2012年10月26日金曜日

ペライゾン・コミュニケーションズ 会長 兼 CEO ロウェル・マクアダム氏 発言!

日経CNBC Voice より 文字起こしです。
ペライゾン・コミュニケーションズ 会長 兼 CEO ロウェル・マクアダム氏 発言!

Q ソフトバンクのスプリント買収について 
  意見を聞きたい。 この買収で スプリントは
  ペライゾンの競争相手になってくるだろうか?

これは 米国の携帯業界の 強力さを示している。
ドイツテレコムとメトロPCSに加え 今回の買収は
米国市場への投資意欲が旺盛な事を物語っている。

業界の再編について これまでも話してきたが
競争力のない7~8社の乱立は 誰の得にもならない。

4社ぐらいで競争する方がユーザーにとっても良い筈だ。
孫社長は 愉快な人物で 革新的なサービスを
出してくるだろうが 課題がない訳ではない。

例えば 我々は これまで 
携帯インフラに 800億ドルも投資してきた。

スプリントは 80億ドルを手にするが 
我々も 手を緩めず 立ち向かっていく。

Q 業界再編は 既に 終盤にかかっているが
  スプリントとソフトバンクの合併を受けて 
  ペライゾンはTモバイルと PCSを買収する事を 
  考えているのか?それとも 再編は終了か?

これは 法的というよりは 運営上の問題として考えている。
一緒になれば 周波数帯や 技術などが 混在する事になる。

まずは 両社の統合による運営状況を
観察して 一歩ずつ進めるべき問題だ。

買収ありきという話ではない。

以上でした。
豊嶋広氏 曰く・・・。

ソフトバンクのアメリカ通信業界参入のニュースは
ご当地でも一部では 驚きをもって受け止められました。

経済誌フォーブスは 電子版で 「アメリカの消費者は
スプリントを買収するソフトバンクを必要とする」と題した
寄稿記事を掲載しました。

at&t ペライゾンの2強がシェアが牛耳り 
似たようなサービス価格のスマートフォン市場で 
新たな競争が起こる可能性を指摘しています。

ペライゾンのマクアダム氏は 既に
携帯インフラに800億ドルを投資してきた事を強調!

アメリカ東部をエリアとする ペライゾンの牙城は
簡単に揺るがないと強調していましたが 
さて 今後の展開は どうなるのでしょうか?

今週の纏め・・・。

アメリカ通信大手の業績を見ますと 7-9月期も
2桁の増益を記録したペライゾンは 磐石に見えます。

もっとも 株価だけ見ますと 赤字が続いている
スプリントは再編期待も手伝って 1年間でほぼ2倍!

そこに リスクマネーを供給し 傘下に収めたのが
日本企業という話は 歴史の歯車が少し 
動きだしたと見て良いのでしょうか?

0 件のコメント:

コメントを投稿