日経CNBC Voice より 文字起こししました。
オーストリア中央銀行 総裁 エーバルト・ノボトニー氏 発言!
政府と中銀が きちんと宿題をやったお蔭で
1年前と比べて 欧州の経済情勢は改善した。
財政面では ずいぶん前向きな状態に為った。
ただ EUが抱える問題は 実体経済にある。
まだ 十分な経済成長率に達していない。
オーストリアやドイツの他 EU域外の
ポーランド スウェーデンはプラス成長だ。
しかし 南欧諸国の殆どが 今なお
マイナス成長に留まっている状況だ。
来年には 改善される事を期待しているが
南北間の成長格差は 解決すべき課題と為っている。
Q 今の日銀の政策によって 円安ユーロ高が生じている。
米国は 事態の推移を注視しているが
欧州は どの様に考えているか?
勿論 日本の金融政策を見守っているが
「通貨戦争」等と言うのは 度が過ぎている。
日銀と日本政府は デフレ進行を
阻止する為に実施している。
道理に適っているし 私は 大して心配していない。
以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。
日本のデフレ対策は意味がある!と述べたノボトニー総裁!
折りしも 日本株はアベノミクスを
背景に 再び 上値を試す展開です。
特に 日米首脳会談後 TPPの交渉参加に
安倍総理が 意欲をみせてからと言うもの
日経平均は4年5か月ぶりの高値水準にあります。
それまで 金融緩和期待を背景にした
為替の円安が 相場の牽引要因でしたが
TPPが新たな買い材料として加わった形です。
TPP交渉の参加国は 現在11か国
現在は相手国の輸入関税や
非関税障壁の撤廃を どれだけ勝ち取れるか?
丁々発止の議論が進行中の様です。
「TPPに参加すれば 貿易が活発化し 倉庫会社は恩恵を
受けるだろうし 海運業者も利益を享受できるだろう!」
株式市場は今 まさに TPPの良いとこ取りの
予想を呈していますが 参加国の間では熾烈な
交渉が行われ 実際は そう巧くはいきません。
理想買いから 現実を直視した銘柄の
選択が いずれ 迫られる事に為ります。
投資家の選択眼が まさに これから 試されるでしょう。
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