2024年5月18日土曜日

花守会&「浦島草」&木暮陶句郎氏の俳句&2024短歌甲子園

桐野(夏生)読み吾と向き合わん雲の峰
弱さ知り強さ語らず夏の月
リビングのダウンベストと扇風機
電線を握りしめたる夏の鳥
夏鴬や雄に守られ子を育て

■夏井いつき俳句チャンネル
【花守会】誰が作った自己紹介句?
2024年4月6日伊月庵にて花守会(はなもりえ)開催
自己紹介で一句
花守会私の名前も桜です   本田桜
俳号に❝桜❞あります花好きです   亜桜みかり
俳句より教はる人ぞ桜餅   桜井教人
こもさんとよく呼ばれます夏の風   小物打楽器
房総の先っちょ暴走花嵐   暴走たまちゃん
俳号の名字は屋号山桜   (さゆり改め)空乃さゆり
心臓が右に有るのだ桜餅   理酔
親馬鹿と呼ばれて満開の桜   若
庵まで歩いて五分春日和   大五郎
風光るバスケがんばる六年生   けしみずちゃん
喉乾く麦茶の場所も分からない   けしみずパパ
大花見ここ数年の不投稿   マイマイ
花より団子だぶだぶのインド服   税悦
おだてたら枳殻(からたち)の木も登ります   小田寺登女
さくらさくらこれからの夢ぜんぶ叶う   天玲

Nice自己紹介でした!

■夏井いつき俳句チャンネル
一分季語ウンチク「 浦島草」

浦島というフレーズを聞けば真っ先に浮かぶのは
「浦島太郎」ですね
この「浦島草」というのも湿った土に生息する植物で
海岸近くにも生えるそうです
どんな形かというと植物の下の方にポットのような
ものが形成されそのポットの中からひょ~と細長い
蔓(つる)のようなものが伸びるそれが浦島太郎が
釣り糸を垂らしているように見えることから
「浦島草」と呼ばれるようになったのだそうです
この「浦島草」育っていく過程において
その土地の栄養が多いか少ないかによって
雄の花になるか雌の花になるか
変化するという特性もあるそうです
見た感じはちょっと暗めな色彩で決して華やかな花では
ないのですがどんなものなのか一度この目で見てみたいものです

■木暮陶句郎@tokuro1021
風よりも雨に柳の散りやすき 木暮陶句郞

■2024短歌甲子園 より
新米と呼ばれてるので将来は砂糖たっぷりポン菓子志望
畠山慎平
発車待つ新幹線の窓越しにさっき別れたあなたの苦笑
中村満里奈
月曜日恋も収集してほしい とうの前から燃えてるけれど
花岡杏吏
恋人が死ぬ夢を見た翌朝は死ぬ恋人がそもそもいない
西昂貴
ドア閉まり君と二人のエレベーター上がりっぱなしの恋エネルギー
東木場葵
始発バス揉まれてゆらぐ足元にまだ真四角のスクールバッグ
児玉りの
恋しいは「miss」であること 間違いのない感情に霧雨が降る
古谷明希歩
束になり泳ぐ魚に憧れる色恋前のルーティンワーク
酒井宏太郎
イチジクの解体新書あなたならきっと食べない部分がわたし
昆野永遠
「おかしも」は押さない駆けないしゃべらないもう戻らない君との時間
川上峻
ワクチンがないから今日も渦巻いて消えない新型コトバウイルス
藤井渚央
ダッシュから競歩に変わる点滅の青信号のあと一歩半
安田湖夏

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