2012年8月19日日曜日

永野護著「敗戦真相記」

週刊ニュース新書 あとがき より
永野護著「敗戦真相記」でした。

「なぜ、こうまで軍部の独裁を許したかということになると、
 重臣、議会、財界、文化各方面の人たちの
 無気力によるところが多いことを認めざるを得ません。

 日本人は国家への奉仕のために
 おのれ自身を捧げなければならないという
 三千年来の伝統を持っているので、

 この民族的な統一心理がかえって 
 有史以来の大失敗を招くことに至ったとみられる。」

以上でした。

この時代 間違いに気づいた国民の殆どは
口を閉ざしていたように思います。

ごく一部の 勇気のある人だけが 発言をしていたような・・・。
命をおとしてまでも 意見する人は少なかったように思います。

現在は 思想の自由が保証されているので
多くの国民が 自分の意思を表明しているように感じます。

しかし その分 それらは軽く見られてしまっているような・・・。
どちらも 同じく 政府には 届かないのですね。

どうやったら 国民の意見が 政府に届くのでしょうか?
ゲストの 森喜朗氏は「マスコミにも責任がある!」と言っておられました。

私も この意見には 激しく同意です。
最近 マスコミによる隠蔽 改竄 洗脳がなされているように感じます。

国民は 自分自身の頭で考え 判断し 物言わないと
益々 危険な方向に 向かっていくのではないかと危惧しています。

政府が 真摯に国民の意見に耳を傾けて下さる日が
早い段階で訪れますよう 願って止みません。

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