出荷待つ日日草の赤く燃え
今日もまた鍛うミエリン梅雨の星
梅雨の空再ミエリン化待ち焦がれ
ニーチェ説く永劫回帰ついり雲
仏教や輪廻転生西日射す
■プレバト纏め 2023年7月6日
冷やし中華で一句
永世名人 ジュニアのお手本
千原ジュニア
町中華日傘を開く最後尾
(考え抜かれた語順。カメラワークが良かった。季語が主役に立っている。)
永世名人への道
横尾渉
炎天の列や限定二十食
(炎天や限定二十食の列 千原ジュニア)
特待生昇格試験
中田喜子
遠き日の銀座冷麵(ひやめん)待つもよし
(「遠き日」思い出を含んだ時間情報。思い出が心の中。
今自分はそれを待っている。思い出と共に来るの待っている。
冷麺を待つ時間と二つ重ねて、読み手に共有させている。
「遠き日」長い時間「待つ」
短い時間この時間軸を上手くダブらせている。)
1位 水野真紀
冷やし中華明日(あした)も朝練あるってよ
(明日はあすと読んだ方がリズミカル。)
2位 弓木奈於
夏風やふるさと恋し甘酢の香
添削(三段切れ。語順。)
ふるさとの夏風恋し甘酢の香
3位 八嶋智人
玉の汗金糸玉子を刻む子や
添削(私感 金糸玉子は錦糸卵と記すべきでは❓)
金糸玉子きざむ子の指汗の額(ぬか)
4位 椿鬼奴
冷やし中華残りし胡瓜母にらむ
添削(中七の表現があいまい。)
冷やし中華胡瓜残せばにらむ母
次回のお題は「パフェ」
■夏井いつき俳句チャンネル より
【季語】「花冷」を深掘りしてみました!
小学館 日本国語大辞典
花冷とは桜の咲く頃、急に寒くなること
また、その寒さ 春の時候の季語
河出書房新社 歳時記には
花冷え 花の冷え 花冷ゆる が傍題に掲載されている
角川書店 昭和三十九年刊行
花冷え 傍題なし
講談社 昭和五十三年刊行 編者:鷹羽狩行
花冷 桜冷
講談社 昭和五十七年刊行
花冷 傍題として花の冷え
大泉書店 昭和六十一年刊行 編者:水原秋櫻子
花冷 「自然」に収録
講談社 平成十二年版
花冷 傍題として花の冷え
雄山閣 平成十三年
花冷え 花冷ゆるの例句が掲載されている
角川学芸出版 平成二十年
花冷
角川書店 令和四年刊行
花冷 傍題は無し 例句には桜冷 桜の冷えが掲載
時代と編者によって把握の仕方、考え方の違いがある
歳時記に絶対はない
自分の意志をしっかり持つと良い
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