えてきた。

中国経済が変容する過程で これほどまで 
成長が落ち込んだのは 意外だった。

世界経済の動向は 来年も 
今年も それほど変わらないだろう。

低成長で企業は 財務体質の強化や 
コスト削減を行い 上昇基調を伺う事になるだろう。

Q 大統領選の話が出たが 「財政の崖」は 
  大統領選の結果に左右されるという事か?

その通りだ。国家財政を再び 
均衡させなくてはならないと考えている。

責任ある財政政策を行う国だと世界に
示すためにも 超党派の合意が必要だ。

企業は 不透明性を嫌うが 今は不必要な不透明性が多い。
去年8月から 不透明な状態が続いている。

債務上限の引き上げ 欧州債務危機 中国の景気減速
そして 「財政の崖」と 信頼を損なう事態が続いている。

これでは 企業投資が落ち込むのは無理はない。
財政再建などで 具体的な政策は出てきていない。

税制改革や 金融規制なども 先が見えない。
豊富な天然ガスをはじめとするエネルギー政策でもだ。

以上でした。
鎌田泰之氏 曰く・・・。

来年初頭 大型減税の期限切れと 歳出の強制削減で
財政支出が 崖のように急減し 
経済は3%程度 マイナス成長を余儀なくされる。

その崖に向かって 時間が経過すれば
するほど 企業マインドは冷え込むだろう。

金融市場が懸念する このシナリオが
115年の歴史を誇る名門企業トップの口から出てくると 

この問題が 如何に 企業の設備投資を
冷え込ませる呼び水になっているかを実感します。

富裕層減税の打ち切りを唱えるオバマ氏!
ひたすら 減税延長を主張するロムニー氏が竦見合う様子は
勝敗が決する大統領選後も続くのか?

債務上限の引き上げ問題で 民主 共和 両党が
避難の応酬合戦となった 去年を思い起こさせます。

1955年 ジェームス・ディーンが映画「理由なき反抗」で
崖に向かって演じたチキンレールが 57年経った今
権力の中枢で 再現されようとしています。

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