日経CNBC Voice より 文字起こししました。
米共和党 下院議員 ポール・ライアン氏 発言!
大統領は 過去最大規模の増税を行ったのに
今度は その増税分で 更に 歳出を増やすつもりだ。
これでは 税制改革はおろか
経済成長と 雇用創出の可能性も無くなる。
強制削減が発動したにも関わらず 歳出は
オバマ大統領の就任以来18%も上昇した。
歳出が問題なら 財政赤字は大問題だ。
強制削減は最善の解決方法ではないが
共和党なら財政問題を解決し
経済成長と雇用創出を果たし 債務危機を防げる。
Q その予算案には 社会保障改革も含まれるのか?
その通りだ。社会保障改革なくして 債務危機は防げない。
共和党は大人になって そうした改革を何年も訴えてきた。
大統領は 遊説ばかりで 対策すら出さない。
膠着するのも当然だ。
大統領は 社会保障改革を含む
包括的な財政再建合意には 全く興味がない。
自らは 対案すら出さず 共和党を非難するばかりで
その結果が 今の何も進まない状況だ。
以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。
今回の強制削減は 今後10年で1兆2千億ドルにのぼり
その半分が国防費です。
直ぐに 大規模な削減が始まる訳ではないものの
多くの懸念が現実のものと為りそうな雲行きです。
今後 アメリカの財政問題は 二つの大きな山を迎えます。
一つは 3月27日に期限を迎える 暫定予算の終了です。
財政赤字削減策で オバマ政権が
共和党と合意できていない事で 現在
暫定予算で行政機関が賄われています。
その期限を迎えれば 政府機関は
閉鎖に追い込まれる事に為ります。
そして 二つ目は 5月29日に債務上限の
暫定的な引き上げの期限を迎えます。
既に 法律で定められた上限の
16兆4千億ドルを 突破しています。
臨時に法律を制定し 現在 新規国債発行のもとで
金利の支払いなどを行っています。
同時に 設定された非常措置で 実際には
8月までデフォルト 債務不履行は回避できます。
とは言うものの 一昨年の債務上限引き上げ問題では
アメリカ国債の格下げが 現実のものと為りました。
今回も アメリカの格下げに波及するリスクが高く
金融市場は 大きく揺さぶられる事に為り兼ねません。
史上最高値を睨む NYダウ!
高値波乱の芽が摘み取られずにいる事は確かの様です。
今週の纏め・・・。
アメリカのIT革命は 東西冷戦が終わった後の国と
政権下の下 軍事比率が民間に転用された事が始まりでした。
安全保障が 先端技術を磨いたと言えます。
歳出削減が アメリカの国力低下に繋がれば それは
世界の経済成長に 重大な影響を与えるでしょう。
政治が再び 緊迫化するのか?
世界は外野から見守るしか 術がない様です。
私感
今回の円安に関し エーバルト・ノボトニー氏
の発言を伺い 一安心しました。
リーマン・ショック時の為替と比べるべきではないでしょうか?
超円高時と比べるのは あまりにも稚拙に感じています。
それに即 反論しない 日本政府 報道機関にも
責任の一旦があるのではと・・・。
CNBCのキャスターの言動が 世界の目ではないでしょうか?
ここまで 放置していた事に 腹立たしささえ感じています。
まだまだ 日本は円高だと思います。
日本の実力は 過大評価されているとしか思えません。
身の丈に合った為替水準に為る事を願っています。
今週も 素晴らしいご提言に 感謝申し上げます。(禮)
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