2024年6月22日土曜日

父親が嫌いになった時に読む本&スーパーコンピューター「京」&ブランクーシ&島津義久の句

夏座敷手ごね仕上げよ掌よ
詫び寂びのマイナスの美よ夏点前
夏茶碗わざとなゆがみ歪(いびつ)な美
夏茶碗自然の流れとむらを持ち
夏茶の湯茶碗の裏のきれいさび

■理想的本箱 君だけのブックガイド 
選「父親が嫌いになった時に読む本」

▪「生きるとか死ぬとか父親とか」著者ジェーン・スー
父と対峙したから書けた憎しみと愛のラブレター

▪「そして父にならない」著者 カトーコーキ
父から受けた呪いを父にならないことで解く

彼は自分の子供を自らの所有物と認識し
人格の境界線を曖昧にすることで
子供は親にコントロールされて然るべきとの考えを肯定した

▪「百」著者 色川武大(たけひろ)
衰えた父と新しい関係を見つけるための小説
ナルコレプシー(強い眠気が繰り返し起こる睡眠障害)を
色川自身も持っていた

■新プロジェクトX より
スーパーコンピューター「京」の開発に挑んだエンジニア
追永勇次氏と安島雄一郎氏と吉田利雄氏のドラマを拝見しました。
そして、陰の立役者は安島恵美さんであることを知ることとなりました。
胸が熱くなり涙腺崩壊となりかけました。
素晴らしかった!天才の頭脳戦を覗かせて貰ったような…。

■日曜美術館 アートシーン「ブランクーシ 本質を象る」展
コンスタンティン・ブランクーシ(1876-1957)の言葉
「対象の真の意味に迫ろうとすることで
 単純さに到達するのである」

「真なるものとは外面的な形ではなく
 観念 つまり事物の本質である」

■偉人・敗北からの教訓 
第49回「シリーズ③九州攻めと島津義久」
島津義久敗北の伏線
出る杭は打たれる
周囲を気にするのもほどほどに状況を考えることが必要

島津義久敗北の瞬間
優秀な駒も制御できなければ意味をなさない
重要な場面では自分を突き通すことも大事

1611年 79歳の生涯を閉じた義久の句
世の中の米(よね)と水とを汲み尽くし尽くしてのちは天つ大空
(世の中のあらゆる事を経験し尽くして 
その後は澄み切った大空のように思い残すことはない)

島津義久の敗北から学ぶ教訓
慢心はせず時代に合わせた力を養うべし

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