2023年12月1日金曜日

棟方志功・応挙・芦雪の言葉&万国旗で一句

五感を刺激シズル効果や紅蜜柑(あかみかん)
既知との遭遇あらん冬の朝
星冴ゆる記憶の欠片煌めきり
永遠にした時間を生きん冬の雨
北颪(きたおろし)無限の救い無下にせり

■日曜美術館 
棟方志功 板の命を活かす より
驚イテモ、オドロキ限(き)レナイ、
歓コンデモ、ヨロコビ限レナイ、
哭(かな)シンデモ、カナシミ限レナイ。
ソレガ版画デス。
ソウイウ無限際ノモノニ、
亦、遊バセテ貰ツテヰル、
ワタクシハ、シアワセモノデス。
棟方志功

シン・芦雪伝 より
絵はどのような姿勢で学ぶべきかを語った
応挙の言葉が残されています
「萬誌」祐常筆
師の手本を写さず
自分勝手に何でも描くことは
正さなければならない
ただ手本を写すだけの
教え方はよろしくない
絵を学ぶ者は
法を捨てるべきではない
ただ同時に
法にとらわれすぎてはいけない

「呼鶴」というのは
絵には一羽しかいませんが
メスを呼ぶ図なので
(見えなくても)
二羽いるという絵なのです
しかしご依頼ということなので
書き加えました
毎回お世話になっております
お海苔をお送りいただき
加えて御礼申し上げます

■プレバト纏め 2023年11月30日
万国旗で一句

名人・特待生昇格試験
永世名人 俳句史に残る句集作り
村上健志
万国旗隠し持つ手の如き鵠(くぐい)
(鵠 冬の季語 白鳥の別名)
添削
万国旗抱くか白鳥の羽撃(はたたき)

名人
森口瑤子
冬虹のかけらとなった万国旗
(イメージは美しい 発想と感覚が素晴らしい
 冬虹と万国旗の取り合わせは詩としての要素がいっぱい
 冬虹は冬に雨のあとに出る虹 冬の季語
 かけらが勝ち感じがするので解り易い表現にするとよい)
添削
冬虹に溶けて万国旗の残像

特待生
森迫永依
万国旗小春の影を落としけり
(小春 冬の季語 本格的な冬の前の春のような陽気のこと
 平和の象徴のような万国旗が影を落とす光景に心惹かれた
 今の世界情勢の出来事が心をよぎったから下五が必要だった
 けりが正しく使われている 今ハッと気づいたその感動が「けり」)

次回のお題はお弁当

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