夏の雨迫りくる山独りぼち
きらきらと揺蕩う(たゆたう)水面夏の月
夏霞日毎に消ゆる記憶かな
亀の子や伝える気持ちなかりけり
合成の誤謬蔓延井水増す
■理想的本箱 君だけのブックガイド
「友達と絶交した時に読む本」
▪「空気」を読んでも従わない 著者 鴻上尚史
「世間」と「社会」
「社会話」をしよう
息苦しさを感じたら緩やかな世間を持つ
知らない人と会話する
「世間」は守って貰えるけれど逃げられない
同調圧力が強い日本
多様な視点、価値観を持ち心を自由にする
世間と絶交しても社会はあり続ける
▪それから 著者 夏目漱石
「映像の帯」
代助は裕福な家の次男で定職に就かずに
父親のお金で悠々自適な生活をしていた
代助は愛していた三千代を親友の平岡に譲って
結婚をさせてしまう
三千代と再会することで大きく話が進行することになる
人は何を覚悟して絶交するのか?
三千代(末岡いずみ)をめぐって
代助(福士誠治)と平岡(川野直輝)の友情の破綻
代助にとっては人生はじめて自分で舵を人生を決める決断をする
▪おともだち 著者 高野文子
大正時代の港町の女学校が舞台
歌劇「青い鳥」の配役を巡っての物語
繊細に練り上げられた古典的な友情の物語
「映像の帯」
少女ならではの繊細な脆い優しい気持ちが詰まっていました。
心に刺さる言葉が多かった。
露子の笛子に対する憧れ、嫉妬心といったものを
乗り越えて友情と気付くところと
繋ぎとめようとするところが愛おしかった。
心の動きを説明しないそれがこの作品の凄み。
余白と余韻の多い作品。
別れたくないどうしようもない絶交の気持ち。
■名言
ルソー 曰く
「所有している金銭は自由への手段であるが、
追い求める金銭は隷属への手段である。」
ボーリンクブルック 曰く
「欲望と感情は人間性のバネである。
理性はそれを統制し、調節するブレーキである。」
アルバート・アインシュタイン 曰く
「想像力は知識よりも重要だ。
知識は限られているが、
想像力は世界全体を包み込み、
進歩を刺激し、進化を生む。 」
0 件のコメント:
コメントを投稿