2023年11月30日木曜日

死の迎え方 ヒトの穏やかな死とは

自然の中の人の営み隙間風
反省なきトマトケチャップ冬ざれ
冬の靄調教されたレタス食む
寒潮(かんちょう)や時間泥棒許す人
月氷る終わらぬ修業疲れ果て

■ヒューマニエンス「死の迎え方 ヒトの穏やかな死とは」
心的外傷後生長 PTG(PosttraumaticGrowth)
がん体験後の新しい人生観 5つの変化

人生に対する感謝 
一日一日を大切にするようになった 生きていることに感謝する

新たな視線 
生きがいについて考える 人生の優先順位が変わる

他者との関係
周囲に支えられていることに気づく 人の痛みや苦しみがわかる

人間としての強さ
人生の終わりを受け入れる 自分の気持ちに素直になる

精神性的変容 
超越的な力を感じる 自然への感性が鋭敏になる

緩和ケア 萬田緑平在宅緩和ケア医師
本人の好きなように苦しまないようにするのが僕の仕事
本人が決めた方法が人生の正解
それを徹底的にみんなで支えようじゃないか
私は医療を知っているから医療で支える 
心掛けていることは患者の心を明るくすること
寝ている時間が長くなると「棺桶に入る練習ですね」
「そんなんじゃ死んじゃうよ いいの?」
「ちゃんと動きましょ」と叱咤激励を飛ばす
大受けしていた

今どきの子どもには死ぬのを見せないですよね❓
死を知っている子どもと知らない子どもじゃ全然違う
それがばあちゃんの大事な仕事
最後の仕事だからぼーっと生きてるんじゃねえよって感じ
死ぬってこういうことだってちゃんと子どもに見せてあげたい
死ぬのを待つのではなく
「孫に死ぬ姿を見せなきゃいけないんだよ」
「ちゃんと格好つけなきゃいけないんだよ」
とか話をするとみんなにこにこしだす
死んだときには「ああ人生だった」と本人が言って
それを支えられたって家族は満足して
晴れ晴れしく亡くなっていく 人生成功で終わる
医療にとって死は失敗だけど私にとっては死んだときに成功で
「ありがとうございました」と言われるいい仕事

外科医は手術して助けてありがとうございましたと言われる
良い仕事だったけど今の方が喜ばれるし楽しい

殆どの人が医療用麻薬を誤解している
「医療用麻薬が効かなくなる」
「依存症になる」「最後に痛みが取れない」
これは全て誤解
痛くないようにして寿命は目一杯使いましょう
萬田緑平医師のしていることは「寄り添い」
僕は必ず子どもたちや家族に「ありがとう大好きだよ」
言わないと駄目だよと言っています
「頑張れ!頑張れ!」は可哀想
今までずっと頑張っていたのにまだ頑張れなの?
「頑張れ」は止めて欲しい
「ありがとう」と言うともみんな確実に「いい人生だった」と言う
「頑張れ」と言われて死ぬのと「ありがとう」と言われて死ぬのでは
天国と地獄
痛みをとって貰えればかっこつけられる

いとうせいこう氏
「死は孤独ではなく コミュニケーションの手段となる」

織田裕二氏
「ピンピンコロリが理想と思っていたがもっと欲が出てきた
 やりたいことをたればいい」
「しかし、ステージの上で死ねたら最高!とか言うけど
 ステージの上で死ぬのは迷惑」

ヒューマニエンスをずっと拝見してきたのですが
始めて感動しました。
このような切り口の番組制作をお願いいたします。

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