2012年8月24日金曜日

マンチェスター・ユナイテッド CEO デイビッド・ギル氏 発言!

日経CNBC「Voice」より 文字起こしです。
マンチェスター・ユナイテッド CEO デイビッド・ギル氏 発言!

ニューヨークでの上場を決めたのは 
スポーツビジネスが理解されているからだ。

公開株への需要の高さをみれば明らかだ。
今後もNYSEとの関係を深めていきたい。

公開価格と株式発行数は 機関投資家など
長期保有株主を惹きつける水準にしたかった。

それでも 時価総額が23億ドルに達し 
世界最大のスポーツビジネスとなったのだ。

Q 最も急成長している市場はどこか?

6億5900万人のファンの半数はアジアからで
3年以内に 現地事務所を設立する予定だ。

米国においての可能性にも期待している。
提携相手とともに 市場を発展させていく。

Q 調達資金が債務返済に当てられないと
  ファンクラブからも批判の声が上がっている。
  上場で調達した資金の どの程度を返済に回すつもりなのか?

公開価格が14ドルに引き下げられたので
6500万ポンドほどを債務返済に当てる。

ただ 債務残高については 特に心配していない。
チームや施設に投資する資金は十分にあるのだ。

一方で オーナーにとっては 7年間もチームを
支えてきたので 投資の見返りを得るいい機会だ。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

先日のオリンピックで日本の男子サッカーチームが
熱闘を繰り広げた聖地オールドトラッフォード!

その地を本拠とする名門マンチェスター・ユナイテッドの
上場初日の結果は 必ずしも アメリカ人オーナー 
マルコム・ブレーザー氏にとって 期待通りとはなりませんでした。

終値は 公開価格と同じ 14ドルで その後も 冴えない
値動きが続いており 投資家は 冷めた目で見ているようです。

アメリカでは サッカーの人気は元々 低いのですが 
その冷めた目線の裏側には もっと 別の理由がありそうです。

元々 マンチェスター・ユナイテッドは 強くて 
負債なしの 模範的なサッカークラブでした。

しかし 2005年にブレーザー氏が買収した時の 借金が元で
財務が悪化し 現在 500億円もの負債を抱えています。

今回の上場で ブレーザー家の懐に 
100億円が入り 80億円が返済に回りました。

ファンの目には 借金返済を優先せず 自らの利益を
追求した 強欲なオーナーと 写っているようです。

そのため 十分なチーム補強もできず 
不信を囲っている事で ファンの不満が募っています。

できれば 笛を吹き オーナーに
レッドカードを突きつけたいところかもしれません。

(連日 ニュースで報道はされていたものの
 サッカーに明るくない私には 把握できないでいました。
 鎌田泰之氏の解説で やっと 理解する事ができました。感謝!)

0 件のコメント:

コメントを投稿