日経CNBC Voice より 文字起こしです。
インドネシア大統領 スシロ・バンバン・ユドヨノ氏 発言!
Q インドネシアは世界16位の経済大国で
8500億ドル規模のGDPに成長した。
世界経済が減速する中 まさに
新興国市場の 期待の星だ。
2030年には世界7位に成長するとの
予測もあるが 来年以降の経済の見通しは?
世界的な景気後退に直面しながら 幸いな事に
我が国はプラス成長を維持している。
来年は6.5%の経済成長を 達成できると予想しているが
今後も 更に 持続的な成長が必要だと考えている。
Q インドネシアの売りは何か?海外直接投資の拡大を
望んでいるが 投資家には どんな利点があるか?
私としては インドネシアへの投資は 魅力的であると
売り込みをかけなければならないのだが・・・。
投資のメリットは多い インドネシアは 宿題を熟し
投資環境を改善した 国内インフラも整備した。
投資家やパートナーに多くの機会を
提供していると強調したい。
以上でした。
鎌田泰之氏 曰く・・・。
1万8千あまりの島々で構成され ブラジルを超える
2億3千万人の 人口大国と呼ばれるインドネシア!
農業を基盤としまして 石油 石炭 天然ガスといった
資源の輸出を軸に 経済成長を続けています。
実質GDPも 長期にわたって 右肩上がりです。
しかし ここへきまして 中国やインドの景気の減速で
資源の輸出が減少しており 6月の貿易赤字は
過去最大の 13億ドルに昇りました。
ユドヨノ大統領の胸中は 穏やかではありません。
国民への燃料補助金などで
財政の赤字幅も 実は 拡大してきています。
財政の赤字と 貿易赤字が重なる 双子の赤字で
海外投資家の目は きつくなるかもしれません。
そうした事で 大統領は今 資源に代わる
輸出産業の育成に努めています。
インドネシアブランドの自動車部品などの輸出を増やし
資源に頼る脆弱性を 取り除いておきたいところでしょう。
後2年を切った任期中に 国の次の
ステージアップへ 大統領の挑戦は続きます。
ユドヨノ氏が 政権を握った2004年から インドネシアは
政治的に安定し 経済成長を果たしてきました。
無論 ユドヨノ大統領の手腕もあるでしょう。
ただ 政治の安定が経済成長の
条件の一つである事に異論はなさそうです。
今週も 素晴らしい番組を放送して頂き
感謝申し上げます。(禮)
0 件のコメント:
コメントを投稿