2013年1月23日水曜日

米国トヨタ販売 社長 ジム・レンツ氏 発言!

日経CNBC Voiceより 文字起こしです。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

先日 アメリカのデトロイトで 
恒例のモーターショーが開幕しました。

世界のメーカーが集結した会場では 初公開となる
新車が50台を超え 例年にない 熱気に包まれています。

去年の北米新車販売は 1449万台余りと為り
リーマンショック前の2007年以来の高水準を記録しました。

折りしも 開幕した翌日 世界銀行は 今年の世界の
経済成長率を3%から 2.4%に下方修正しました。

成長に欠かす事が出来ない 自動車の展示会が華やかで
熱気がある一方 世界銀行が成長率予想を下方修正!

モーターショーは 一時の宴に過ぎないのでしょうか?

米国トヨタ販売 社長 ジム・レンツ氏 発言!

Q 自動車ショーは活気づいている。
  これほど盛況なのは久し振りでは?

2006年か07年以来の盛況ぶりだろう。

笑顔の多さと 各社のコンセプト車展示の
豪華さが 業界の大きな改善を示している。

Q 昨年の北米トヨタの売上高は前年比22~23%増で 
  見事に返り咲いたが 今年も前年並みの販売増を
  見込めるか?22%もの成長は到底 無理ではないか?

我が社に限らず 業界全体でも
多くの予測の通り 3%増が関の山だろう。

ただし 昨年は売り上げの4割を 新製品が占めた。
今年も 9つの新車を投入予定だ。

昨年のモデルと 今年の新製品が3分の2を占める
商品ラインは 消費者に魅力的だろう。

Q 今年の米市場規模は 1550万台との予想が多い中
  トヨタは 1470万台とかなり 慎重な見立てだが?

第4四半期は 当初1430万台で推移しており 
増加分を約50万台と見込んだ。

ただ 年末の売り上げは 結局 1450~1500万台
だったので 市場の予想は もっと 多くなっている。

慎重な理由は 景気次第だからだ。

我々は 楽観的だが 第1四半期の
景気動向が 業界全体の行方を占うだろう。

以上でした。
鎌田泰幸氏 曰く・・・。

アメ車復活!排気量6.2ℓ V8エンジン 450馬力のハイパワーを
実現した 新型コルベットを前に GMのルース副社長は

「これがどんな車だって?私だっていつかは 
 欲しいと思う車だよ。」と 語りました。

GMが強気な背景には シェール革命があるのです。

石油が枯渇する懸念が薄れ 消費者は燃費よりも
走る楽しみを優先すると読んでいるからです。

一方 迎え撃つ日本勢は 環境に配慮した
先端技術を前面に出しています。

トヨタは 高級ブランドレクサスのハイブリッド車を強化!

日産も 低公害型クリーンディーゼルを
採用した車を提案しています。

アメ車対環境車の対決の年と為りそうな雲行きですが
日本勢は やや分が悪いようです。

去年 日産の電気自動車リーフの
売れ行きが予想を大きく下回りました。

カルロス・ゴーン社長は 値下げを決める一方
北京の大気汚染のニュースで分かるように
ゼロエミッション車は 必ず 定着すると述べています。

アメリカのシェール革命は いよいよ 消費者の
思考をも 大きく変えようとしているのか?

アメリカ復活の烽火と為るのか?
世界の関心は 宴の後に注目しています。

0 件のコメント:

コメントを投稿