日経CNBC Voice より 文字起こししました。
ラファーティ・キャピタル アナリスト リチャード・ボーヴェ氏 発言!
銀行業界は ここ数年 非常に
業績がよく それは今も変わらない。
主要な指標を見ても 四半期決算の
数字は この3年半毎回前年を上回っている。
去年は収益が19%増え 純利益は1450億ドルで
過去2番目の好業績と為った。
更に今年 第1四半期は過去最高益と為る見込みだ。
銀行にこれほどの 余剰資金があったのは
1938年以来で 自己資本比率は過去最高と為っている。
Q では 配当を出すのは どの銀行か?
ほぼ全行が増配と為り 大幅に
増やす銀行もあるが 額は小さい。
例えば バンク・オブ・アメリカは100%増配でも
今の額が8セントなので 大した額ではない。
しかし 銀行株は今後 大幅に上昇するだろう。
銀行株は 好況期でも簿価の2~2.5倍で取引されるが
現在 簿価を下回る株価で取引されている。
銀行株は 今 軒並み買いのチャンスだ。
以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。
「ほぼ全行が配当を増やすだろう。」
ボーヴェ氏のこの言葉で この日はJPモルガンチェース
シティグループが 過去1年の高値を更新しました。
アメリカの大手銀行は 増配や自社株買いを
実施するには FRBの認可が必要です。
折りしも この日 FRBは取引終了後に
金融大手18社を対象にした ストレステスト
健全性審査の1回目の結果を発表しました。
1社を除き 17社について 自己資本は
一層強化されたとして 合格点を与えています。
そして 1週間後の2回目の発表では いよいよ
各行が提出している増配や自社株買い等の
資本計画について 認可するか如何か判断します。
元々 S&Pの金融株指数は 2007年の史上最高値から
およそ まだ 5割安く 出遅れ感を指摘されています。
製造業の自社株買いや増配が 株価を押し上げた様に
今後は S&P500指数を史上最高値に導くのかもしれません。
今週の纏め・・・。
日経平均が リーマン・ショック前の水準まで戻ってきました。
東京市場は アメリカ市場と違い 高揚感に包まれています。
アベノミクスへの期待 景気は気からと言います。
日本は それを証明する事が出来るのでしょうか?
世界が注目しています。
私感
スタンレー・ドラッケンミラー氏の
ご意見を伺い吃驚してしまいました。
私如き人間の考えと あまりにも近かったもので・・・。(嬉々)
リチャード・ボーヴェ氏のご意見には 違和感を感じました。
今後 日本以外 欧州 アメリカでは
金融機関に対して 規制が強化されていきます。
2015年までは アメリカの銀行株は
買いだと言われたのでしょうか?
その事を踏まえると 銀行株を所有する事は
個人にとっては あまりにも危険と感じたのは私だけでしょうか?
運用を中長期で見ている人間にとっては
爆弾を抱える事に等しいと思うのですが・・・。
個人が利益を得る為の情報操作なのかしら?
何て 穿った見方までしてしまいました。
今週も 勉強に為る番組を放送して貰い
ありがとうございました。
来週も 楽しみにしています。
感謝を込めて・・・。(禮)
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