日経CNBC Voice より 文字起こししました。
デルタ航空 CEO リチャード・アンダーソン氏 発言!
Q 厳しい経済状況に加え 燃料価格も上がっているのに
何故 航空業界は好調なのか?
この10年の業界再編を経て
航空業界は目覚ましい進化を遂げた。
資本利益率を 継続的に向上できる体質に変わったのだ。
Q 業界再編で 輸送力は かなり 削減された筈だ。
輸送力の増強は 今後の課題か?
航空会社の数は 現在のレベルが適正か?
デルタの輸送力に 増減はない。
燃料価格と需要をみて 輸送力を調整しているからだ。
輸送コストを 運賃でカバーできる様に
バランスを取るのが 最も重要だ。
Q 航空会社として異例だが
昨年末 デルタは製油所を買収した。
その理由は 燃料コストに どんな影響が出てくるのか?
この3年間で 最も増加したのは燃料コストだ。
1バレル当たり20~40ドルも支払ってきた。
製油所の買収は 単純な垂直統合だ。
777型機を1機購入するより 安い投資だ。
以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。
「食うか食われるか!」アメリカの航空業界は
まさに そんなサバイバル業界でした。
2001年の同時多発テロで乗客が減少!
10社以上あった業界で生き残りをかけた
業界再編ドミノが始まりました。
そして 今年2月 世界4位のアメリカン航空と
10位のUSエアウェイズが合併を発表。
ユナイテッド航空 デルタ航空 アメリカン航空の
3強時代に突入しました。
輸送実績では 事実上 世界3強と為った
これら3社が 安定した収益の増加を目指す上で
次に注目するのは何でしょうか?
実は 日本です。
IATA国際航空運送協会は 地域別利益で
今年は 経済成長著しいアジア太平洋地域が
北米を上回ると予想しています。
3社は アメリカから日本 そこから アジア各国へ
飛ぶ路線の確保に 躍起に為っています。
ただ 一方では 格安航空会社や 台頭著しい
エミレーツ航空等 中東との競争が 待ち受けています。
本国で生き残った3社の前途には 新たな
ライバルとの 熾烈な競争が 待ち受けています。
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