2024年5月30日木曜日

よみ旅!In大阪(後編)&偉人・敗北からの教訓第46回&「あるべきようは」&「だし」&「俳句の作りよう」

神山をすだちの花の甘き香
田植え終え水面の眉山と空揺れん
滲みでる本質描く風青し
雲の峰黙し人生肯定す
デッサンは声なき会話麦の秋

■夏井いつきのよみ旅! In大阪(後編)

お誘いに揺れるよ古稀の姥(うば)桜   江島照美
姥桜=春の季語
五百円玉二百六十三個や梅の花   梶谷幸子
梅の花=春の季語
坂登りゆくスーツの背初雲雀(ひばり)   大内秀美
初雲雀=春の季語
山本秀雄 

風車望みをかけてたたく鍋   野田邦雄
考える力にひらく桜かな   夏井いつき

税理士や肩もみ娘風光る   千住きよの
俳句ひとくちMAMO
風光る=春になると風の中に光の分量が増えてくるという春の季語
鳥の恋万博色に夢の島   田附(たづけ)緑

ROLANDさんの名言がなかった…。
寂しい…。

■偉人・敗北からの教訓 第46回「シリーズ家康③家康と嫡男・信康の切腹」
家康の敗北から学ぶ教訓
冷静に勝算を見極め人生の決断をすべし

■こころの時代 明恵上人の❝夢❞「あるべきようは」を生きる
阿留辺畿夜宇和 あるべきやうわ

からす河に猿のききめく音聞くも心澄むには悉曇(しったん)の字母(じぼ)
(インダス川)              (サンスクリット語)

くまもなく澄める心の月思ふらむ

あかあかや あかあかあかや あかあかや あかあかあかや あかあかや月

後ろの竹原の中 小鳥物にけらるゝと覚ゆる 行きて取りさへよ

手水桶に 虫の落ち入りたると覚えぬ 取り上げて放て

建永元年(一二〇六)十一月四日 天女像の夢
建歴元年(一二一一)十二月二十四日 青い重ね衣の女の夢

愛心なきは即ち法器にあらざる人なり

寛喜三年(一二三一)十月十日 虚空が我が身となる夢

毎年1月19日明恵上人命日忌法要が執り行われている

■夏井いつきのおウチde俳句
一分季語ウンチク「だし」

「だし」とだけ言われると料理に使うあの出汁ですか❓
まさかあれって季語ですか❓と思いそうなのですが
この「だし」とは風のことなんです
日本には様々な風の呼び名がありますこの「だし」のその一つ
江戸中期の方言辞書にこの表記があると歳時記には
解説があるのですが微妙に正体のはっきりしない風でして
方位などが今一明確じゃないんです
ただ成立にあたって船を出すのに利する風
船を出すのを手伝ってくれる風という意味はあるそうです
一つの説としては朝方陸から海へ吹く風ともされていますが
海の博士にもっと詳しく教えて欲しいです

■高浜虚子著「俳句の作りよう」
5月20日に楽天ブックスに注文してあったのですが、
遂に届きました。
どこにもないのに楽天ブックスさんが
注文を受けてくださり、探してくださいました。
自力では入手できなかったと思います。
楽天ブックスさんに心より感謝❣
糸井重里さ~ん❣これで勉強いたします❣
お教えありがとうございました。



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