上勝町落葉前線通過中
後輩の紫綬褒章や神無月
木星と並んだ月や厳かに
佐那河内棚にずっしり生るキウイ
もっちもちたらいうどんの冬の山(土柱)
■あの本、読みました?
~吉本ばなな登場!知られざる創作の裏側
吉本ばなな×鈴木保奈美
担当編集者 石原正康氏 インタビューでは
ないことない事だったらしい。
吉本さんと石原さんの最初の出会い
「お盆の裏に原稿用紙が張ってあった。」は
塗り替えられた話だったようです。(笑)
「そんな素敵な話じゃない。アルバイトをしていた
孔雀茶屋(糸井重里氏が経営する喫茶店)で会いました。
「人生の経験値を増やすため」に重要なこととは?
https://diamond.jp/articles/-/182646
孔雀茶屋で益子由美さんと一緒でした。
彼女に「キッチン」「白河夜船」「アムリタ」等の
カバーイラストを描いてもらいました。
糸井重里氏は店はなくなったが二人も
素晴しい才能のある人が巣立ってくれたことを喜んでくれています。
バイト中に創作はしませんでしたが
ゲラの原稿修正をしたりしていました。
仕事しながら仕事をしていたということになります。
当時のヒットは予想外。
経験してから10年位してから書いている。
経験してすぐには作品にできない。
いつも-10歳の人を書いている。
家族は生々しい存在です。
自身の家族も疑似家族的な距離感がありました。
強烈な人を箱に入れているといった感じ。
私の場合、家族を書かずにはいられない。
男性キャラは吉本ばなな男版です。
例えば「吹上奇譚 第1話」の序文
水入りの重い手桶を持ってくれたし、
お墓の周りの木にあげる水が
足りないかもしれないと、
近くの水道まで
再度汲みに行ってくれた。
この力持ちの好青年がいたことが
ひたすらありがたかった。
美鈴はつぐみより性格がダーク
「TUGUMI」は覚えていない❓
保奈美はアンチつぐみだった
綺麗で病弱でわがままでずるいこの人って思っていた。
「TUGUMI」の一文
つぐみが本当に意地悪そうに
「ざまあみろ!」
と叫ぶと、ポチはワン、とほえた。
「どうしてそんなことを言うのよ」
とあきれた私が言うと、
「犬畜生に言葉がわかってたまるか」
と笑ってつぐみは海を見ていた。
女性キャラは友達のしたくないタイプ
自分の中になかったのでつぐみを書く時は苦しかった。
描きたいテーマありきのキャラクター
執着が強い状態から解き放たれていく物語なので
執着が強くて大胆な性格じゃないと駄目じゃないですか
テーマが書きたいから主人公を上手くフィットさせていた。
力技で決めたエンディングへ持っていていた
ビジュアルでイメージしている
「吹上奇譚」の続きは構想がある
長編を書くという根気が私にはないから…。
現在は1/4、分冊にすれば頑張れるかもしれない。
自己分析も冷静にしている。
プロジューサー的な視点でも見ている。
まだ、主人公の恋愛が描けていない。
次のシリーズで描きたい。
作品のキャラにインタビューしながら執筆。
現在、恋愛至上主義でなくなってきています。
時代の先を読んでいた?
作品の男性主人公に関して、出版直後非難を浴びた。
現在、みんなそうなってきている。
若い人は今この作品を読んで自分のことが
描かれているみたいと言われている。
時代が追い付いてきた。
「吹上奇譚」の結末は大体見えてきている。
主人公は母に執着している。
吉本ばなな女史!最高に素敵でした。
何度繰り返し拝見してもまた、新たな発見が…。
鈴木保奈美女史にも魅了されました。
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