2012年10月6日土曜日

うとうとと眠る感覚・・・。

島田裕巳氏の「死生観」を 伺う事ができました。
やはり 文字より 伝わるものがありました。

うとうとと眠る感覚!と表現されておられましたが
私も そうではないかな?と 想像していただけに共感しました。

両親を 看取った私としては 大いに納得した次第です。
最近は この感覚を持つ人は減少の一途なのでは・・・?

昔は 家族が看取る事が普通だったのですが
ちょっと 寂しく感じるのは 私だけでしょうか?

両親の死と直面するまでは 死に対して
ただただ 恐怖を抱いていたのですが・・・。

それ以降は 恐怖心は消え去り 水の流れる如く
死を受け入れられるようになりました。

昔の人々は 亡くなり逝く人を見送る事で 生命の尊さや 
生命の儚さも 自然に身につけておられたのかも・・・?

お能についても語って下さったのですが・・・。 
見ながら 寝てしまう事が 正しい お能の見方だとか・・・。

私は 表現されている方に失礼だと思っていたのですが
このような芸能も存在するのだという事を 初めて知りました。

伝統芸能に 計り知れない奥深さを感じました。
お能を見る事で 死の疑似体験をさせてくれていたのですね。

身近に死を感じる事で 死を 自然なものとして
捉えられるのでは?なんて 感じ入りました。

必要以上に恐る事なく 坦々と 死を受け入れ
生かされた日を 精一杯生きる!これこそが 人間の勤め?

なのかもしれないと 改めて 自分の中で
死について 考える時間を持つ事ができました。 

まだまだ 時間に追われる人生を送っています。
これもしなきゃ!あれもしなきゃ!と・・・。

死へのトレーニング不足みたいです。
そろそろ 始めても良いかな?なんて思ってしまいました。

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