2012年8月3日金曜日

米国証券業金融市場協会 社長 兼 CEO ティム・ライアン氏 発言!

Voice より 文字起こしです。
米国証券業金融市場協会 社長 兼 CEO ティム・ライアン氏 発言!

Q ワイル氏の CNBCでの発言に対して 
  第一印象は どのようなものだったのか?

皆と同様に 当然驚いたが まだ インタビューの原稿しか見ていない。
米国のリーダーシップについて話したが 筋が通っていない説明のように感じた。

ただ ワイル氏は 金融元リーダーだ。
だからこそ 彼の意見を 検証する必要がある。

Q 彼は正しいのか?

正しくない。完全に間違っていある。

ベアスターンズとリーマンの倒産や 
金融規制改革法の成立で同じ議論をした。

また 振り出しの戻るような事になる。

この案は オバマ政権が検証し否決した。
議会でも 討論されたが秘訣された。

近い将来 議会に提出される可能性は 極めて低いと見ているのだ。

Q 団体としては 大手銀行の分割に反対し 
  議員にも 反対するよう働きかけるのか?

意味をなさないので 猛烈に反対する。
ここ3年間 否決され続けているのだ。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

「歴史は繰り返す!」古代ローマの格言です。

どうやら 今回のグラス・スティーガル法の復活の動きも
この格言に沿っているのかもしれません。

1930年代 金融恐慌で 株式市場が暴落し 
4000行もの銀行が破綻した教訓から 銀行と証券を分離する目的で
制定されたのが グラス・スティーガル法です。

99年に廃止されるまで 66年間 
有効だったこの法律を 何故 廃止したのか?

80年以降 銀行業界は預金を集めて 貸し出すだけでは 
収益の拡大に限界を感じていました。

金融商品の販売や運用 M&Aの仲介業務といった証券業務参入で
収益を拡大したいと思うのは自然の流れです。

金融自由化の波は こうして広がりました。
しかし その結果 何が起こったのでしょうか?

サブプライム問題が拡大し リーマンショックに繋がったのです。

グラス・スティーガル法 復活への動きは 
「歴史は繰り返す!」という格言を体験する事に他なりません。

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