2012年10月25日木曜日

USバンコープ 会長 兼 CEO リチャード・デービス氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こしです。
豊嶋広氏 曰く・・・。

アメリカの地方銀行の雄 USバンコープ!

JPモルガン・チェース ウェルス・ファーゴと並んで 株価が
リーマンショック前の水準を回復している大手金融機関です。

7-9月期も 過去最高益を記録しました。

USバンコープ 会長 兼 CEO リチャード・デービス氏 発言!

今期も堅調な結果を出す事ができた。
12四半期連続で2桁成長を達成した。

低金利により 住宅ローン借り換え需要が高まり
それが 今回の好業績に寄与しているのだ。

ただ 長期的に金利は上昇し 借り換えは下落する。
だからこそ 常に新たな 収益源を模索している。

Q 住宅ローンの需要はどこから来ているのか?
  住宅市場がピークに達したとみられているが
  住宅ローンより 借り換え需要の方が多いのか?

需要の3分の2は借り換えで 残りは新規ローンだ。
住宅ローン件数は 過去4四半期で 最も高い。

住宅の購入が加速し始めている事が 
住宅建設業者の持続的成長を支えている。

ただ 金利が史上最低水準に達している中
驚く程の人が 借り換えをしている。

我々にとって 非常に有望な収益源なのだ。
この状況は少なくとも 来年まで続く。

低い長期金利は 顧客にとってプラスだが
銀行としては望ましくない状況なのだ。

金利が上がれば 顧客も敏感に反応する。
そうなれば 銀行の業績も上向き始める。

消費者が金利上昇を恐れ 動きはじめれば
住宅ローン申請件数も 増えていくだろう。

銀行は 金利上昇を願っているのだが
顧客は 低金利から恩恵を受けている。

以上でした。
豊嶋広氏 曰く・・・。

USバンコープは ミネソタ州ミネアポリスに 
本拠を置き USバンクの看板でアメリカ中西部から
西海岸にかけて 銀行業を展開しています。

住宅ローンに 元々 強みを持っており このところの
住宅市場の回復の恩恵を受けているようです。

FRB連邦準備理事会が 決定したQE3量的緩和第3弾は
新規に住宅ローン担保証券を購入するため ローン金利は
一段と低下 借り換え需要が 殺到しています。

そして デービス氏が予測するように 金利が上昇し始めて
新規のローンが伸びる局面がくるか?どうか?

単に アメリカ経済が そこまで本調子か?どうか?に
かかっていると思います。

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