2024年5月4日土曜日

富岡鉄斎&田丸雅智杯結果発表&桐野夏生の世界

(テオ・ヤンセン)風を食べ歩くアートや春の浜
(ストランドビースト)春の風のっしのっしと歩き出す
春の月共感力のなき人と
情念の強き人をり春思かな
春の夜や理解しようと吾を抑え

■日曜美術館 老いるほどに輝く~最後の文人画家・富岡鉄斎
万巻の書を読み 万里の道を行く
没100年

私の画を見て下さるなら画賛から読んでもらいたい   富岡鉄斎

自娯(ご)の精神 自らが楽しむ精神 文人家の精神
詩・書・画一致が大前提
富岡鉄斎こそが日本の文人家の最高峰 過分ではない

心のままに生きてきて年齢なんか忘れてる
自由へ逃れブラブラと我が天性に任せてる
本を枕にのんびりと寝るのは至福の一時だ
長生きしたよ米寿まで仙人なんかうらやまず
河野元昭 戯訳

指頭画を使っている 日本絵図 
万巻の書を読み 万里の道を行くを文字通り実践

鉄斎 曰く
私は読書が好きで心に適するところがあると
殆ど寝食を忘れるほどでついにはそれを
絵に描いて娯楽としている
人格で絵を描くのじゃ 根本は学問にあるのじゃ
人格を磨かなけりゃ描いた絵は三文の値打ちもない

蘇東坡(そとうば)を鉄斎は一番心酔していた
二人共12月19日が誕生日 印を東坡同日生とし愛用していた
「願書万本涌万遍」万願の書を読み万里の道を行くをモットーにする
鉄斎は嬉しくなってこの絵を描きこの印を押したという

今年は富岡鉄斎の没後100年。
西洋画が流入し新たな潮流が巻き起こった明治大正時代、
孤高を貫いた“最後の文人画家”、鉄斎の姿が紹介されていました。

■夏井いつき俳句チャンネル
田丸雅智杯結果発表!【後編】
上位句発表
いつき賞
傘立のどれもどか雪浴びた傘   めろ
正人賞
枇杷の花棺に傘をさすかかり   ナノコタス
田丸雅智賞
第3位 日傘科のくせに日焼けの研修医   古賀
第2位 入学や傘にトミカの絆創膏   深町宏
第1位 春三日月待合所の床の染み   秋野しら露

■作家・桐野夏生の世界 ~ドラマ「燕は戻ってこない」の魅力~
生きづらさを抱える女性
悔しさ
桐野夏生の見つめる先―
「燕は戻ってこない」の着想 女性の貧困 代理出産
主人公リキの魅力 リキは怒っている
桐野小説の魅力
グロテスク エリートの顔を持つ女性はなぜ夜の町で殺されたのか
現実に起きた事件をモチーフとした犯罪小説
今を生きる女性の悩みや痛み
今まで考えたことのない問題に直面する人間
現実は何が起きるか分からない
規範や道徳を打ち破る 読者の予想を超える主人公たち
一線を超える人 一線を越えた主人公の「変化」
追い詰められた夫婦
悩みながらそこ(代理出産)に手を出すというか
自分の遺伝子を残したい
バレエダンサーという設定
悠子自身が関与しない子作り 苦悩する悠子
いちばん おう脳する人物

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