Voice より 文字起こしです。
エトナ CEO マーク・ベルトリーニ氏 発言!
我々が コベントリーの買収に踏み切ったのは
大統領選挙の先を 見据えているからだ。
最大の課題は 財政赤字を膨らませている
メディケアやメディケイドなどの 福祉受給権制度だ。
医療制度が 各国で財政破綻を引き起こしている。
我々の目的は 医療現場の改善や コスト削減だ。
Q 保険産業としては オバマ大統領が再選し
現行法が 維持される事が望ましいのか?
もし 共和党が権力を握れば 保険法などが
廃止され 先行きが不透明になる可能性もある。
世界各国で 皆保険制度が
歳入不足を引き起こしているのだ。
誰が 医療費を負担するのかではなく
この制度のコスト体制自体が問題なのだ。
コスト管理に成功する事こそが
公的負担か 民間負担かより重要だ。
大統領選は医療保険各社にとって 重要だが
事業戦略より 財政赤字削減策を注視している。
財政赤字を削減すれば メディケアなどを再生し
良質な医療を提供する事ができる。
以上でした。
豊嶋広氏 曰く・・・。
ニューヨークで アーティストが集まる街として知られる
グリニッジビレッジ!この一角で160年もの歴史を持ち
同時テロの際は 多くのけが人の治療に当たった
セントビンセント病院が 一昨年 倒産しました。
背景には アメリカは国民皆保険制度がなく
医療費が払えない 無保険の失業者にも 不法移民にも
門戸を開いていた セントビンセントのような病院が
多額の赤字を抱えるという 問題があります。
そもそも 保険がないから病気なのに
病院に行けない人もいます。
オバマ大統領の医療保険改革は 企業が従業員に
民間の医療保険へ加入させる事を義務づける事が柱です。
そして ベビーブーマー世代の高齢化で
医療費が膨らみ 財政を圧迫しているのがメディケア!
オバマ陣営は 医療費のチェック強化を
ロムニー陣営は より求心的な改革を主張し
選挙戦の 争点の一つになってきました。
そうした動きを 横目で見ながら
ビッグビジネスは M&Aに手をつけています。
豊嶋広氏の 今週の纏めです。
オバマ大統領の医療保険改革!世論調査では
廃止論が 賛成論を上回っています。
ロムニー氏は 当選したら 就任初日に
改革法を廃止にすると言っています。
「自分の身は自分で守る!」
医者にかかる費用は 自分で面倒を見るべきだと
アメリカの伝統的な価値観は 根強いものがあります。
国家が 国民福祉に どう関わっていくのか?
大統領選や 議会選挙で決着がつく事になりそうです。
今週も 素晴らしい番組を ありがとうございました。(禮)
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