日経CNBC Voice より 文字起こししました。
豊嶋広氏 曰く・・・。
ホワイトハウス地下にある「シチュエーションルーム」
作戦司令室とも訳すべき この部屋は
ケネディ大統領の時に作られました。
例えば ウサーマ・ディン・ラビン殺害 オバマ大統領が
ここから 指示を出した様に 戦争や緊急事態の際の
司令塔に為る アメリカの安全保障の中枢と言えます。
3月13日 この部屋に何人もの民間人が招かれました。
それ自体 珍しい事でありますが 今回は アメリカを
代表する 大企業のトップが ずらりと顔を並べました。
テーマは サイバー攻撃!
会議を終えて出てきた 軍事関連にも強みを持つ
この企業のトップの話を聞いてみましょう。
ハネウェル・インターナショナル 会長 兼 CEO デビッド・コート氏 発言!
Q 深刻化しているサイバー攻撃問題への対応で
政府と民間企業の協力は 十分でないと言われている。
今回の会合で 協力体制が強化されたという印象か?
サイバー攻撃は 実に 恐ろしい問題だ。
何が起こるか分らない事が 一番の心配だ。
未知なる重大な脅威で その打撃は計り知れない。
サイバー・セキュリティー強化の必要性について
会合に参加したCEO全員が支持を表明した。
懲罰処置など 具体的な対策は話さなかったが
大統領を含め 慎重さと柔軟性の必要性を確認した。
サイバー攻撃による脅威は 急速に変化している。
Q 今回の会合は ホワイトハウスで危機管理を話し合う
「シチュエーションルーム」で開かれた。
その点に興味をそそられるのだが
今後の戦略などについて説明を受けたのか?
その情報を知っている事に感心するばかりだ。
それについては 暴露するつもりは一切ない。
この様な微妙な問題について議論する時は
内容が外に漏れない事を 極力避けなければ為らない。
それが一番安全で賢いやり方なのだ。
以上でした。
豊嶋広氏 曰く・・・。
コート氏が ジョークを交えながら 政府の戦略について
はぐらかした事 自体が アメリカ企業を取り巻く
サイバー攻撃の重大さを示しています。
今年1月 ニューヨーク・タイムズで
中国要人周辺のスキャンダルを書いた記者の
メールアカウントに 不正侵入があった他・・・。
ウォール・ストリート・ジャーナル
北京支局のサーバーも攻撃されました。
Twitter Facebook Apple と被害を受けた企業の数は
枚挙に暇がなく Internet security会社の マンディアントは・・・。
一連のサイバー攻撃に 中国人民解放軍が
関与したとみられる!とする報告書を纏めました。
オバマ大統領が就任したばかりの
中国の習金平国家主席に お祝いのTELをかけた際
サイバー攻撃の問題にも触れた!とされています。
0 件のコメント:
コメントを投稿