Voice より 文字起こしです。
豊嶋広氏 曰く・・・。
民主党のオバマ大統領の再選か?
はたまた 共和党のロムニー氏の勝利か?
全米の主要な世論調査の平均値を集計している
リアル・クリア・ポリティクスによりますと・・・。
8月24日時点で オバマ氏の支持率は
ロムニー氏を上回っているものの
その差は 1ポイント程度と拮抗しています。
二期目を目指す 現職は強いという
これまでのパターンに オバマ氏が乗り切れないのは・・・。
失業率が8%台と高止まりしているように 経済の力強さが
国民に実感できないといった状況が大きいようです。
最初に 挑戦者ロムニー氏の
経済政策の知恵袋とされる人物の話です。
コロンビア大学ビジネススクール学長 グレン・ハバード氏 発言!
Q 今後 4週間の日程を見ると 共和党と
民主党の 全国大会や 網領発表がある。
税金や税制改革などの 論議が注目されるだろう。
ライアン氏 起用は国のあり方や
政府と産業界の関係に影響を与えないか?
ロムニー氏の主張は明らかだ。
国民の声に機敏に応える小さな政府の必要性だ。
増税と大きな政府ではなく 小さな政府で税金を下げたい。
有権者は 二者選択を迫られている。
Q バーナンキ議長を どう評価する?
FRBの功績は 非常に大きい。
一歩譲歩した面もあろうが 金融危機への対応は
革新的で 非常に上手く対応したと思う。
金融政策の枠を超え 政治化させたきらいはあるが
FRBの手腕は批判し辛い。
Q では 議長の舵取りが拙いと批判する
共和党の主流派とは見方が違う。
注目のFRBに各自の意見があって当然だ。
今後も 様々な意見が出てくるだろう。
以上でした。
豊嶋広氏 曰く・・・。
ロムニー氏が マサチューセッツ州の知事として 手掛けた
医療保険改革を オバマ大統領が参考にしたとされています。
オバマ陣営との 政策の違いが解り難いという批判に対し
副大統領候補として保守派の論客 ポール・ライアン氏を
選んだ事で 目指すべき政府の姿!即ち 小さな政府
歳出削減 減税 といった路線は 明確になったと言えるでしょう。
ただ リーマン・ショックでの財政出動で
アメリカの財政事情も大幅に悪化しており
取るべき政策の 選択肢は狭まっています。
どこまで 国民に痛みを強いるのか?
具体像も まだ はっきりしていません。
そして 金融政策 ロムニー氏は大統領になった暁には
2014年1月に任期切れとなるバーナンキ議長の
三期目の任命は考えないとしています。
その場合の 後継有力候補とされるのが ハバード氏!
7月に日本経済新聞のインタビューに対し・・・。
超低金利を長く続けると 資金配分に歪みを齎す!
などと述べ 一段の金融緩和に慎重な姿勢を示しました。
ハバード氏が 今回 共和党主流派の意見と 一線を画し
追加緩和も選択肢に入れているバーナンキ氏を
評価する発言をしたのは 将来 自身が選ばれた場合の
フリーハンド確保の狙いもあるのでしょうか?
それでは 足元の金融政策を取り巻く状況は
どのようになっているのでしょうか?
8月1日に終了したFOMC連邦公開市場委員会の
議事要旨が公表されアメリカ経済が
十分に回復しなければ 早期の追加緩和は
正当化されるとの多数派意見が明らかになりました。
マーケットの追加緩和期待を高める事になります。
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